ユーキャン公務員講座の特徴と費用は? メリット・デメリットもくわしく解説
ユーキャンの大卒公務員試験対策講座は「国家一般職」「市役所」など全4コースに分かれており、おのおのの志望先に合わせた効果的な学習ができるよう、教材などに工夫が凝らされています。
この記事では、リーズナブルな価格設定が魅力のユーキャン公務員講座の特徴と費用、メリット・デメリットなどについてまとめています。
ユーキャンの講座が向いている人も解説しているので、ぜひ皆さんの公務員講座選びの参考にしてください。
ユーキャン公務員講座とは
ユーキャン大卒公務員試験対策講座は、通信教育の大手「ユーキャン」が提供する、公務員試験を目指す人向けの通信講座です。
ユーキャンは資格講座を中心に約130種類の通信講座を提供し、年間約60万の人が受講中。
各種資格のサポートにおいても長年の合格ノウハウで、毎年数多くの合格者を輩出しています。
そんなユーキャンの公務員講座では、志望先に応じた以下の4コースが提供されています。
いずれのコースも、過去の試験内容を分析して作られたわかりやすいテキストや副教材を活用することで、効率的・効果的な学習が可能です。
目安となる学習ペースも提示してくれるので、独学よりもずっと確実に試験対策を進めていきやすい内容となっています。
ユーキャン公務員講座の特徴
ここからは、ユーキャン公務員講座の特徴について、さらに詳しく紹介します。
特徴その1.試験によく出るポイントを押さえた充実の教材
図や解説が豊富で学びやすいテキスト
ユーキャン公務員講座では「試験によく出るポイント」を押さえたテキストを中心に学習を進めていきます。
各レッスンの冒頭には、最初に押さえておくべき「学習ポイント」を掲載。
とくに重要なポイントは「学習アドバイス」や「黒板」などでピックアップされています。
イラストや図解もふんだんに使用されているので要点を掴みやすく、理解が難しいといわれる分野でも苦手意識を持つことなく学習を進めやすいのが魅力です。
なお「市役所コース」と「警察官・消防官コース」のテキストは、公務員試験講座で実績のある「喜治塾」が全面監修。
わかりやすいテキストなので、公務員試験の学習が初めての人でも安心して学習を進め、着実に知識を身につけていきやすい構成になっています。
各コースの副教材も充実!
ユーキャンの公務員講座は副教材も充実しています。
- 苦手意識を持つ人が多い論文試験の対策に役立つ「論文書き方シート」
- 外出先でもパッと知識をチェックできる「暗記BOOK」
- 教養試験3回分に対応「予想問題集」
- 過去の専門試験の内容を収録した「過去問題集」
- 書類選考のポイントがわかる「エントリーシートの書き方対策ブック」
※副教材の内容はコースによって異なります。
これらの教材を活用することで、限られた時間でも頻出範囲をしっかりと押さえて合格に大きく近づくことができます。
特徴その2.添削課題付きで講師への相談もOK!学習サポート制度あり
添削課題で弱点を細かくチェック
ユーキャン公務員講座には、学習の理解度チェックに欠かせない「添削課題」が用意されています。
たとえば「国家一般職・地方上級コース」では、教養3回・専門9回・論文1回と計13回の添削課題を用意。
提出後は解答だけでなく詳しい解説を付けて返却してもらえるので、自分苦手なポイント、学習が不足している分野がよく見えてきます。
また「警察官・消防官コース」では、全7回の添削課題があります。
テーマは警察官向け・消防官(消防士)向けのどちらかを選ぶことができ、論文指導では講師による丁寧な個別アドバイスも受けられます。
もちろん「教養試験対策コース」「市役所コース」にも添削課題は用意されています。
定期的に添削課題を出すことで学習ペースも掴みやすく、試験本番に向けての計画的な学習が可能です。
1日3問まで経験豊富な講師に質問可能
学習を進めているうちに、内容の理解がどうしても難しいと感じたり、疑問点が出てきたりすることは誰でもあるものです。
ユーキャンの公務員講座では、「わからない」と思ったときにすぐメールなどで経験豊富な講師に質問をすることができます。(1日3問まで)
こうしたサポートを活用することで「独学は不安」という人でもつまづきにくく、ペースを落とさずに学習を進めていきやすいカリキュラムとなっています。
特徴その3.パソコン・スマホを併用しての学習も可能
ユーキャン受講生は「デジタル学習サイト」を利用することができます。
パソコン・スマートフォンのどちらからでも動画講義やWebテスト、質問機能などが利用でき、テキストとあわせて学ぶことで、より効果的な学習が可能になります。
分野別ミニテストは苦手分野の発見・理解度チェックにおすすめです。
その他、最新の時事・法改正情報のチェック、頻出テーマや効率的な対策法、動画による面接対策など、さまざまなお役立ちコンテンツが用意されています。
ユーキャン公務員講座の良い評判・おすすめする口コミ
ユーキャン公務員講座の良い評判・おすすめする口コミを紹介します。
他社講座と比較しても圧倒的に安い価格、コストパフォーマンスの良さに魅力を感じている人が多いようです。
1.コストパフォーマンスに優れた講座内容
ユーキャン公務員講座の価格は、コースによって5万円~9万円程度です。
できるだけ費用を抑えて学びたい人にとっては、とくに魅力的に感じられるでしょう。
(引用:Twitter)
やはり予備校に通うとなると20万~40万程度かかりますので、たった5万円だと考えれば良い講座です。
(引用:ヤフー知恵袋)
2.添削や質問の回答がわかりやすい
講師による添削や、学習の不明点についてわかりやすく回答してくれたことが良かったという声がありました。
費用は安めでも、しっかりとしたサポートが用意されているのは安心ですね。
(引用:Twitter)
(引用:Twitter)
ユーキャン公務員講座のイマイチな評判・悪い口コミ
ユーキャン公務員講座のイマイチな評判・悪い口コミを紹介します。
教材が合わないと感じた人や、身近にユーキャンの講座から合格した人がいなくて不安に感じている人がいました。
1.教材がわかりづらい
テキストなど教材がわかりづらいと感じた人の声がありました。
(引用:Twitter)
何がわかりやすいだよー?
(引用:Twitter)
ユーキャン公務員講座の教材は図解・イラスト付きで理解しやすい内容になっていますが、「使いやすい」と感じられるかどうかは人によっても違います。
少しでも不安がある人は事前に資料請求をし、講座内容を詳しくチェックしておきましょう!
2.身近に合格した人がいない
自分の周りにユーキャンの公務員講座を受けて合格した人がいないことが心配という声もありました。
(引用:Twitter)
一方、以下のような口コミも。
ユーキャンの公務員講座では対応試験種は限られるものの、教養・専門・論文・面接試験のすべてについて対策することができます。
他の口コミ・評判などを見ても実際にユーキャンを受講して合格している人はたくさんいるので、その点では心配いらないでしょう。
ユーキャン公務員講座の費用・料金を他社と比較
ユーキャン公務員講座のコース別費用
ユーキャン公務員講座の各コース費用は、以下の通りです。(※税込、一括払い時の費用。ここには教材費、指導費、消費税などが含まれます)
コース名 | 受講料 |
---|---|
国家一般職・地方上級コース | 89,000円 |
教養試験対策コース | 54,000円 |
市役所コース | 59,000円 |
警察官・消防官コース | 59,000円 |
他社講座と比較して高い?安い?
ユーキャンの公務員講座は、他社講座と比較してもかなり割安となっています。
費用の違いがよくわかるように、ここでは国家一般職・地方上級に対応する各講座の費用を比較してみます。
会社名 | 講座・コース名 | 料金(税込) | 対応試験種 |
---|---|---|---|
ユーキャン | 国家一般職・地方上級コース | 89,000円 | 国家一般職 地方上級 各公務員試験における教養試験対策 |
LEC | スーパースペシャルコース(地方上級・国家一般職) | 417,000円 | 地方上級(道府県庁・政令指定都市) 国家一般職 市役所 東京都Ⅰ類B 東京都特別区 裁判所事務官(一般職) 国立大学法人等職員 警察官 消防官 他 |
アガルート | 2023年合格目標 地方上級・国家一般職+専門職・裁判所カリキュラム | 272,800円 | 地方上級職・政令指定都市 市役所 国立大学法人 都庁Ⅰ類B・東京都特別区 国税専門官・財務専門官・労働基準監督官A 裁判所一般職 参議院事務局総合職 |
クレアール | 国家一般職(大卒程度)コース[秋・冬生] | 245,000円 | 国家一般職 地方上級 特別区Ⅰ類 市役所 国立大学法人 |
東京アカデミー | Aコース〈行政職 実践〉 | 87,000円 | 国家一般職(行政職) 都府県上級(行政職) 政令指定都市(行政職) その他行政職 ※警察官・消防官試験の併願にも対応 |
上記表をよく見ていただくとわかるように、ユーキャンはかなり低めの料金設定となっています。
ただし、ここで気をつけてほしいのは、各講座で対応する試験種が異なる点です。
ユーキャンの講座はLECやアガルートなどと比較して対応する試験種が絞られており、それによってリーズナブルな価格を実現しているとも考えられます。
ユーキャン公務員講座のメリット・向いている人
費用をできる限り抑えたい人
ユーキャン公務員講座のメリットとしてまず挙げられるのが、価格の安さです。
他の有名な公務員通信講座では20万円を超えるものもありますが、ユーキャンの場合、各コースとも10万円以内で試験突破に必要な知識を効率よく学ぶことができます。
独学は不安だけれど、あまりお金をかけられないと考えている人には、ユーキャンの公務員講座は向いています。
大手の通信講座で学びたい人
ユーキャンには、長年さまざまな種類の通信講座を提供してきた歴史や実績があります。
これまでにユーキャンを使って資格取得や試験に合格した人が大勢おり、数ある通信講座のなかでも知名度・信頼感は抜群といえるでしょう。
ポイントを押さえたテキストや副教材なども充実しているので、リーズナブルな価格と講座内容のバランスを求める人にもユーキャンはおすすめできます。
添削・学習サポートも重視したい人
通信講座を受講にあたり、多くの人は「しっかりと計画的に学習を進められるだろうか」と心配になるでしょう。
学習中にわからない点が出てきた場合にどうすればよいのかや、独学では対策がしづらい論文対策についても気になるところです。
そんな不安が解消できるよう、ユーキャンの公務員講座には、メールや郵送で経験豊富な講師に質問ができるサポート制度が付いています。
1日3問まで気軽に質問できるので、疑問をわからないままにせず、確実に解消しながら効率よく学習を進めることが可能です。
教材の中には添削課題もあり、論文まで講師がしっかりとチェックしてくれます。
また、ユーキャン公務員講座の各コースには「標準学習期間」が設けられていますが、その期間が終わってからも一定期間の延長指導サポートが付いています。
- 国家一般職・地方上級コース:標準学習期間12カ月(延長16カ月まで)
- 教養試験対策講座:標準学習期間6カ月(延長12カ月まで)
- 市役所コース:標準学習期間6カ月(延長12カ月まで)
- 警察官・消防官コース:標準学習期間6カ月(延長12カ月まで)
延長期間内は追加料金もかからずサポートしてもらえるので、万が一、目標年度の試験に不合格となって次年度の試験合格を目指す場合でも、引き続き安心して学習を進めることができます。
ユーキャン公務員講座のデメリット・向いていない人
高卒区分の試験を目指している人
ユーキャンの公務員講座は、すべて「大卒者向け(大卒程度)」の受験対策講座となっています。
高卒区分の内容の講座はないため、高卒程度区分で公務員試験を受けようと考えている人は、ユーキャン以外の公務員講座(例:クレアールなど)を探すことをおすすめします。
たくさんの試験種に対応する講座を探している人
ユーキャンの公務員講座は、対応する試験の種類がやや少ないという特徴があります。
たとえば「国家一般職・地方上級」コースの場合、目指せる試験は基本的に国家一般職と地方上級の2種類です。
一方、他の通信講座のカリキュラムでは、同時に国家公務員総合職や、国税専門官・財務専門官・労働基準監督官などの専門的な試験までカバーしているものもあります。
国家総合職などの試験合格を目指す人や、まだ志望先がはっきり固まっておらず、できるだけ多くの試験に対応できる講座で学びたい人は、他の通信講座を利用するほうがよいでしょう。
ただし、多くの試験種に対応する講座であればあるほど費用も高く設定される傾向があるので、その点も気をつけて探していくことをおすすめします。
教養科目に関してはユーキャンの「教養試験対策講座」で対策することができるので、記述試験は独学で、教養試験はユーキャンを使って費用を抑えながら学ぶという方法もあります。
模擬面接など実践的な対策も受けたい人
ユーキャンの公務員講座はテキストを中心に学ぶ通信講座なので、映像での授業がなく、模擬面接を受けることもできません。
これは、通信講座ならではのデメリットといえます。
通信講座によっては映像講義の配信があったり、オンライン模擬面接を受けられたりしますが、ユーキャンにはそのようなオプションがありません。
ただ、エントリーシートの書き方や面接対策については副教材や配信される動画でチェックできるので、自分でポイントを学び、イメージを膨らませていくことは可能です。
面接については、民間の面接試験を受けておいたり、学校の就職課などで練習を積んでおくとよいでしょう。
もしこういった実践的な対策まで一貫して行いたい人は、ユーキャン以外の通信講座も調べてみることをおすすめします。
ユーキャン公務員講座のよくある質問
公務員講座を申し込む前にはいろいろな不安があるものです。
ここでは、ユーキャン公務員講座に多く寄せられている質問をまとめて紹介します。
社会人、大学に通いながらでも受講できる?
ユーキャンの公務員受験対策講座は、社会人として働きながら、あるいは大学に通いながら公務員試験合格を目指す人におすすめの講座です。
カリキュラムはポイントを絞った内容となっており、試験に出やすいところを重点的に学び、効率よく合格に必要な知識を習得していくことができます。
また、受講生専用サイト「学び オンラインプラス」を活用すれば、スマホを使ってスキマ時間にも気軽に復習が可能です。
ユーキャンの講座では忙しい中でも効率的に学習ができるよう、さまざまな工夫が凝らされています。
大卒者以外でも受講できる?
ユーキャン公務員講座に学歴の制限はありません。
あくまでも「大卒程度」の試験に対応する講座内容になっているだけで、学歴は関係なく誰でも受講することが可能です。
公務員採用試験自体、大卒程度試験であっても受験の際に学歴は問わない自治体が多いので、幅広い人に門戸が開かれています。
支払い方法は?分割払いには対応している?
ユーキャン公務員講座は一括払いのほか、分割払いにも対応しています。
支払い方法としては後払い、クレジットカード決済、Amazon Pay(一括のみ)、PayPay(一括のみ)と、さまざまな方法から選ぶことができます。
なお、教材が気に入らなかった場合や都合で受講不可になってしまった場合には、教材到着後8日以内であれば返品も可能です。
まとめ:ユーキャン公務員講座は費用を抑えて効率よく学習できる!
ユーキャン公務員講座には、以下のようなメリットがあります。
- 試験によく出るポイントを厳選したテキストで効率的に学習
- 模擬面接指導はないが、副教材や配信動画でポイントを押さえることは可能
- 費用は各コースともに10万円以下でリーズナブル
- 学習中の疑問は質問OK、学習期間の延長もできるなど安心のサポート
試験によく出るポイントを効率的に学習できるカリキュラムとなっており、忙しい人でもムリなく学習を進めていくことが可能です。
また、他の通信講座と比べても価格が大きく抑えられているので、「独学は不安だけれどお金はあまりかけられない…」と思っている人にとくにおすすめです。
対応できる試験の種類には限りがありますが、国家一般職や地方上級、市役所、警察官・消防官などを目指している人は、十分に検討する価値がある講座といえます。
ユーキャン公務員講座についてのさらに詳しい情報は、ぜひ無料の資料を取り寄せてチェックしてみてください。
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