女性の放送作家のキャリアパス・結婚後の生活

女性の放送作家の現状

ハードで不規則な働き方をする放送業界は、昔から男性が中心となって活躍してきた業界でした。

テレビ局のディレクターやプロデューサー、放送作家は圧倒的に男の人のほうが多かったのです。

しかし、女性の社会進出とともに放送業界にも少しずつ女性が増え始めています。

最近では生活情報番組やドキュメンタリー番組、バラエティやコントなど、幅広いジャンルで女性の放送作家が作った番組を見ることができるようになりました。

たとえば、テレビ制作会社のADを経て放送作家に転職したたむらようこさんは、「サラメシ」「グータンヌーボ」「祝女」「めざましテレビ」などの人気番組の構成や脚本を担当しています。

2001年には女性スタッフによる番組制作会社「株式会社ベイビー・プラネット」設立しており、ますます女性の放送作家の活躍が進んでいます。

女性の放送作家の強み・弱み

女性の放送作家の大きな強みは、なんといっても女性の視聴者の共感を呼ぶ番組作りができるということでしょう。

テレビの視聴者は女性が多く、特に平日の午前中から夕方までは主婦や高齢女性がメインの視聴者となっています。

こうした人たちに興味を持ってもらえるような企画はなにか、好感を抱いてもらえるアナウンサータレントは誰か、楽しんでもらえる演出はどのようなものか。

女性の放送作家は自分の経験や感性を武器にしながら、番組の内容を考えることができるのです。

これは男性の放送作家にはない強みといえるでしょう。

その一方で、ハードな仕事が多くて体力が求められる際には、男性の放送作家のほうが有利になることもあります。

女性がこの業界で働くのであれば、心身ともにタフであることが大切です。

放送作家の結婚後の働き方・雇用形態

女性の放送作家が結婚したらどのような働き方ができるのでしょうか。

これに関しては、個人によってさまざまな選択をしているようです。

結婚後も今までと同じように第一線でバリバリ働きたいという人は仕事量を変えずに働いていますし、子どもが欲しいとか家族の時間を大事にしたいという人の場合は事務所を辞めてフリーランスになることがあります。

フリーランスの放送作家になれば、待遇やスケジュールの条件が合う仕事だけを引き受けることができるのが魅力です。

また、在宅でできる仕事を増やすことで結婚後も仕事と家庭を両立させている人もいます。

今の時代はノートパソコンひとつあればどこでも企画書を書くことができますし、ネットを使えばテレビ電話やチャットもできます。

工夫次第でさまざまな働き方ができるでしょう。

放送作家は子育てしながら働ける?

女性の放送作家として活躍している人のなかには、子育てと仕事を両立させている人もたくさんいます。

両立のポイントは、時間の融通が利く仕事を選ぶことでしょう。

番組によっては放送作家自らロケハンや取材に行かなければいけないものもありますし、長時間に及ぶスタジオ収録に立ち会ったり、深夜のラジオの生放送に立ち会ったりしなければいけないこともあります。

しかし、それ以外の仕事のなかには台本を書くだけのものもありますし、短い尺の番組の場合はたとえ収録に立ち会ったとしてもそれほど大変ではありません。

また、最近では放送業界においてもリモートワークやテレワークが進んでおり、打ち合わせはネットを使って在宅でできるようにしてくれることもあります。

子育てしながらでも仕事が続けられる環境は少しずつ整ってきています。

放送作家は女性が一生働ける仕事?

放送作家は、女性にとって経験や感性を活かしやすい仕事です。

料理や掃除などの家事のネタを生活情報番組に反映させたり、恋愛や友情の悩みをドキュメンタリーに投影させたり、好きなタレントやアイドルが活躍できるバラエティ番組を作ったり…と、さまざまな形で自分のアイディアを生かすことができます。

また、仕事内容としても台本を書く作業がメインになるので、どこにいても仕事がしやすいといわれています。

ADのように常に撮影や生放送の現場に立ち会わなければいけないわけではないので、子育てや介護をしながら自分のペースで働きやすいのは強みといえるでしょう。

柔軟な働き方ができるので、女性の放送作家が一生働き続けることは決して不可能ではありません。