プロブロガーの仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「プロブロガー」とは

プロブロガーの仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

趣味や本人の詳しい分野に関する情報ブログを運営し、そこに載せた広告から収入を得る。

プロブロガーは、趣味や本人の詳しい分野に関しての情報ブログを運営し、そこに載せた広告から収入を得る職業です。

プロブロガーの広告手段は大きく「クリック型広告」と「アフィリエイト広告」の2種類に分けられます。

ウェブサイト作成や運営に関わる知識、技術は必要ですが、学歴や資格はとくに必要ありません。

何よりも、訪問者を惹きつけることができるコンテンツを作成することが重要です。

プロブロガーはフリーランスで働くため、収入は個人の力量に大きく左右され、年収1000万円以上を稼ぐ人もいれば、年収200万円~300万円程度にとどまっている人もいます。

ブログも乱立している今、成功するのは簡単なことではありませんが、有名プロブロガーになると書籍出版・セミナーなどの依頼が来るようになり、純粋なブログ収益にプラスして収入が入るようにもなるでしょう。

「プロブロガー」の仕事紹介

プロブロガーの仕事内容

プロブロガーは、趣味や本人の詳しい分野に関しての情報ブログを運営し、そこに載せた広告から収入を得る職業です。

プロブロガーの広告手段は主に「クリック型広告」と「アフィリエイト広告」の2つあります。

クリック型広告

「Goole Adsense」に代表されるクリック型広告は、広告がクリックされた回数に応じて報酬が決まるので、手軽な広告掲載手段として広く使用されています。

クリック型広告を利用しているプロブロガーは、ブログへのページビュー数(PV数)に気を配ります。広告クリック数はPV数にある程度比例するからです。

そのため、頻繁にコンテンツを更新したり、日記形式のブログにすることで、リピーターの確保と新規訪問者獲得に勤めます。

アフィリエイト広告

もうひとつは、自分のサイト経由で商品が販売されたときに収益になるアフィリエイト型広告です。

アフィリエイト型広告については、特定商品を意識したコンテンツ作成をする必要があります。

商品を魅力的に見せるために、趣味や知識のある分野の情報を効果的に織り交ぜることで宣伝効果を高めます。

プロブロガーになるには

プロブロガーになるために特別必要な学歴や経歴は必要ありません。ウェブサイト作成・マネジメントに関わる勉強をしておけば仕事には役立つでしょう。

しかし現在はWordpressなどのブログ作成ツールがたくさんあるため、ウェブサイト構築の専門的知識や資格がなくても、ブロガーになることはできます。

しかし大事なのは、ユニークで訪問者を惹きつけるコンテンツを作成することです。ブログのテーマによっては、特定分野の深い知識が必要になるにでしょう。

また、ブログから収益を上げないことには、「プロ」のブロガーと名乗ることはできません。

ブログのテーマやスタイルにマッチした広告形態を見つけ、収益を確保しましょう。

プロブロガーの給料・年収

ある有名プロブロガーは自身の年収を500万円と公開しています。

これを多いと考えるか少ないと考えるかは人によりけりでしょうが、有名プロブロガークラスでこの年収であれば、もっと収入が少ない人が中間層にひしめいていることが想像できます。

しかし、トップクラスのブロガーでは年収1000万円以上を稼ぐ人もいます。

このレベルになると、趣味・知識をメインの情報としたブログより、企業と親密に提携したアフィリエイターに近い手法で収益を上げることが多いようです。

プロブロガーはフリーランスのため、各種社会保険や経費については完全に自己負担となります。

本業が会社員など被雇用者である場合、プロブロガーとして確定申告をすると勤務先に副業がばれてしまうため、確定申告ができない人もいます。

プロブロガーの現状と将来性・今後の見通し

有名プロブロガーになると、書籍出版・セミナーなどの依頼が来るようになり、純粋なブログ収益にプラスして収入が入るようになります。

ブログの乱立によって、ほんの一握りの人しかこのレベルに達することができないのが現状です。

また、ブログ数が飽和状態になっている分野もあります。旅行系、ガジェットネタ、グルメがその一例です。

これからこういった分野に参入する場合は、他のブログにはないオンリーワンの視点や、これまでにない情報価値が求められるでしょう。

たくさんのブロガーがひしめき合う中で、時代のニーズを見極め、いわゆるバズる(SNSなどでたくさんシェアされる)コンテンツを作成することが、生き残っていくための必須条件といえるでしょう。

プロブロガーに向いている人・適性

プロブロガーに向いているのは、まず第一に、ブログを継続していける粘り強さがある人です。

ブログを始めたばかりの頃は、ビジター数が伸び悩んだり、収益が思ったほど上がらなかったりで、ブログに対するモチベーションを保ちにくい時期があります。

その段階で諦めず、よりビジターを惹きつけられるように内容を工夫していく努力ができる人は、プロブロガーとして成功する可能性が大きくなります。

情報の量や質はもちろん大切ですが、プロブロガーは魅力的なキャラクターや文章、写真でビジター数を獲得します。

ユニークな視点を持ち、ある程度の文章力や、説得力のある写真を撮れる能力がある人が、プロブロガーに向いているでしょう。

プロブロガーの勤務時間・休日・生活

プロブロガーの生活と勤務時間は、ブログを始めたばかりのころと軌道に乗ってからで大きく異なるようです。

ブログが軌道に乗るまでは、1日10時間ほどパソコンに向かって作業をするのがあたり前です。

少しでも早くコンテンツを充実させPV数を増やすため、休日なしで働く駆け出しブロガーもいます。

ブログが軌道に乗り、既存コンテンツである程度以上のPV数を稼げるようになると、作業時間や休日を自分で調整できるようになります。

しかし多くのフリーランスワーカーと同じく、作業時間を減らしたり休みをとることに罪悪感を覚えるようになってしまうため、駆け出しの頃と変わらないペースで仕事をしてしまうプロブロガーは多いようです。

基本的にパソコンとインターネットがあればできる仕事のため、海外を旅行しながら仕事をしたり、海外在住のプロブロガーも少なからずいます。

プロブロガーの求人・就職状況・需要

ブロガーになることは誰にでもできます。しかしプロと名乗るには収益を上げる必要がありますから、ブロガー全員がプロブロガーになれるわけではありません。

それでも、特別な学歴や高度な専門知識が必要なわけでもなく、採用試験もない職業ですから、挑戦するハードルは低いといえます。

雇用形態は完全にフリーランスです。

大規模なメディアブログでは複数人ブロガーを雇って運営しているところもありますが、雇用形態としては業務委託となり、基本的にはフリーランスと変わりがありません。

また、会社員などの本業のかたわら副業としてプロブロガーになる人もいます。

本業があればプロブロガーという職業の不安定さを補えるため、駆け出しのころは副業としてプロブロガーになるのが賢明かもしれません。