冒険家になるには

学歴や資格は問われない

冒険家は、私たちにとってあまり身近な職業とはいえません。

皆さんも「友人や知人、親戚に冒険家がいる」ということを話す人に出会う機会は、実際ほとんどないはずです。

だからこそ、冒険家になりたいと思っても、いったいどうすればいいのか想像もつかないというのが正直なところかもしれません。

冒険家は、資格も学歴も問われません。勉強ができなくても、冒険家としての適性があれば活躍できる可能性はありますし、健康でありさえすれば何歳になっても冒険をすることができます。

そうした意味では、誰でも「冒険家になりたい」と思えば、なれるチャンスはあるといえるでしょう。

冒険家になる難しさ

このように説明していくと、誰でも簡単に冒険家になれそうと思うかもしれませんが、ある意味、冒険家になるのは他の職業に就くこと以上に難しいといえます。

それにはいくつか理由がありますが、まずひとつは、冒険家が職業としてしっかりと確立していないということです。

冒険をするには多額のお金がかかるため、冒険家はスポンサーとして資金を援助してくれる企業を探したり、冒険の成果を本や講演で発表することによって、次の冒険の資金を作っています。

しかし、すべての冒険家にスポンサーが付くわけではありません。

冒険をしたことのない人がいきなりスポンサーを募っても、ほぼ相手にされないのが実情です。また、執筆や講演も実績があるからこそ依頼されるものです。

冒険そのものでお金を稼ぐのはほぼ無理であり、こうしたことから、冒険家になってその生活一本で暮らしていくのはハードルが高いといえます。

次に、冒険家は命を落とす可能性もあるということです。

「何を冒険と考えるか?」に対する問いは人それぞれ若干異なりますが、多くの冒険家は、未知なる場所を訪れたり、危険とわかっていることにあえて挑戦するということを冒険と考えています。

世界中の海、山、川、極地のなかでも、あまり開拓されていない場所に足を踏み入れたり、過酷な環境でパフォーマンスをすることも多く、どうしても危険が伴います。

こうした恐怖心に打ち勝つ勇気を持つ人でなければ、冒険家として生きていくことは難しいのです。

冒険家に必要な能力は?

それでも冒険家になりたいのなら、まずは体力と、冒険や探検をしていくために必要な知識・技術を身につけるとよいでしょう。

大学の山岳部や冒険部、探検部に所属することで、実際に山岳や川、海などに出かけ、冒険家としての基礎を養うことができるはずです。

冒険家の手記などもできる限り読んでおくとよいでしょう。

また、冒険家になれば海外を冒険することも多くなるため、英語を中心に語学力を高めておけばいざというときに役立つはずです。

そのほか、冒険家には人一倍の探求心や熱意、困難に遭遇しても簡単には諦めない心、強靭な精神力が求められます。