販売員のつらいこと・大変なこと・苦労
販売員のつらいこと・大変なこと
日常的なクレーム
販売員はお客さまから直接感謝の言葉をかけてもらえる仕事ですが、一方でクレームを受けることも決して珍しくはありません。
どれだけ頑張って働いているつもりでも、ふとしたことからお客さまを怒らせてしまうことはあります。
また、他のスタッフのミスであっても店舗の一員として自分にお叱りの声が飛んでくることもあるでしょう。
多くの人と接する仕事なだけに、人とのコミュニケーションで喜びを感じられることもあれば、それでつらいと感じることもあると考えておいたほうがよいでしょう。
数字やノルマに振り回される
販売員は、お客さまへの接客を通じて、店の売上アップに貢献することが求められます。
店によってはノルマがありますし、そうでなくても「売上目標」という形で、つねに数字を意識しながら業務に臨まなくてはなりません。
とくにリーダーやマネージャー、店長にもなると、店の売上は管理職としての自分の評価に直結するため、より大きなプレッシャーを抱えることになるでしょう。
ただお客さまと楽しく会話をするだけでなく、しっかりと数字で結果を出すために何をしなくてはならないのかを考えなくてはならないのです。
生活が不規則になりがち
販売員のみならず、接客業全般で言えることですが、土日祝日はかきいれ時となるため、ほぼ休むことができません。
一般的な休日に休むことができないため、なかなか家族や友人と予定が合わないと不満を持つ人は非常に多いです。
また、店舗の営業時間に合わせて働くため、早番・中番・遅番などシフト制をとっているところが多く、生活時間も不規則になりがちです。
毎日同じ時間に働くわけではないため、生活リズムを整え、健康に気を遣うよう心がけなくてはならないでしょう。
20代で正社員への就職・転職
販売員の悩み
たいていの販売員の仕事では、勤務時間のほとんどが立ちっぱなしとなります。
同じような姿勢で何時間も立ち続けるのは思っている以上に大変ですし、勤務先が広い店舗であれば、店内を走り回るようなこともあります。
この仕事を続けていると、一日の仕事が終わると脚がパンパンになってしまったり、慢性的な腰痛に悩んだりする人は多くいます。
また、室内にずっといることで夏は冷房による冷え、冬は暖房による乾燥に悩まされる人も少なくなく、身体に負担もかかりやすい仕事といえるでしょう。
さらに家電量販店などの場合は、家電など重い荷物を運ぶことも多いため、体力も求められます。
販売員を辞める理由で多いものは?
販売員を辞める理由で多いものは、キャリアアップや転職のためです。
販売員は自分の年齢やキャリアに合わせて転職する人が非常に多く、一定の店舗やブランドで長年勤める人は非常に少ないです。
一定の年齢に達してもマネージャーや店長になれない場合は、どうしても給料が頭打ちとなってしまったり、体力的な限界を感じて、この仕事を去る人も少なくありません。
また、よりよい給料や職場環境を求めて同業に転職する人も多いです。