保険外交員の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

保険外交員の業務スケジュール

一日のほとんどを外出で過ごす

保険外交員の仕事は、主に外出先で行われます。

アポイントを取ったお客さまや企業に出向くことが大半のため、朝礼やミーティングを終えると1日のほとんどをオフィスの外で過ごします。

思うようにアポがとれなかったり、契約がとれなかったりすると、オフィスで電話をかけるなどすることもありますが、オフィスで仕事をしていては新規契約につなげることができません。

経験を積んで役職がつけばオフィス勤務となり、ほかの保険外交員の仕事をサポートしたり、新人を指導したりするようになります。

直行直帰も多い

お客さまや企業を訪問するときも、基本的には朝オフィスに立ち寄り、夕方オフィスに戻るという流れです。

ただし、アポイントによっては早朝や夜に訪問を依頼されることも珍しくありません。

こうした場合はオフィスに立ち寄らず、お客さま宅に直行、または直帰することもできます。

フレキシブルな勤務体制も

とくに外資系の生命保険会社では、勤務時間を自由に設定できるところが増えてきています。

オフィスに行くのは、コアタイムと呼ばれる全員に出勤義務のある時間帯か、ミーティングの日だけなどで、それ以外の時間は自分の裁量で自由に仕事が出来るケースが多いです。

来店型のショップも増えている

近年では、代理店などで「来店型ショップ」と呼ばれるお客さまがオフィスを訪問するスタイルの店舗が増えてきています。
来店型ショップでは、決められた営業時間内でお客さまの接客を行うため、外交員のように外出をすることはほとんどありません。

「直接自宅に来られるのは嫌」「自分の好きな時間に自由に相談したい」という要望が増えつつあるなかで、こうした新しいスタイルの働き方は増えていくと考えられます。

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保険外交員のある1日

9:00 朝礼
朝礼を行い、連絡事項を共有したり、お客さまや企業についての情報などを交換したりし合います。

その後、新商品の説明を聞いたり、ロールプレイングといって営業員とお客様役になってシミュレーションの練習をしたりします。

9:30 上司ミーティング
直属の上司である所長と1日の流れをミーティングします。

その日に回るお客さまへお届けする資料を確認したり、プランの見直しについて相談したりなどします。

その後は外交員がそれぞれ出かけていきます。

10:00 一般家庭へ訪問
アポイントが取れているお客さまの家へ訪問します。

設計書が作れるPCやタブレットなどを使い、自分で設計したプランを提案し、お客さまの要望に応えながら、適切なプランを作成していきます。

担当地域ではチラシを配りながらお客さまの家を回ります。

12:00 企業へ訪問
企業の顧客は、お昼の休憩時間にアポを取ります。

企業は12~13時の間が休憩のところが多く、昼食の時間も考えるとお話する時間が限られてしまうため、手短に要点を伝えられるようにします。

学校へ訪問する場合は、12時45分~13時半の休み時間に訪問します。

14:00 休憩
15:00 一般家庭や企業を訪問
アポがある顧客のところへ訪問、企業によってはこの時間に入ることもできます。
16:00 帰社
今日の出来事を所長に報告、その日の書類の整理をしたり、所長に相談しながら新しく設計書を作り直したりします。

1日の活動の振り返りをPCに記録し、明日の準備をしてから退社します。

18:00 夜間対応
遅い時間にしか都合が付かないお客さまの場合には、この時間にアポを入れたり、または電話で別の日のアポを取ります。

保険外交員の勤務時間・休日

保険外交員の勤務時間

自分でスケジュールをたてる

保険会社に勤務する場合の勤務時間は、9時~18時前後が一般的です。

朝はだいたい朝礼がある9時前後に出社し、帰社の時間はお客さまとのアポに合わせて人それぞれ変わってくるため、一日のスケジュールは人によって異なります。

場合によっては直行直帰ができることもあります。

一人前となり、自分で時間管理できるようになれば、上司に相談しながら、自分のペースで動くことができるようになります。

自分で1日の予定を立てるため、アポイントのない時間は基本的には自由に使うことができます。

たとえば、育児をしながら、または介護をしながらなど時間を調整しながら仕事をこなすことも可能です。

自分でアポを調整できれば、子どもの行事に参加したり、急な休みをとったりすることもでき、子どもを持つ女性でも働きやすいという点は大きなメリットでしょう。

休憩は各自空いている時間に取るためばらばらですし、お客さまとランチをしながら営業をすることもあります。

研修時のスケジュール

保険外交員は定期的に研修を受けます。

研修時は、アポがなければ研修が終わり次第帰れますので、時間に余裕があります。

同僚や先輩の仕事ぶりを見たり、勉強したりする時間もとることができます。

また、新人のうちは先輩や上司について得意先などを回り、夕方には帰社します。

保険外交員の休日

日系の保険会社であれば、原則土日は休みというところが多いです。

ただし、保険外交員として営業をするには、お客さまの要望に応える必要があります。

どうしても休日しか時間の都合がつかないお客さまには休日にアポを取りますし、仕事が終わるのが遅いという方には、時間まで待ってお会いすることもあり、結果として土日出勤が必要なケースも多いです。

効率よく仕事をこなして、契約を取れれば休みは自由にとっていいという会社も多く、自分で休日を調整できるというメリットもあります。

一方で、実際には仕事の状況によっては休日出勤をしなくてはならないことも多く、営業のためには休みが取りづらいことをデメリットに感じる人も多いです。

保険外交員の残業時間

保険外交員はお客さまの都合に合わせて時間を調整しなくてはならないため、勤務時間を超えて仕事をすることは珍しくありません。

とくに期末の時期などは、ノルマを達成するため、また事務作業が増えるために残業が増える傾向にあります。

保険外交員の大半は歩合制であるため、ノルマの達成率により給料が変動します。

ノルマに遠く届かない月などは、残業をしてでも達成したいという人も多いでしょう。

また、個人のお客さまだけでなく法人を相手にする場合は、夕方以降にアポイントが入ることが多く、どうしても残業が増える傾向にあります。

保険外交員は忙しい? 激務?

保険外交員は、ノルマを達成し実績を積み上げれば、その分給料がアップしていくため、夜や土日も返上して働きたいという人が多いです。

一方で、効率的にノルマを達成し自分の時間を持ちたいと工夫してやりくりしている人もいます。

お客さまに合わせて働く仕事のため、自分の思い通りにスケジュールがたてられない不便さはありますが、自分の時間も持ちやすい仕事であるため、激務であると感じる人は少ないです。

保険外交員の休日の過ごし方

保険外交員は、常にノルマのことを考えて仕事に当たっているため、休日は仕事から離れたいと考える人が多いです。

特に女性が多い職業であるため、家族と過ごす時間に使う人が多いようです。