コンサートスタッフの勤務時間・休日
コンサートスタッフの勤務時間
コンサートスタッフの勤務時間は、催されるライブやコンサート、舞台などのスケジュールや内容により異なります。
有名アーティストのコンサートだと18時~19時に開演が多いですが、会場入りの時間やリハーサルの長さはアーティストによりまちまちであり、勤務時間も一定していません。
エンジニアやローディーは月給制であっても残業代がつかないことも多く、完全歩合制や1公演ごとの契約であることも少なくないため、勤務時間が長引くほど割に合わない現場になってしまうという問題もあります。
これに対し、受付や警備などの派遣スタッフは時給で働くため、労働時間と収入が比例するのが特長です。
月間や年間の合計労働時間で見ても、どのような現場にどんな頻度で入ったかにより異なり、労働時間と収入も比例するものではありません。
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コンサートスタッフの休日
土日祝日は出勤
この業界で働く人は土日や祝日に必ず休みを取れるとは限りません。
コンサートやライブなどのイベントは、多くの観客が足を運べるよう土日や祝日などの世間の休みの日に集中していることが多く、必然的に年間を通して土日祝日の出勤は多いと考えておいたほうがよいでしょう。
その代わり、平日に休みを取ることができますし、大きなイベントが終わったあとにはまとまった連休を取れることもあります。
シフト制で働くケースも
一方で、特定のコンサートホールやライブハウスなどで直接雇用されているスタッフの場合は、規則正しい働き方をすることが可能です。
チームの中でシフトを組んで自分の担当する時間帯に働くことができるので、私生活との両立はしやすいといえます。
プロダクションやミュージシャン個人から雇われているコンサートスタッフとは異なり、ツアーなどに同行する機会もないので、出張や遠出をせずにいつも自分の持ち場で働くことができるという安定感があります。
コンサートスタッフの残業時間
コンサートスタッフの仕事は、スケジュール通りに進まないことも多くあります。
とくに公演の前日までに行われる舞台セットの設営にかかわるスタッフ、プレリハーサルにかかわるステージエンジニアなどは、設営やチェックが予定通りに進まず、日によって勤務時間が長くなることも多々あることを覚悟しておきましょう。
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コンサートスタッフに夜勤はある?
コンサートスタッフは基本的には夜勤はありません。
ただし、夜のステージの撤収作業を担当する場合は深夜まで働くこともあり、仕事のスケジュールは常に流動的になります。
特にアーティストやミュージシャン個人から雇われているローディーは、付き人のような役割を果たすこともあるので、アーティストのスケジュールに合わせ深夜まで働くことは珍しくありません。
コンサートスタッフは忙しい? 激務?
コンサートや演劇などのステージがあるときは、前日のリハーサルから本番前のサウンドチェック、本番、撤収、打ち上げまで全て参加しなければいけないことも多く、長時間労働になることは珍しくなく、非常に体力が求められます。
一般的なサラリーマンのように決まった勤務時間の中で働けば良いというような業界ではないので、このような勤務スタイルを理解していなければ長く働くのは難しいでしょう。
コンサートスタッフの休日の過ごし方
コンサートスタッフは、ツアーやイベント等が終われば長期休みをとることもできるので、旅行に行ったり家でゆったりと過ごしたりなど、ステージから離れリフレッシュすることが多いようです。
アーティストのツアーなどに長期間帯同している場合、移動日や休みにはスタッフ同志で周辺地域を観光したり、自由に外出したりすることもできます。