仕事体験談 法律を知ると世の中のことを学んでいる気持ちに 回答者 : まさこさん(女性/41歳) 職業名 : 法律事務現在の状態 : 経験者経験年数 : 5年 仕事内容 大阪にある法律事務所に法律事務として勤務していました。 弁護士2人、事務員スタッフ5人ほどの法律事務所でした。 パラリーガルとも呼ばれるこの職種は、弁護士の事務作業を補助する仕事です。 裁判で使用する書面作成の準備を手伝ったり、裁判所へ提出する書類を代理で届けたりすることが主な仕事内容です。 事務所へ来所する相談者の応対をするのも、仕事の1つです。 法学部の出身だったため、なんとか法律に関われる仕事に就きたいと思い、目指した職業でした。 仕事のやりがい 書面の文書を作成するのは、弁護士の先生本人ですが、それらの書類の誤字脱字チェックなどをするのは、自分たち法律事務の仕事でした。 書面を目にするたび、法律用語が並ぶ文書を見るのが楽しくて仕方なかったです。 法学部で法律の勉強をしたはずなのに、まだまだ自分の知らない法律がこんなにもあるのかと、驚きの毎日でした。 先生の仕事を手伝いながらも、まだ学生として法律の勉強ができているようで、嬉しかったことを覚えています。 先生のお遣いとして、裁判所へも頻繁に出入りしていましたが、元大阪市長で弁護士の橋本徹さんとすれ違ったのも、思い出の1つです。 覚悟しておいた方がいいこと 弁護士の仕事は、裁判の期日に合わせて書類を作成することばかりで、いつも期日に追われているものです。 そのため、案件ごとに書面の提出日が細かく決められていることから、自分たち事務員も、しっかり案件の内容を把握しておかなくてはなりません。 また、裁判所へ書面を提出する際の流れも覚えなくては、仕事についていけないものでした。 そして、来所する相談者は悩み深い問題を抱えている人が多いので、時としてたいへんなお客さまに出会うこともあります。 法律すべてを覚えていないといけないわけではないですが、少し頭に入れておかないと手続きに戸惑う仕事もありました。 しかし、法律は覚えていて得することはあっても、損することはないものです。 そのように思うと、日々の仕事内容が、自分の人生そのものに役立つような気がして、とてもやりがいのある仕事でした。 給料・待遇 法学部、4年大卒という最終学歴でしたが、転職でついた仕事でした。 1度は新卒で違う会社の事務職として就職しましたが、25歳の時に転職でついた仕事でした。 月収は、総支給額が22万円ほどで手取りが18万円ほどでした。 その後、5年ほど従事していましたが、有給や社員旅行など、一般的な民間企業と変わらないような福利厚生となっていて、とても恵まれた職場でした。 この職業の恋愛・結婚事情 弁護士事務所には、修習生と呼ばれるいわば、弁護士の見習い段階の人が勉強を兼ねてしばらく勤務することがあります。 若い後輩は、同じ事務所に修習生としてやってきた男性とお付き合いを始めていました。 その後、自分が離職してから聞いた話ですが、しばらくお付き合いしたのち、結婚したそうです。 修習生という、弁護士の卵と出会える職場でもありますが、まだ見習いの段階なので、将来しっかり成功するかどうかは、わからないものです。 この職業を目指す人へのメッセージ 法律に興味がある人や、困っている人の手助けになるような仕事に就きたいと考える人には、素晴らしい職種だと思います。実際に自分がそうでした。 大学を卒業した後でしたが、この仕事を始めてからは、改めて法律の勉強を自分なりに始めたものです。 知らないよりは、知っていたほうが自分の人生にきっと役に立つと信じて疑わなかったからです。 法律を知ると、世の中のいろいろなことを学んでいる気持ちにもなれました。 そして、自分の知らない世界がまだまだたくさんあるということに、改めて気づかされるものです。 どうせ働くのであれば、もちろん収入も大切ですが、自分の人生を少しでも潤わせることができる職業につきたいものです。
弁護士2人、事務員スタッフ5人ほどの法律事務所でした。
パラリーガルとも呼ばれるこの職種は、弁護士の事務作業を補助する仕事です。
裁判で使用する書面作成の準備を手伝ったり、裁判所へ提出する書類を代理で届けたりすることが主な仕事内容です。
事務所へ来所する相談者の応対をするのも、仕事の1つです。
法学部の出身だったため、なんとか法律に関われる仕事に就きたいと思い、目指した職業でした。
書面を目にするたび、法律用語が並ぶ文書を見るのが楽しくて仕方なかったです。
法学部で法律の勉強をしたはずなのに、まだまだ自分の知らない法律がこんなにもあるのかと、驚きの毎日でした。
先生の仕事を手伝いながらも、まだ学生として法律の勉強ができているようで、嬉しかったことを覚えています。
先生のお遣いとして、裁判所へも頻繁に出入りしていましたが、元大阪市長で弁護士の橋本徹さんとすれ違ったのも、思い出の1つです。
そのため、案件ごとに書面の提出日が細かく決められていることから、自分たち事務員も、しっかり案件の内容を把握しておかなくてはなりません。
また、裁判所へ書面を提出する際の流れも覚えなくては、仕事についていけないものでした。
そして、来所する相談者は悩み深い問題を抱えている人が多いので、時としてたいへんなお客さまに出会うこともあります。
法律すべてを覚えていないといけないわけではないですが、少し頭に入れておかないと手続きに戸惑う仕事もありました。
しかし、法律は覚えていて得することはあっても、損することはないものです。
そのように思うと、日々の仕事内容が、自分の人生そのものに役立つような気がして、とてもやりがいのある仕事でした。
1度は新卒で違う会社の事務職として就職しましたが、25歳の時に転職でついた仕事でした。
月収は、総支給額が22万円ほどで手取りが18万円ほどでした。
その後、5年ほど従事していましたが、有給や社員旅行など、一般的な民間企業と変わらないような福利厚生となっていて、とても恵まれた職場でした。
若い後輩は、同じ事務所に修習生としてやってきた男性とお付き合いを始めていました。
その後、自分が離職してから聞いた話ですが、しばらくお付き合いしたのち、結婚したそうです。
修習生という、弁護士の卵と出会える職場でもありますが、まだ見習いの段階なので、将来しっかり成功するかどうかは、わからないものです。
大学を卒業した後でしたが、この仕事を始めてからは、改めて法律の勉強を自分なりに始めたものです。
知らないよりは、知っていたほうが自分の人生にきっと役に立つと信じて疑わなかったからです。
法律を知ると、世の中のいろいろなことを学んでいる気持ちにもなれました。
そして、自分の知らない世界がまだまだたくさんあるということに、改めて気づかされるものです。
どうせ働くのであれば、もちろん収入も大切ですが、自分の人生を少しでも潤わせることができる職業につきたいものです。