牧師になるための学校、費用、期間

神学校の主な受験資格

一般に、プロテスタント教会の牧師になるには、まず、自らが所属するプロテスタント教会の各教派が認めた神学校、あるいは大学の神学部に入らなければなりません。

神学校の受験資格は、概ね以下のようなものです。

1.「召命(しょうめい)」(神から聖職者になる使命を与えられること)を明らかに感じていること
2.大学卒業者(見込み含む)、もしくは同等の学力のある者
3.受洗(洗礼)後1年〜3年以上たっていること
4.各教派の牧師の推薦
5.卒業後は各教派の牧師・教師として自らを教会に奉げる志

神学校により学費はさまざま。授業料分納制、奨学金あり

神学校は4年制、全寮制のところが多いようです。神学、聖書学などを学ぶ他、教会での宣教研修などの実習もあります。

神学校卒業から牧師になるまでの道のりは、各教派で異なります。

卒業を「按手礼(あんしゅれい)」(牧師を任命する儀式)を受ける条件にしている教派がある一方、まず認定試験に合格して伝道師となり、経験を積んでからあらためて試験を受け、パスして初めて按手礼に進める教派もあります。

また、学費は、神学校によりかなりの差があります。入学金、年間授業料や設備利用料など入学時に支払う金額は数万円〜100万円以上のところまでさまざまです。

大半の神学校では、入学金および授業料は分納可能で、奨学金が用意されています。

神学校受験でもっとも重視されること

神学校受験でもっとも重視されるのは、学歴や神学の知識ではなく、召命についての意識です。

「神に召され、牧師として生きる道を与えられた」と本気で受けとめているかどうかだといわれます。

自分の道だと実感していれば、必ずしも楽ではない神との対話を繰り返し、多くの信者を導けるだけの深い信仰にたどり着けます。

しかし中途半端な気持ちなら、途中で挫折する可能性が高くなります。

牧師の道を選ぶ前に、召命についてどう感じているのか、今一度、自らに問いかけてみる必要があります。