スポーツ専門学校とは

(読了時間:12分32秒)

スポーツが大好きな人であれば、一度は将来はスポーツに関わる仕事がしたいと考えたことがあるかもしれません。

このページでは、そんな人たちが多く通っているスポーツ専門学校の特徴について紹介していきます。

スポーツ専門学校とは

スポーツ専門学校は、将来「スポーツ業界に進みたい」「スポーツと関わる仕事がしたい」と考える人が、将来スポーツ関連の職業・仕事につくために必要な専門的知識や技術を学べる学校のことをいいます。

ひとことで「スポーツ専門学校」といっても、学校によって置かれている学科・コースは多岐にわたります。

学ぶ内容によって、目指せる職業・仕事も少しずつ変わってきますが、代表的なものとしてはスポーツトレーナーをはじめ、各種スポーツのインストラクターやコーチが挙げられます。

スポーツ専門学校は全国に複数あり、学校によって医療系のアプローチに強い学校もあれば、子どもを対象とするスポーツの指導者になるための勉強ができる学校、あるいは幅広くスポーツビジネスについて学べる学校もあります。

学校ごとにカリキュラムだけではなく、取得できる資格などにも違いが出てきますので、いろいろな学校を比較して、自分が勉強したい内容に最も近いことを学べるスポーツ専門学校を選ぶとよいでしょう。

スポーツ専門学校で勉強すること、授業科目

スポーツ専門学校で勉強すること、授業科目

スポーツ専門学校では、将来「スポーツ業界に進みたい」「スポーツと関わる仕事がしたい」と考える人を対象に、そのような職業・仕事に就くために必要な専門的知識と技術を基礎から身につけていくことができます。

ひとことで「スポーツ専門学校」といっても、学校によって置かれている学科・コースは異なり、目指せる職業や仕事も少しずつ変わってきます。

ただし、代表的なものとしてはスポーツトレーナーや、各種スポーツのインストラクターやコーチが挙げられます。

たとえばスポーツトレーナー系の学科・コースであれば、さらにアスリートトレーナーやフィジカルトレーナーなどの専攻に分かれ、体のメンテナンスやコンディショニング、治療、リハビリテーションなどの知識と技術を身につけていきます。

コーチやインストラクター系の学科・コースであれば、サッカーなど代表的な各競技のルールを覚えるとともに、基本動作やトレーニング法の習得、ゲーム分析、練習計画の立て方などについて学びます。

また、エアロビクスやヨガ、ダンスなどの指導を行うにあたっては、それぞれの基本動作を身につけ、正しい指示出しや指導方法の実践力を磨いていきます。

メディカルスポーツ系の学科・コースでは、柔道整復師鍼灸師理学療法士などになるための勉強をしながら、スポーツ選手のリハビリや予防などについて深く学んでいくことになります。

さまざまな資格取得に向けた勉強も

スポーツ専門学校では、以下のように、国家資格を含むさまざまな資格取得を目指すことができます。

・柔道整復師
・鍼灸師
・理学療法士
アスレティックトレーナー
健康運動実践指導者
・高齢者運動指導士
・日本体育協会公認教師
・日本ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
・日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)
・ジュニアスポーツ指導員

すべてのスポーツ専門学校で上記のような資格が取得できるとは限らず、また選択した学科・コースによっても違いがあります。

このような資格取得を目指すことで学校で学んだ知識や技術がさらに磨かれ、また、就職や転職時にも有利になることがあります。

スポーツ専門学校は全国に複数あり、学校によって医療系からのアプローチに強い学校や、幅広くスポーツビジネスについて学べる学校までさまざまです。

進学を検討している人は、いろいろな学校の特徴を見比べながら自分に合うところを選んでください。

スポーツ専門学校から目指せる職業・仕事

スポーツ専門学校から目指せる職業・仕事

スポーツ専門学校の卒業生は、スポーツトレーナーやコーチ、インストラクター、ビジネスマネジメント、こどもスポーツなどの分野で活躍する人が多いようです。

スポーツそのものの知識・技術を身につけるだけでなく、スポーツをする人(アスリート)のケガ予防やコンディショニング調整などフィジカル面をサポートする仕事を目指したり、保育の専門知識も身につけて子どもたちに正しく楽しい運動の方法を指導したりするような仕事を目指していく人もいます。

スポーツや人体について学ぶとともに柔道整復師や鍼灸師などの国家資格の取得も目指せる学科・コースもあり、そうした資格をとって独立開業をしたり、フリーのトレーナーとなって仕事をしていくような人もいます。

スポーツ関連の職業・仕事はたくさんある

スポーツ専門学校で学んだ人たちは、卒業後にスポーツ業界へ進むケースが大半を占めており、スポーツ関連の職業・仕事についています。

具体的には、以下のような職業・仕事があります。

・アスレティックトレーナー
・フィジカルトレーナー
・フィットネストレーナー
・スイミングインストラクター
・テニスインストラクター
・エアロビクスインストラクター
ダイビングインストラクター
・コーチ
・パーソナルトレーナー
・健康運動実践指導者
・幼児体育指導員
・スポーツイベント会社社員
・スポーツショップスタッフ
保育士
幼稚園教諭
・整骨院、接骨院スタッフ

スポーツは、幼児から高齢者までたくさんの人に楽しまれたり、競技として行われています。

スポーツ専門学校で学んだ人は、スポーツの専門知識を生かしてスポーツビジネスの発展に貢献したり、スポーツをする人を支えたりします。

スポーツ専門学校の学費、費用

スポーツ専門学校の学費

スポーツ専門学校の学費は、だいたい年間で100万円~150万円程度となっている学校が多いようです。

代表的な2年制のスポーツ専門学校の場合、卒業までにかかる学費は200万円~300万円程度がボリュームゾーンとなるでしょう。

なかには3年制の学校もあり、その場合には300万円~400万円程度が相場となっているようです。

初年度は入学金の納入が必要になりますが、2年次以降はその分は必要なくなるため、1年次よりも納入額は少なくなることが多いです。

多くの学校では合格発表後、入学手続きとして一括での学費納入が求められてくるようです。

スポーツ専門学校の費用

学費以外にも必要な費用があります。

おもなものとしては、実習費や教科書・教材費、資格検定料、同窓会費、卒業アルバム制作費などが挙げられ、年間で10万円~20万円程度はかかってくると考えておいたほうがよいでしょう。

国内や海外への研修旅行がある場合には、その費用も別途必要になることがあります。

また、進学にあたって一人暮らしをする場合には、家賃や食費などの生活費も見ておく必要があります。

ただし、学校によっては学生寮があり、格安で寮生活をすることができる場合があります。

学費サポートについて

スポーツ専門学校では、学生の経済負担低減のために、さまざまな学費サポート制度が設けられています。

代表的なサポート制度としては奨学金や教育ローンがあります。

利用には成績や収入などの条件がありますが、このような制度を活用すれば無利息あるいは低利息で学費を貸与してもらいながら学び、卒業を目指していくことが可能です。

また、特待生制度を設けている学校では、特待生に選ばれることによって、学費や入学金が全額あるいは一部が免除されることがあります。

このような制度は学校によって内容が異なりますので、各学校の募集要項などをよく確認してください。

スポーツ専門学校で学ぶには、数百万円単位での学費が必要になります。

希望の進学先が入学時、そして卒業までにどれくらいのお金が必要になるのかを調べておき、安心して学べるように準備してください。

スポーツ専門学校の就職先、就職率、卒業後

スポーツ専門学校の就職先

卒業後の就職先、活躍の場としては以下のようなものが挙げられます。

・フィットネスクラブ
・スポーツジム
・スポーツ関連企業(スポーツ用品店、スポーツイベント会社など)
・プロスポーツチーム
・整骨院、鍼灸院
・整形外科
・保育園、幼稚園
・医療福祉施設
・NPO法人

大きく分けると、スポーツトレーナーやコーチ、インストラクター、ビジネスマネジメント、こどもスポーツなどの分野で活躍する人が多いようです。

スポーツは、子どもからお年寄りまで幅広い世代の人にとって身近なものであり、また接し方もレクリエーションや余暇のひとつとして、あるいは競技として、さまざまな場面で実践されています。

そのため、スポーツのプロフェッショナルが求められる場も多岐にわたっているといえます。

個人で活動していく人も

なかには企業に就職せず、個人でスポーツチームなどとトレーナー契約を結んで活動したり、整骨院などを独立開業する人もいます。

ほかには、スポーツ専門学校では、柔道整復師などの国家資格の取得も目指せる学科・コースがあり、さまざまな資格を取ることによって、希望に応じた多様な働き方ができるようになります。

スオーツ専門学校の就職率

スポーツ専門学校の就職率は、学校によって公表しているところとそうでないところがありますが、高い学校では100%に近い数字となっているようです。

スポーツ専門学校ではスポーツ業界への就職を見据えたカリキュラムとなっており、早い段階から就職ガイダンスや進路指導なども頻繁に行われるため、そうしたサポートを受けて就職活動に臨むことが可能です。

また、スポーツ業界では、プロスポーツチームなど、一般公開されない非公開の求人も多くあります。

しかし、スポーツ専門学校では業界とのネットワークや過去の実績によって、そうしたものも含めた豊富な求人情報が集まるため就職率が高くなりやすく、個人の進路の希望に合った就職の実現につながっているようです。

ここで見てきたように、スポーツ専門学校の就職先や進路はさまざまなものがあります。

学校によって、とくにどのような分野に強みを持っているかも異なりますので、詳しくは各学校の就職情報をチェックしてください。

スポーツ専門学校の入試、志望動機、面接

スポーツ専門学校の入試

スポーツ専門学校の入試の選考方法は、大きく分けると「一般入試」「推薦入試」「AO入試」の3種類が行われています。

一般入試は、学歴などの受験資格を満たしている人であれば誰でも応募することができます。

推薦入試は、「指定校推薦」や「自己推薦」などがあり、指定校推薦では専門学校側が定める特定の高校生が受験でき、自己推薦では自身で推薦する形となります。

AO入試は最近よく行われるようになった入試方法で、成績よりも、学ぶことに対する意欲や熱意、人柄などを中心に選抜が行われ、一般的には他の選考方法よりも早い時期に合否が決定されます。

また、スポーツ専門学校ならではの入試の特徴として、「スポーツ特待生入学」といった試験が行われることがあります。

高校までにスポーツ分野で活躍していた人などは、こうした特別な区分で応募できることがあるため、確認してみるとよいでしょう。

なお、スポーツ専門学校の選考方法は書類審査や面接の2種類がほとんどで、難しい筆記試験などが行われることはほとんどないようです。

スポーツ専門学校の志望動機の考え方

スポーツ専門学校の志望動機を考える際には、スポーツ専門学校で何を学び、卒業後にどうなりたいかをイメージしてみましょう。

入学後に専門的な勉強をすることで希望の進路が変わる可能性もありますが、現時点で何を目指しているのかを考えておくことは大事です。

スポーツ専門学校への進学を希望する人は「スポーツを仕事にしたい」と考える人が多いはずですが、なぜスポーツが好きなのか、そしてそれを仕事にしたいと思ったきっかけについて振り返り、そのなかで具体的に目指したいことを考えてみましょう。

そして、志望校でどんな勉強をしていきたいのかを自分の言葉で語れるようにしておきましょう。

スポーツ専門学校の面接のポイント

スポーツ専門学校の入試では面接が実施されることも多くあります。

志望動機を中心に、自己PRや特技、学生時代に頑張ったこと、長所・短所、将来の目標などを話せるようにしておきましょう。

入学の時点で専門的な知識やスキルが求められることはほとんどありませんが、これまでの人生で、自分とスポーツとの関わりについて問われる可能性があります。

また、挨拶や言葉遣い、身だしなみなどはきちんとし、明るくハキハキと答えるように心がけましょう。

スポーツ専門学校では、複数の入試区分があり、応募条件や必要書類なども学校ごとに異なります。

入試の準備は早いうちから行っておき、試験当日は余裕を持って臨んでください。

スポーツ専門学校のオープンキャンパス

スポーツ専門学校のオープンキャンパスとは

スポーツ専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明会や入試相談会が行われることが多くなっています。

校内見学をしたり、在校生や講師とコミュニケーションをとるなかで、その学校の良さや魅力、雰囲気を肌で感じることができますし、自分が将来どのような仕事をしたいのか具体的に考えるきっかけにもなるでしょう。

なお、オープンキャンパスは進路選択を間近に控える高校3年生だけを対象としているわけではなく、実際に高校1年生から参加できるプログラムを用意している学校もあります。

まだ時間に余裕があるうちに自分の将来に考えておくことは決して無駄になりませんので、興味があれば積極的に参加してみるとよいでしょう。

スポーツ専門学校のオープンキャンパスの内容

スポーツ専門学校のオープンキャンパスでは、校舎見学の一環として、実際に授業で使う体育館や訓練室を見学するコースを設けている学校もあります。

また、特に人気がある体験授業では、実際に専門学校で行われている授業の一部を受講することができたり、スポーツビジネスに関する講演を聞いたりすることができます。

体験授業は定員制となっていることが多く、人気があるプログラムは早期に定員に達しやすいため、各学校のホームページなどで参加条件などをよく確認してください。

スポーツ専門学校のオープンキャンパスに参加する際の注意点

オープンキャンパスへの参加は基本的に自由ですが、学校によっては事前申し込みが必要となる場合があります。

オープンキャンパスはカジュアルな雰囲気で実施されることも多いですが、あくまでも受験生として、きちんとした態度や言葉遣い、身だしなみで参加したほうがよいでしょう。

オープンキャンパスに参加すると、パンフレットやホームページだけではわからなかった学校の魅力や校風が見えてくるものです。

とくに志望度の高い専門学校については、ぜひ積極的に参加してみることをおすすめします。

夜間のスポーツ専門学校

夜間のスポーツ専門学校とは

スポーツ専門学校の多くが、日中に授業が行われる「昼間部」の課程となっており、「夜間部」を置く学校で目立つのはメディカルスポーツ系の専門学校です。

そのような学校で学ぶ場合には、柔道整復師や鍼灸師、理学療法士などに求められる知識と技術を身につけ、それぞれの国家資格を得たうえでスポーツに関わっていくことが考えられます。

上記のような医療系の国家資格とスポーツの関連性は深く、とくにスポーツトレーナーのような仕事を目指している人であれば、国家資格を持つことも強みとなるでしょう。

夜間部では、学校によってはアルバイト先を紹介してくれるため、昼間にスポーツクラブやジムトレーナー、リハビリ助手などとして働き、学校で日々学んだことを生かしながらお金も稼ぐことができます。

夜間のスポーツ専門学校にはどんな人が通っている?

夜間のスポーツ専門学校では、昼間に働きながらスポーツの仕事に就くという夢に向かって頑張っている人や、すでにスポーツビジネスに関わっている人がさらなるキャリアアップのために通うといったケースも見られます。

したがって、学生のほとんどが高校を卒業したばかりの10代の人である昼間部に比べると、夜間部は、学生の年齢層や立場などもさまざまであるといえるでしょう。

夜間部のメリット・デメリット

夜間部のメリットとしては、昼間に学校に通うことができない人でも基礎から学んでスポーツ業界への就職・転職を目指せることだといえます。

学校によってはアルバイト先を紹介してくれるため、昼間にスポーツクラブやジムトレーナー、リハビリ助手などとして働き、学校で日々学んだことを生かしながらお金も稼ぐことができます。

また、夜間部の学費は昼間部よりも安いことが多いため、経済面での負担が軽くなることも魅力だといえるでしょう。

ただし、大変な一面もあります。

夜間の専門学校に通う人の多くは、おそらく別の仕事などと、専門学校での勉強を両立させることになるでしょう。

ときには疲れてサボりたくなってしまう日もあるかもしれません。

そんななかでも日々コツコツと勉強を続けて卒業を目指していくには、本人の強い気持ちが求められてきます。

昼間に通学することが難しい人でも、夜間部を選択することによってスポーツの専門的な勉強をすることが可能です。

ただし、学校によっては昼間部と夜間部で授業科目などに違いが見られる場合があるため、詳しくは各学校のパンフレットなどで確認してください。

スポーツ専門学校では、スポーツトレーナーやコーチをはじめ、スポーツビジネスを支えていくさまざまな職業・仕事に就くための専門的な勉強をしていくことができます。

学校ごとに特色が異なりますので、カリキュラムなどを比較しながら自分に合う学校選びをしてください。