【2023年版】神父・牧師に必要な資格・条件は?

神父・牧師になるための条件

神父牧師になるために特別な資格はありませんが、多くの場合、神学校や大学の神学部での養成期間を終えていることが条件とされます。

神父・牧師になるには、それぞれの教派が承認した神学校や大学の神学部に通わなければなりません。

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神学校の主な入学資格

神学校は全寮制で4年制または6年制が一般的です。

主な入学資格としては、教派に入信してから1年~3年以上たっていること、カトリックの場合は所属する教区の司教、プロテスタントの場合は牧師から推薦を受けることなどがあります。

また、最終学歴は高校卒業以上、もしくは大学卒業以上を挙げるところが多くなっています。

ただし、大学卒業以上が条件でも、大卒に匹敵する学力がある場合は入学を認める神学校もあります。

たいていは入学試験として英語、聖書、召命や志望動機などに関する小論文といった科目が設定されており、さらに多くの場合は面接が課せられます。

神学校での生活

カトリックの場合

基本的に学生は共同生活をしながらそこで学び、必要な学問を学びます。

基本的には独身男性のみ入学可能で、女性は不可とされています。

現在、教区司祭になるための学校としては、日本カトリック神学院、聖アントニオ神学院などがあります。

また、上智大学神学部、南山大学人文学部キリスト教学科にも司祭養成課程があります。

プロテスタントの場合

プロテスタントの場合も全寮制による共同生活となることは変わりません。

プロテスタント系の学校の場合、既婚者でも入学が認められる場合もあり、既婚者の場合は家族寮があることがあります。

また女性も入学できますが、女性牧師を認めるかどうかは教派で異なります。

プロテスタントでは「伝道者を育成する教育機関」という意味で、神学校以外の一般大学の神学部、神学科、キリスト教学科なども神学校と呼びます。

カトリック系に比べると、神学校、大学など学べる場所は非常に多くあります。

神学校での生活

神学校に通うのに必要な費用は、学生が所属する教区や修道会が支援します。

牧師志願生の場合、ほとんどの神学校は入学金および授業料の分納が可能で、奨学金制度もあるようです。

神学校では、聖書、神学などを座学で学ぶ他、教会に出向いての実習などもあります。

なかにはより若いうちから、神父になる選択肢を考えられるよう中学・高校生を対象にした神学校もあります。

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神学校から神父・牧師になる方法

教会に拠点を置き司牧する神父を希望する場合、およそ1年間の助祭(じょさい)職の経験が必要です。

神父のサポーターの立場で現場を経験してから、神父に任命されます。

一方、プロテスタント教会の場合、牧師に至るまでの手順は教派ごとで違いがあります。

神学校卒業を牧師任命の条件とする教派はありますが、認定試験に合格し、ある程度以上の現場を経験してからでなければ、牧師になる資格が得られない教派もあります。