レコーディングエンジニアのやりがい・楽しさ・魅力
レコーディングエンジニアのやりがい・楽しさ
自分にしかできないミキシング
レコーディングエンジニアとして活躍できるのは、類まれな音響センスを持ち、各楽器の音はもちろん、ミュージシャンによって異なる音色までも生かしきって音源を組み立てるというスキルを持った人です。
エンジニアそれぞれに持ち味があり、誰が手がけても同じような楽曲になるということはありません。
自分のスキルを存分に発揮でき、自分だけのオリジナリティーを注ぎ込める音源制作は、レコーディングエンジニアにとって最大の魅力であるといえるでしょう。
いい作品ができた時の満足感
レコーディングエンジニアが1つの曲の音源を制作するためには、アーティストをはじめとする大勢のスタッフと協力しなくてはなりません。
全スタッフの要望を集結し、最後の仕上げを行うのがレコーディングエンジニアの仕事です。
その責任は重大であり、苦労も多いものですが、誰もが納得できる作品に仕上がった時には最高の満足感を味わえます。
さらに、ファンに感動を与えたり、CDセールスが伸びたり、いい評価を受けたりすることは、レコーディングエンジニアにとっても誇らしい限りです。
音楽シーンに後々まで残る仕事
昔から音楽と人とは切っても切り離せないものであり、誰にでも人生の中で思い出に残る曲はあるものです。
ましてや現代は、スマートフォンやタブレットなど再生メディアの普及、インターネットを用いたデジタルコンテンツの多様化と多チャンネル化により、膨大な楽曲のニーズがあります。
1人のレコーディングエンジニアが手がけた楽曲が、誰かの人生のワンシーンを飾る思い出の曲となる可能性も高まっているのです。
レコーディングエンジニアの仕事はアーティストや作曲家などと違い印税契約ではないため、CDや音楽配信などで売れた分だけ儲かるものではありません。
しかし、廃盤にならない限りは後々まで音楽は残り、売れ続ける可能性があります。
人や時代が変わっても音楽シーンに残る楽曲に関われることは、レコーディングエンジニアのやりがいのひとつだといえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
レコーディングエンジニアの魅力
活躍の場を広げられる
レコーディングエンジニアはあくまでもレコーディングやミキシングに特化した職業ですが、仕事をするうちに歌手やアーティストに対しアドバイスをしたり、ディレクションをしたりすることもあります。
こうした仕事が増えれば、レコーディングエンジニアとしてだけでなく、プロデューサーとしての活躍の道もみえてきます。
レコーディングエンジニアにはさまざまな能力が必要であるため、そのスキルを生かすことで音楽業界でさらに活躍していくことができるでしょう。
アーティストからの信頼
アシスタントからレコーディングエンジニアになるためには、多くの仕事をこなし、アーティストや演奏家に信頼してもらうことが大切です。
人気レコーディングエンジニアともなると、著名なアーティストから指名で仕事が入るようになり、さまざまなスタジオからも引っ張りだこです。
レコーディングエンジニアの大半は歩合制や出来高制で、アーティストから信頼を得られれば得られるほど仕事につながり、給料も上がっていきます。