女性の探偵のキャリアパス・結婚後の生活
妊娠・出産を希望する探偵には、それら大きなライフイベントを経て仕事をどうするかという問題がつきものです。
本記事では、女性の探偵の現状や結婚後の働き方などを紹介します。
女性の探偵の現状
映画や小説などの影響から、「探偵は男性の職業」と考えている人も多いかもしれません。
しかし、実際には女性でも探偵として活躍する人は多く、女性であることがむしろ有利に働くこともあります。
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女性の探偵の強み・弱み
女性探偵の強み
- 相談者が話しやすい
- 調査対象者に警戒されにくい
- 女性向けの店舗などにも不審がられずに入ることができる
たとえば、相談者が女性であった場合、探偵への依頼内容はどうしても相談者のプライベートにまで深く踏み込んだものが多くなるため、「男性よりも女性の探偵に話したい」と考える相談者もいます。
また、妻が夫の浮気を心配する場合など、同性である女性探偵のほうが話を理解しやすかったり、調査対象者の尾行に際して、女性向けショップなど男性探偵が後を追って入るのが難しい場合にも、女性の探偵が求められたりすることがあります。
世間一般のイメージとして「探偵は男性」と考えている人も多いため、調査対象者に警戒されにくいという点で、男性より動きやすい面もあるようです。
こうした理由から、探偵事務所において女性スタッフを採用することも決して珍しくはありません。
女性探偵の弱み
女性の平均的な体力・筋力は男性のそれを下回ります。
探偵業務は地道な調査が多く、何日も神経を研ぎ澄ませて張り込みを続けたり、外を歩き回らなくてはならないこともあったりします。
とはいえ、女性であっても身体を鍛えたり、護身用道具をうまく活用したり、男性とパートナーを組んだりすることでカバーできることも多々あります。
決して「女性だからできない」という仕事ではありませんが、もし女性が探偵として働く場合には、筋力や体力を考慮した対策が必要になるでしょう。
探偵の結婚後の働き方・雇用形態
アルバイトとして働いたり、調査員ではなく相談員として働いたりと働き方を変える人は少なくありません。
また、女性が多い探偵社の場合は、時間の融通が利くようにしてくれることもあるようです。
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探偵は子育てしながら働ける?
探偵という職業は、拘束時間が長かったり勤務時間が不規則だったりすることが多く、育児と両立するのは難しいのが現実です。
大手の探偵事務所では育児について理解があるところもありますが、個人の探偵事務所では長時間働けない場合は戦力として認められない場合もあります。
探偵は女性が一生働ける仕事?
女性探偵は、探偵業界の中でも需要がありますが、職場環境や待遇を理由に離職する人も多くいます。
ただし一度探偵として働いた経験があれば即戦力として働けるため、身につけた知識やスキルを生かして再就職することは比較的容易です。
女性の探偵のキャリアパスのまとめ
プライベートに踏み込む仕事柄、女性探偵のほうが安心できるという相談者もいるようです。
また、調査対象者に警戒されにくかったり、女性向けの店舗に不審がられず入ることができるのも女性探偵の強みです。
一方、不規則な勤務形態に耐えうる体力が求められるのがこの仕事の難しいところです。
一生の仕事とするにはハードルが高く、離職率も高めですが、ライフスタイルの変化に合わせて働き方を変えたり、経験を生かして再就職する人もいます。