女性の葬儀屋

女性でも葬儀屋になれる

一般的に、葬儀屋は男性中心の社会と思われています。通夜や告別式で見かける葬儀屋は男性の場合が多く、女性社員は事務所で電話番をしながら事務処理をしているイメージがあります。

遺体を搬送したり、故人の体を清めて着替えをさせたり、祭壇を作ったりと、葬儀屋は体力を使う仕事です。しかも、会社によっては、当番制で夜勤もこなさなければなりません。

それでも、最近は女性の葬祭ディレクターも増えています。女性ならではの優しさとしなやかさで、遺族の気持ちに寄り添い、温かい葬式を出している人もいます。

やる気があれば、女性でも葬儀屋として十分に活躍できます。

また、正社員ではなく、パートとして葬儀屋で働く女性も多くいます。

とくに、気配りが必要な配膳スタッフの仕事では女性が活躍しています。控室にいる遺族にお茶を出したり、精進落としなどの会食の席で料理やお酒を出したりする仕事は女性に向いています。

女性の葬儀屋で大変なこと

今の時代は、どんな仕事でも男女の区別なく働けることが多くなりました。けれども、力を使う仕事については、どうしても女性は不利になります。

葬儀屋の仕事でも、ほとんどの作業は男女関係なくできますが、たとえば遺体を搬送するときには、ひとりでは無理な場面も出てきます。

一般的な搬送では、ストレッチャーを使えば女性でも作業できます。しかし、もしエレベーターのない集合住宅の上の階から遺体を搬送する場合、背負って階段を下りていかなければなりません。

小柄な女性では難しい作業があるという点も事実です。

逆に、女性だから丁寧にできる仕事もあります。遺族に細やかな配慮をしたり、精進落としの食事の場で接待などの気配りをしたり、女性の力を発揮できる場面はたくさんあります。

自分にできることを探し、前向きに挑戦すれば、どんどん道は拓いていきます。

家族の理解が必要

葬儀屋の仕事は24時間体制で、休日もシフト制になっているところが多く、不規則な生活になります。結婚している女性の場合は、家族に理解してもらえないと、続けることが難しい仕事です。

また、産休や育休制度が十分ではない葬儀屋も多いため、働きながら出産したいと考えている女性は、福利厚生が整っている会社を探しましょう。

小規模の葬儀屋に就職した女性の場合、出産や育児で退職する人も多くいます。ですが、子育てが一段落すると、再就職して、元の職場に戻ってくる女性もいます。

正社員以外で働くという道もあり、一度身につけた知識を長く活かせる仕事といえます。