ディスパッチャーの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
ディスパッチャーの業務スケジュール
大手の航空会社では、24時間365日体制で運航を管理しています。
ディスパッチャーは1便1便フライトプランを作成し、さらに飛行中も1便1便監視を行わなくてはならないため、24時間体制で仕事を行います。
勤務体制は主に日勤・夜勤・早番・遅番といったシフト制です。
大手航空会社の場合、ディスパッチャーはそれぞれチームに分かれており、国際線担当・国内線担当といった路線によって分かれているだけでなく、大型機・小型機など機種によって担当が決まっていることもあります。
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ディスパッチャーの1日(早番)
ディスパッチャーの1日(夜勤)
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ディスパッチャーの勤務時間・休日
ディスパッチャーの勤務時間
たくさんの航空機が離着陸する大きな空港になると、朝も夜も関係なくさまざまなスタッフが働いています。
ディスパッチャーは、航空機の発着時間に合わせた勤務をしており、空に関する情報の収集や監視を行うため24時間・365日態勢で働いています。
複数のディスパッチャーが交代制で勤務する形が一般的で、早朝に出勤して日中の時間帯に働く日もあれば、午後から出勤して夜まで働く日もあります。
とくに国際線を担当する場合には不規則な勤務になりがちです。
フルタイムで働く場合、1日の実働は8時間程度となっています。
時間がきたら次のスタッフと交代するため、何か大きなトラブルが起こらない限り、残業時間はさほど多くありません。
ディスパッチャーの休日
フライトは、土日祝日だからといって休みになるわけではありません。
ディスパッチャーも平日・週末関係なく働いており、休日は交代制でとることになります。
シフトは勤務先によって若干異なりますが、「4勤2休」で「月に10日程度」の休みが一般的なようです。
なお、空港は世間が休みの年末年始やゴールデンウィークなどになると、お客さまが一気に増えてとても忙しくなります。
ディスパッチャーがこうした時期に連休をとることは難しいですが、余裕のある時期であれば、他のスタッフとの調整によって、好きなタイミングで有給休暇をとることも可能です。
ディスパッチャーの残業時間
ディスパッチャーの業務は、基本的には交代の時間がきたら次のディスパッチャーに仕事を引き継ぐため、残業はさほどありません。
ただし、急な天候の悪化や機材トラブル、運航スケジュールの変更などがあった場合は、残業を強いられることもあります。
ディスパッチャーの夜勤
ディスパッチャーの勤務体系はシフト制であり、勤務地によって夜勤も入ってきます。
たとえ旅客機の離着陸がない時間帯も貨物輸送が行われていますし、上空を通過していく飛行機を監視することもディスパッチャーの仕事のひとつです。
また、深夜や早朝のフライトに合わせて、空港内を移動する航空機についても監視しています。
大規模な空港では24時間の対応をしており、一部の地方空港などを除くと、夜勤のない現場はほとんどありません。
ディスパッチャーは忙しい?激務?
ディスパッチャーの仕事は知識と経験がものをいいます。
航空機に関する仕事は、ちょっとのミスが重大な事故につながる恐れもあるため、特に集中力が求められます。
「絶対にミスが許されない」という覚悟を持ち、人命を預かる責任感を感じながら仕事をしなくてはならないため、精神的な強さが求められます。
労働時間の長さや仕事量についてはさほど問題ありませんが、仕事をする上での責任の重さやプレッシャーを強く感じる仕事ではあります。
ディスパッチャーの休日の過ごし方
ディスパッチャーは集中力が求められることから、休日はリラックスしゆったりと過ごす人が多いです。
転勤などで地方に赴任している場合は、家族と過ごす時間を持ったり、現地の観光地めぐりをしたりする人もいます。
精神的にプレッシャーの強い仕事であるだけに、適度に気分転換をし、リフレッシュする時間を持つことは大切だといえるでしょう。