コンサートスタッフのやりがい・楽しさ・魅力
コンサートスタッフのやりがい・楽しさ
ステージエンジニアのやりがい
音楽や映像はステージと切っても切り離せないものであり、ステージを盛り上げるためには欠かせないものです。
自分の手掛けた音響や映像が、大きなステージを飾ることはエンジニアにとって大きなやりがいです。
エンジニアとしての仕事が認められれば、次もアーティストから指名が入る場合もありますし、ステージがDVDや配信などで多くの人の目に触れることになれば、その日にステージを見た人だけでなく、より多くの人に楽しんでもらえることになります。
自分の仕事が後世まで残り続ける可能性があるということも、ステージエンジニアのやりがいの1つでしょう。
ローディーのやりがい
ローディーの仕事は非常に奥が深いことで知られています。
機材ひとつひとつの重量や形状、耐久性を考えながら積み上げる順番を決めなければいけないのはもちろんのこと、振動への強さや磁気の影響を考えて積み込む位置を決めることも重要なポイントになります。
また、楽器のチューニングをしたり弦を張り替えたりするのは細かい手作業を伴いますし、音程の違いやノイズを聞き取ることができる耳の良さも求められるなど、楽器や機材に関することだけではなく音楽そのものへの理解も重要です。
こうして日々技術を磨く面白さがあるのが、ローディーの仕事の大きなやりがいといえるでしょう。
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コンサートスタッフの魅力
ステージエンジニアの魅力
舞台演出を考えるのは演出家やディレクターではありますが、実際の公演中に舞台効果で盛り上げるのはステージエンジニアの仕事です。
コンサートの成功は、ステージエンジニアにかかっているといっても過言ではありません。
音響エンジニアは観客席のすみずみまで最高の音を届け、照明エンジニアはタイミングよく効果的にライトをコントロールします。
映像エンジニアは、後ろの席からでもアーティストの生の表情が捉えられるようプロジェクターに映し出したり、バックスクリーンに格好良い映像を流したりして演出効果を高めます。
これらの舞台効果と、アーティストのベストパフォーマンス、観客の盛り上がりが合致した時の一体感はステージエンジニアにとってこの上ない魅力であり、人に感動を与える仕事の喜びを感じる瞬間です。
ローディーの魅力
ローディーの中でもベテランになると、楽器や機材の運搬・セッティングばかりではなく、アーティストやミュージシャンの命ともいえる楽器のチューニングやメンテナンスを任されるようになります。
自分の手入れひとつで音の良さが左右されるため、難しく神経を使うものではありますが、ベストのコンディションで出演者に楽器を引き継ぐことができ、気持ち良く演奏してもらえた時には最高の気分を味わえます。
もっとも出演者との距離が近い職種であるともいえるローディーにとっては、アーティストからの信頼を得られること、自分のセッティングした機材でステージが成功することが大きな魅力といえるでしょう。
その他のスタッフ
設営、受付、警備などその他のスタッフはイベント系の派遣会社に登録し、必要な日程に会場へ派遣されます。
設営スタッフはコンサート前日までに会場の準備を整え、受付、警備スタッフはコンサート当日にそれぞれの業務を果たします。
事務や販売などの派遣社員が多い中でイベント系の派遣会社に登録するのは、音楽やエンターテインメントを愛する人がほとんどです。
こうしたステージに観客としての立場ではなく、スタッフの一員としてかかわれる仕事には、彼らにとってやりがいと魅力が詰まっているといえるでしょう。