コンサートスタッフの求人状況・就職先選びのポイント

コンサートスタッフの就職先にはどんなところがある?

放送局・広告代理店・レコード会社

音響エンジニア、照明エンジニア、ビデオエンジニア、ローディーは、放送局や広告代理店、レコード会社など大手の企業にも採用されています。

しかし、もともと必要な社員数が少ない上に、仕事に慣れたベテラン社員を長く雇用しておきたいため、欠員が出た場合に限って若干数の募集をするのが一般的です。

募集する際にも即戦力を求め、新卒者よりも経験者の中途採用を行うことが多く、新卒者が採用されることは難しいといえるでしょう。

学歴についても新卒者には厳しく、新卒者は大学卒、経験者は高卒以上の条件が出されることがほとんどです。

大手企業への就職を目指すなら、高卒または専門学校卒で中小の制作会社やプロダクションに飛び込み、アシスタントから現場で経験を積みながら、大手企業への転職のチャンスを狙うのがよいでしょう。

ただし、コンサートスタッフの雇用形態は正社員は少なく、契約社員であることがほとんどです。

イベント制作会社やプロダクション

大手企業以外の制作会社やプロダクションが正社員または契約社員としてスタッフを募集する場合、学歴は専門学校卒を条件にするところが多いようです。

同じ企業でも、アルバイトの募集は高卒以上、未経験者歓迎とされている求人情報が多く見られます。

高卒、専門学校卒、どちらでも最初はアシスタントからのスタートですが、学校で学んだ人は基礎知識があるため仕事に慣れやすく、知識の偏りがないため転職する際にも適応しやすいといえるでしょう。

高卒でアルバイトから始め、現場で知識やスキルを習得した後に社員として採用される人もいます。

派遣会社への就職

コンサートスタッフの中でも受付や設営、警備を行うスタッフは、イベント系の派遣会社から必要な日程だけに派遣されることがほとんどです。

派遣会社への登録は、基本的に学歴は問われません。

コンサートスタッフとして派遣される人材は、年齢は20〜30代の若い世代が多く、受付は接客を得意とする女性が、設営や警備は体力に自信のある男性が多い傾向にあります。

コンサートスタッフの仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介

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コンサートスタッフの求人の状況

コンサートスタッフとしての需要は減ることはありません。

繊細な機材を扱ったり、微妙な調整をしたりすることは手作業でなくてはできないため、今後もなくなることはないでしょう。

ただし、音楽制作会社やプロダクションなどから業務委託という形で仕事を請け負っていることが多く、収入や仕事量が不安定となっていることも珍しくありません。

大手企業の正規雇用でローディーの仕事に就いてボーナスをもらいながらキャリアアップしていく、というようなルートがあるわけではないため、安定とは程遠いのが現状です。

また、体力を必要とする仕事なので年齢を重ねるうちに厳しくなり、30~40代のうちに転職を選ぶ人も多く、こうした不安定な雇用状況は業界全体として改善しなくてはならない問題となっています。

コンサートスタッフの就職先の選び方

コンサートスタッフを目指して就職先を選ぶ際には、まず自分がどのような分野で働きたいかを考える必要があります。

さらに、志望する企業が実際にどのようなステージを手掛けているのかを具体的に調べてみるとよいでしょう。

企業によっては、コンサートやライブに強い、演劇に強い、固定の契約会場があるなどさまざまな特徴があるため、自分がどこで働きたいかを考えた上で選ぶとよいでしょう。

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コンサートスタッフの志望動機・面接

コンサートスタッフの志望動機としてよくあるものは、「人に感動を与える仕事にかかわりたい」「音楽やエンターテインメントを通して多くの人とコミュニケーションをとりたい」といったものです。

自分自身がコンサートを楽しむことが好きで、そのような感動の場を作り上げていくことに携わりたいという思いが、志望動機につながっている例が多いようです。

また、この仕事はあくまでも裏方となるため、志望動機でもそうした点に前向きであることを表現するとよいでしょう。

コンサートスタッフの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

コンサートスタッフの情報を探す場合は、ホームページを活用するとよいでしょう。

一般的な求人サイトで見つけることもできますし、コンサートスタッフやイベントに関する専門の求人サイトもあります。

また、エンジニアやローディーは不定期で採用することが多いため、求人情報を出している企業のホームページをこまめにチェックすることも大切です。