副業、兼業の漫画家

最近、趣味で漫画を描いていて、そこから本を出版した方などもよく耳にしますが、実際副業や兼業で漫画家をやることはできるのでしょうか?

時間をどう確保するか

副業で漫画を描く一番の問題は「時間が取れない」ということです。

仕事量にもよりますが、1ページ数百円でコンスタントに数ページ入稿という程度ものであれば、数千円の収入にしかならず、なかなか続かないでしょう。

定期的な収入が欲しい場合、連載を持てればいいかもしれませんが、そうなると漫画を描く時間も長くなります。

漫画を描くには時間も手間もかかりますので、時間をどれくらい使えるかも重要になってきます。本業がある人にとって、長時間漫画に時間を費やすことは難しいことでしょう。

漫画の入稿日が迫っていて、本業がおろそかになってしまっては、本末転倒です。

また、本業の会社で副業が禁止されていると気分的にも落ち着かないでしょう。

とくに本業がイラストを描くような仕事である場合、漫画の絵のタッチなどで、会社側に見つかってしまうかもしれません。

赤字となってしまうことも

本格的な漫画を描くには道具も必要です。

アナログで描く場合、スクリーントーンなど高い消耗品などが発生しますので、副業収入よりコストの方が高くついてしまうこともあります。

お金だけでいえば、たとえばイラスト一枚いくらの単発の仕事の方が効率的かもしれません。

ただし、お金だけを目的として漫画制作を副業としている人ばかりではありません。

本業を持っていれば生活は安定しますし、時間がないながらも漫画を描くことによって、自分のスキルを高めていくことができますし、漫画を見てもらうという願いを叶えることができます。

求められるスキルも年々高くなる

会社務めをしながら編集担当者が付き、デビューした人も中にはいますが、それは一握りです。

最近の若い世代には、漫画の専門学校で基礎から応用までしっかり学び、なおかつ学生のうちから出版社に持ち込みなどレベルが高くなっています。

つまりライバルのスキルが年々高くなっているので、よっぽど才能が有り粘り強くがんばる覚悟がなければ、兼業や副業でのデビューはますます難しくなることでしょう。