コンサートスタッフの1日のスケジュール・生活スタイル

コンサートスタッフの業務スケジュール

コンサートスタッフは一部の正社員を除き、基本的に曜日に関係なく、依頼を受けたコンサートの公演日やその準備期間を勤務日とし、それ以外の日を休日としています。

1週間以上休みがないこともあれば、1週間以上仕事がないこともあるような生活サイクルが日常です。

あらかじめ決めておけばまとまった休日を取ることもできますが、腕が立つエンジニアの場合はアーティストから直接指名を受けることがあり、断るとその後の仕事に響くため、休日返上で受けざるを得ないこともあります。

またアーティストの全国ツアーに同行するコンサートスタッフの場合、空き時間があっても他のスタッフらと行動を共にすることが多く、プライベートな時間を確保することは難しいでしょう。

アーティストから指名を受けるようなスタッフにとっては、つながりのあるアーティストのアルバムCDリリース後などがもっとも忙しい時期に当たります。

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コンサートスタッフで働くPAエンジニアの1日

音響の技術者であるPAエンジニアは、コンサートの要となるスタッフです。

舞台装置や音響機材のセッティングはコンサート開催日の前日までに済ませていますが、当日もこなすべき仕事は多く、気が抜けません。

07:00 起床
会場入りまでには時間がありますが、耳が命の職種であるためギリギリの時間に起床するようなことはありません。
早めに起きてしっかりとコンディションを整えます。
11:00 会場入り
会場に入ると、リハーサルに先駆けて音響機材やコンピュータを立ち上げます。
セッティングに問題がないかどうかを改めて確認します。
12:00 打ち合わせ
出演アーティストやミュージシャンも会場入りし、ミーティングを行います。

ディレクターや他のコンサートスタッフも交えて綿密な打ち合わせをし、変更点や注意点を確認し合います。

13:00 リハーサル
プレリハーサルは前日までに行い、当日は本番さながらの通しのリハーサルをメインに行います。

実際に会場内に響く音を聴きながら、ミキシングコンソールで音量や音質を調整したり、スピーカーの位置や向きを変更したりといった作業をこなし、会場内のどこの席にも届く最適な音を作り出します。

16:30 休憩
軽めの食事を取り、段取りの確認をしながら、本番に向けて準備をすすめます。
18:00 開場
観客たちが続々と開場に入ってきます。
その熱気は舞台裏にまで伝わり、緊張感が高まります。
19:00 開演
リハーサル通りの音作りを目標に、本番に臨みます。

観客で満席になると音の響き方が微妙に変わり、歓声の大小によっても波があるため、臨機応変に調整を繰り返しながらステージを支えます。

22:00 反省会
本番終了後、スタッフが集合し、翌日の公演をより良いものにするため、公演での反省点や改善点を話し合います。
23:00 打ち上げ
アーティストやスタッフとともに食事会を行い、コミュニケーションをとります。
翌日の公演に備え、飲酒はほどほどにします。
02:00 就寝
寝不足にならないよう、睡眠時間を確保しつつ眠りにつきます。

コンサートスタッフの勤務時間・休日