ビジネスに生かせる法律系の資格
宅建
「宅建」とよく聞きますが、正式には「宅地建物取引主任者」の国家資格をいいます。民法の、中でも債権法の賃貸借の分野を主に勉強する必要があるこの資格。大学で民法を習った学生さんが、腕試しで受験することも多いですよね。
民法はすべての私法の基本となる大事な法律ですし、他の法律系資格試験ではほぼ必ず受験科目に入っていますので、これをしっかり学ぶことのできる宅建は、まさに基礎固め的な資格であると言えるでしょう。
また、実際に仕事に大いに生かせる場合があるのも、宅建の魅力です。たとえば、不動産の売買などを行う業者は、一定の割合で宅建の有資格者を事務所に置かなければなりません。
ですから、将来不動産業界で働きたいと考える学生さんや、転職したいと考えている人、あるいは今すでに不動産業界で働いているけれど、スキルアップして給与もアップさせたい、という人にはオススメの資格です。
中小企業診断士
中小企業診断士は経産省管轄の国家資格で、経営コンサルタントとして独立開業することもできますし、すでにコンサルタントとしてキャリアがある人も、資格取得によりスキルアップすることができます。
これから就職活動する学生さんの場合は、経営分野に興味があって、コンサルタントとして働いてみたい!という人には最適の資格だといえるでしょう。
また、経営コンサルタントではなく、会社員として就職する場合でも、経営に近い部署でアドバイザリー業務を行うニーズもありますので、独立せずとも使い道はさまざま開かれているのがポイント。
また、試験科目は企業経営や財務・会計など、一会社員として知って損はないスキルが多く学べますので、まだ合格に至らない段階でも、今の仕事に対するマインドを変える良いきっかけになった、という声もたくさん聞かれます。
20代で正社員への就職・転職
ビジネス実務法務検定
ビジネス実務法務検定は、東京商工会議所主催の民間資格です。学歴や年齢等の制限はなく、誰でも挑戦できます。
レベルにより1級~3級に分かれており、一般的にビジネスパーソンとして求められるのは2級以上と言われています。試験の内容は、ビジネス上で問題となりがちなものばかり。
大学生でも、企業のインターンシップを利用したり、アルバイトなどで働いた経験があるのなら、実際に問題となりうる場面を思い浮かべながら勉強できるでしょう。これから社会人となる上で、ビジネスパーソンとしての「法律のお作法」を学んでおくことは、かなりのメリットがあります。
また社会人の方であれば、勉強をすすめるうちに、普段ビジネスシーンで何気なくやっている行動について法律上問題がないか、深く考えさせられることも多いはず。
最近企業の不祥事事件が相次いでいる現状を踏まえ、事前にリスク対応をする必要性が高まってきています。
2級以上の資格取得者であれば、就職や昇級の際にプラス評価してくれる企業も増えてきていますので、学生のうちから狙える資格としてオススメです。
いかがでしたか?資格ビジネスに生かせる法律系資格って、実は結構あるんです。これからの自分の仕事にどう生かしていくか、就職・転職する際にどのように武器にするかは、自分次第。これからのキャリアパスをきちんと思い描きながら、それに合った資格にぜひ挑戦してみてください。
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