コラムニストとエッセイストの違い

コラムニストエッセイストの仕事内容の違い

コラムとは

コラムニストと混同しやすい職種にエッセイストがあります。

実際にコラムニスト兼エッセイストという人もたくさんいますが、コラムとエッセイはその起源や由来からニュアンスの違いがあります。

「コラム」とは新聞や雑誌、ウェブサイトなどのニュース以外の記事のことをあらわします。

そもそも「コラム(column)」には、柱、円柱、(新聞などの)欄(らん)という意味があります。

つまり新聞などの囲み欄に掲載されている評論やエッセイのことを指します。

場合によっては評論家やエッセイストがコラムを書くこともありますし、コラムニストが書くコラムの内容はエッセイや評論である場合もあります。

エッセイとは

「エッセイ」はおおむね「随筆」と訳され、さまざまな体験をもとに感想や思想を主観的に綴った散文のことです。

日本では清少納言の『枕草子』に起源があるといわれ、鴨長明『方丈記』と吉田兼好『徒然草』とともに、「三大随筆」と呼ばれます。

「エッセイ」の由来はフランスの哲学者モンテーニュの著書『随想録(エセー)』にあるといわれており、欧米では日本の「随筆」より幅広く「小論文」や「評論」を含みます。

日本では筆者が体験したことや得た知識をもとに想いや考えを文章にしたものを指し、形式にとらわれず、読みやすく理解しやすい形式で書かれることがほとんどです。

エッセイスト(随筆家)の仕事

コラムニストとエッセイストのなる方法・資格の違い

コラムニストもエッセイストも、文章力が求められます。

学校やスクールに通う人もいますが、こうした勉強をせずに文筆業をしている人も多くどちらも、実力次第といえます。

コラムニストの場合は、実績を積んだ新聞記者や雑誌編集者が独立する流れがありましたが、近年ではブログやSNSなどを活用してコラムニストになる人も増えています。

一方エッセイストの場合、エッセイに関するコンクールや小説の新人賞、文芸賞などの文筆系コンテストで入賞することが近道です。

コラムニストとエッセイストの資格・必要なスキルの違い

コラムニストもエッセイストも、特別な資格やスキルは必要ありません。

人の心に訴えかけられる文章が書ける人であれば、誰でも目指すことができます。

コラムニストとエッセイストの学校・学費の違い

コラムニストもエッセイストも学歴は関係なく、誰でも目指すことができる職業です。

コラムニストの場合は、新聞社や雑誌編集社などで経験を積む人が多いため、有名大学卒の人も非常に多いのが特徴です。

しかしまったく経験のないところからコラムニストとなる人もおり、必ずしも学歴は必要ではありません。

コラムニストとエッセイストの給料・待遇の違い

コラムニストとエッセイストには、執筆記事の内容としてはほとんど差がないこともありますが、著作権に明確な違いがあります。

コラムニストの執筆したコラムの著作権は、掲載された新聞や雑誌、ウェブサイトなどを運営する新聞社や出版社などに帰属します。

つまりコラムニストは原稿料を受け取るかわりに、原稿の著作権を会社に委ねるのです。

新聞社や出版社、サイト運営会社などの編集部に所属する記者が、自社の媒体にコラムを書くこともありますが、その場合は原稿料ではなく給料となり、著作権は同じく会社に帰属します。

対してエッセイストの書いたエッセイの著作権は執筆者本人のものになり「エッセイ集」として刊行されることもあります。

コラムニストとエッセイストはどっちがおすすめ?

コラムニストは専門的な文章を書くことも多く、自分の得意分野を生かして文章を書くことができますが、その分深い見識が求められます。

一方、エッセイストは日常の出来事を書くことが多く、自由度が高い分、売れるには知名度も重要な職業です。

コラムニストとエッセイストは書く内容が重なる部分もあるため、自身で文章を書きながらどちらを専門的に書いていきたいかを考えるとよいでしょう。