書店員のやりがい・楽しさ・魅力
書店員のやりがい・楽しさ
選んだ本が売れる
書店員にとって、お客さまが本を買う瞬間は大きなやりがいです。
その背景には自分の得意分野を活かして工夫を凝らし、独創的な書棚を作り、お客さまの購買意欲をかきたてる努力があります。
そのため単純に自分の好きな本や、話題の新刊本を平積みするだけではなく、人々の反応を観察し、試行錯誤するところに楽しさがあるのです。
流行の発信源になる
流行の発信源になれることも、書店員の面白みの1つとなっています。
知名度の有無にかかわらず、自分が選んで紹介した書籍・雑誌がお客さまから支持されて、流行につながる可能性もあるのです。
そのため任されたコーナーに陳列する雑誌・書籍の選定から、レイアウトを工夫し、POP作りに至るまで多くの書店員が日々奮闘しています。
売り上げ貢献ができたときは、大きなやりがいを感じられるでしょう。
SNSを通じてお客さまと交流できる
SNSやブログを通じてお客さまと交流できることが、最近の書店員のモチベーションの1つになっています。
Webで雑誌・書籍が購入できたり、電子書籍の発達などインターネットの参入によって、書店の存在を危ういものにしているという見方もありますが、逆風をもたらすばかりではありません。
国民の多くがSNSやブログのアカウントを取得していることから、書店員も自身が勤務する書店のイベントを紹介したり、おすすめの雑誌・書籍を紹介することが容易になりました。
お客さまと気軽にネット上で交流できだけでなく、地道な活動が集客につながることが、やりがいにつながっています。
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書店員の魅力
雑誌・書籍の新情報が知ることができる
書店員の魅力は、雑誌・書籍の新情報をいち早く知れることでしょう。
書店員はもともと本を読むことが好きな人が多いので、書店員は本好きにはたまらない職業のひとつといえます。
また読者であるお客さまに日々接し、売り上げの傾向もわかることから「どのような職業や年齢層の人にどんな本が好まれるか」という知識が身につくことも、書店員の魅力です。
売り場作りのセンスが磨ける
書店の売り上げは、売り場作りによって変わるといっても過言ではありません。
そのためPOP作りやコーナーの見せ方など、書店員のセンスが問われます。
たとえばPOPは手のひらほどの小さなサイズですが、その書店の客層の心をつかむために言葉のセンスや色使い、イラスト、文字のテイストなどさまざまな要素が必要です。
毎日試行錯誤することで売り場作りのセンスを磨けるのはもちろん、もともとデザインや空間演出に興味や才能がある人は、スキルを発揮できるチャンスとなるでしょう。
書店業界の変化を目の当たりにできる
書店員の魅力は、書店業界の変化を目の当たりにできることもあげられます。
現在、他業界のカフェとコラボした「ブックカフェ」や、文具や雑貨に注力している書店、その土地ならではの文房具などを販売している書店など、今までになかった店舗も増えているのが特徴です。
インターネットの普及で書籍離れが懸念されていることからも、今後は業界の変化が予想されているため、その変化を体感することができるといえるでしょう。