コラムニストのつらいこと・大変なこと・苦労
コラムニストのつらいこと・大変なこと
締め切りとの闘い
コラムニストは、新聞社や出版社などのなかにも存在しますが、一般的にはフリーランスで活躍する人が大半です。
いずれの場合も、原稿を納品する締め切りが設定されていますから、コラムを執筆する時間は限られています。
そのため数多くの仕事を抱えるほど時間に追われるようになり、休みがなかったり、長時間働いたりすることになります。
フリーランスのコラムニストは自身で仕事の時間を設定することができますが、逆を言えばスケジュールの組み立て方を工夫しなければ、必要な休みを取ることができないため注意が必要です。
また、コラムニストは休みの日や執筆時間以外にも、コラムのネタを探したり考えたりしがちで、仕事とプライベートの境がなくなってしまうことも珍しくありません。
信用や保障がない
フリーランスのコラムニストの場合、一般的なサラリーマンに比べると自由な面が多いことはメリットですが、そのぶん社会的信用や生活保障はありません。
会社員であれば受けられる待遇や福利厚生がないため、長期的な生活設計や老後の安定などはなかなか望めないかもしれません。
もっとも不安なのは、病気などをして仕事を休まざるを得なくなったとき、収入がなくなってしまうことです。
収入がなくなることをおそれて、体力的に負担がかかるまで働いてしまうこともあるようですが、決して無理をしてしまうことがないよう自己管理する必要があるでしょう。
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コラムニストの悩み
コラムニストはコラムを好きなことを自由な環境でできるというメリットがありますが、原稿を依頼してくれる出版社などがなければ仕事ができません。
これまで原稿を依頼してくれていた出版社から、突然継続を断られることもあります。
出版社側の都合という場合もありますが、コラムニストの実力不足による場合もあり、基本的に打ち切りの理由は明かされないため、「何が悪かったのか」と悩むコラムニストも少なくありません。
仕事がなくなると収入に直結するため、生活面でも苦労することになりますし、コラムニストとしては非常につらい局面ですが、気持ちを切り替えて新たな仕事を得る努力をすることが重要です。
コラムニストを辞める理由で多いものは?
コラムニストは、コラムの仕事1本で生計を立てるのは非常に難しいのが現状です。
コラムニストとして活躍するためには、少しでも多くの文章を書く、多くの仕事をこなす、専門的な知識を生かすなどの努力が欠かせません。
近年では、SNSやインターネットを利用し、素人でも自由に文章を書くことができるようになりました。
趣味で文章を書くうちに認められ、コラムニストとして活躍する人も増えてきています。
しかし大半は学生や主婦、サラリーマンの副業などで、コラムニストと名乗っていても本業にできているのはごくわずかです。
コラムニストの収入だけでは生活できない、または継続的な仕事の依頼がないなどの理由から、ライターなどほかの仕事を掛け持ちしたり、コラムの仕事を趣味程度にとどめていたりする人も多いのが現状です。