ブライダル専門学校とは? ウェディングプランナー以外にどんな就職先がある?
そうした道へ進むことを目指す場合、ブライダル専門学校に進学するという方法があります。
このページでは、ブライダル専門学校の特徴や学ぶこと、学費、さらには進路について紹介していきます。
ブライダル専門学校とは
ブライダル専門学校では、将来ブライダル業界で活躍するために必要な知識と技術を学ぶことができます。
「ウエディングプランナー」や「ドレスコーディネーター」など、ブライダル関連の職業にはさまざまなものがあります。
ブライダル専門学校では、こうしたブライダル関連の仕事につくために必要なことを基礎から応用まで学び、サービスなどの実践力も磨きながら、就職後にはブライダル業界の即戦力として活躍できる人材を目指します。
また、在学中にブライダル業界で役に立つ各種資格取得を目指すことができる学校や、現場研修に力を入れている学校など、ブライダル専門学校によってさまざまな特色があります。
ブライダル専門学校で勉強すること、授業科目
ブライダル専門学校で勉強すること
ブライダル専門学校では、「ウエディングプランナー」「ヘアメイク・ドレス」「ブライダルフラワー」など、将来目指していく職業や仕事別に、いくつかの学科・コースが設けられていることが多いです。
共通して学ぶのは、ブライダル業界で必要となる専門的な知識・技術です。
おもな授業科目としては、ブライダルビジネス研究、ブライダルプロデュース、フラワーコーディネート、ブライダルサービス、カウンセリング技術などの授業があります。
とくに実習を重視する学校が多く、専門学校が連携しているブライダル関連企業で、結婚式場やゲストハウス、ドレスショップなどのブライダルの現場に出て仕事を経験することができます。
なかには、有給での長期インターンシップ制度が設けられている学校もあります。
また、資格取得を推奨している学校も多く、在学中にブライダルプランナー検定、ブライダルメイクアップ検定、認定ドレスコーディネーター、サービス接遇検定など、ブライダルに関連するさまざまな資格取得を目指すことが可能です。
ブライダル専門学校の授業科目
ブライダル専門学校では、ウエディングプランナー、ヘアメイク・ドレス、ブライダルフラワーなど、将来目指していく職種や仕事別に、いくつかの学科・コースが設けられていることもあります。
1年次は共通科目を学び、2年次以降に専攻を自分で選択できるようなしくみの学校もあります。
ブライダル専門学校で共通して学ぶのは、ブライダル業界で必要となる専門的な知識・技術です。
具体的には、ブライダルビジネス研究、ブライダルプロデュース、フラワーコーディネート、ブライダルサービス、カウンセリング技術などの授業があります。
社会に出て通用する、ビジネスについての基本を身につけるための授業も行われています。
さまざまなお客さまとコミュニケーションがとれるよう、ビジネス英会話やパソコン演習などの授業が行われる学校もあります。
実習重視のカリキュラム
ブライダル専門学校では、就職後に即戦力となって活躍できる人材を育てるため、実習に力を入れたカリキュラムとなっています。
実習先は、専門学校が連携しているブライダル関連企業が中心で、結婚式場やゲストハウス、ドレスショップなどのブライダルの現場に出て仕事を経験することができます。
就職活動の際にも実習経験が問われることが多いため、在学中の実習にどれだけ真剣に取り組み、何を得たかが重要になってくるといえるでしょう。
なかには、有給での長期インターンシップ制度が設けられている学校もあります。
在学中に給料をもらいながら学び、実践力を磨いて就職活動に向かうことができるのは大きな自信となるでしょう。
就職対策の授業も
入学後、早い段階から就職に向けた授業が行われることもブライダル専門学校の特徴です。
業界研究や就職対策(自己分析、マナー、エントリーシートの書き方など)、ブライダル関連資格取得のための授業などがあり、将来自分が進んでいきたい道を意識しながら勉強を続けます。
また、ブライダル企業見学や個別進路相談なども積極的に行われています。
ブライダル専門学校の多くは2年制となっていますが、日々密度の濃い授業が行われるため、あっという間に時間が過ぎると話す人も少なくありません。
希望の進路に向けて、一つひとつの授業や実習をしっかりと受けていくことが大事になってきます。
20代で正社員への就職・転職
ブライダル専門学校から目指せる職業・仕事
ブライダル専門学校から目指せる職業
ブライダル専門学校から目指せる職業は、以下のようなものが挙げられます。
・ウエディングプランナー
・ドレスコーディネーター
・ブライダルエステティシャン
・ブライダルメイクアップアーティスト
・ブライダルネイリスト
・ブライダルコンシェルジュ
・サービススタッフ
・ブライダル司会
・フローリスト
・フォトグラファー
このようにブライダルの仕事は多岐にわたっていますが、すべての企業で上記が募集されるわけではありません。
また、企業によっては呼び方が多少異なることもあります。
自分が将来どのような仕事をしたいのかをイメージしながら、学校選びをしていくとよいでしょう。
ブライダル専門学校から目指せる仕事
ブライダル専門学校から目指せる職業・仕事は、以下のようなものが挙げられます。
・ウエディングプランナー
結婚式のプランニングやトータルプロデュースを行う。
・ドレスコーディネーター
新郎新婦の衣装選びのお手伝いや、ベールやアクセサリーなど小物選びについてアドバイスする。
・ブライダルエステティシャン
新婦を結婚式当日に最も美しく見せるためのエステを行う。
・ブライダルメイクアップアーティスト
結婚式当日や写真撮影時のメイク全般を担当する。
・ブライダルネイリスト
花嫁の指先を整え、ドレスと合わせたネイルできれいに見せる。
・ブライダルコンシェルジュ
新郎新婦の要望を聞き、最適な結婚式場の紹介やプランを提案する。
・サービススタッフ
結婚式当日にゲストを案内し、食事の提供などおもてなしをする。
・ブライダル司会
挙式や披露宴の司会進行を行う。
・フローリスト
新郎新婦の要望を聞きながら、結婚式当日に使用するフラワーアレンジメント、ブーケ、コサージュなどを制作する。
・フォトグラファー
式や披露宴を撮影し、一生に一度の思い出を写真に残す。
このようにブライダルの仕事は多岐にわたっていますが、すべての企業で上記の職種が募集されるわけではありません。
また、企業によっては呼び方が多少異なることもあります。
知識・技術の習得と資格取得が可能
ブライダル専門学校では、在学中にブライダルの仕事で必要とされる専門的な知識・技術を身につけていくことはもちろん、仕事に役立つさまざまな資格の取得も目指すことができます。
たとえばブライダルプランナー検定、ブライダルメイクアップ検定、認定ドレスコーディネーター、サービス接遇検定など、ブライダルに関連する民間資格は多数あります。
このような資格を取り、就職活動時のアピール材料にしていくこともできます。
ブライダル専門学校から目指せる職業・仕事はたくさんあります。
ただし、在学中に専門的な勉強を経験していくなかで、具体的に自分がどのような仕事がしたいか意思をハッキリとさせていく人が多いようです。
ブライダル専門学校の学費、費用
ブライダル専門学校の学費
ブライダル専門学校の学費は、学校によって異なりますが、年間で100万円~150万円程度がボリュームゾーンとなっているようです。
最も一般的な昼間部・2年制の学校であれば、卒業までに200万円~300万円程度の学費が必要になるでしょう。
学費サポート制度として、特待生に選ばれれば学費が一部免除されたり、奨学金や教育ローンを活用して卒業を目指すこともできます。
ブライダル専門学校の費用
ブライダル専門学校で学ぶには、学費以外にも費用がかかってきます。
内容は学校によって異なりますが、教科書代・教材費、研修旅行代、卒業アルバム代、OB・OG会費、資格試験の受験料などは、学費とは別で必要になることが多いようです。
それらの費用は、年間で20万円~40万円前後と考えておくとよいでしょう。
在学中の留学制度があるような学校では、そちらに参加する場合、さらにまとまったお金がかかってきます。
学費サポート制度について
ブライダル専門学校では、学生が安心して学び続けられるよう、さまざまな学費サポート制度が設けられています。
特待生制度は、学校の特待生として一定基準を満たしていると判断された場合、学費が一部免除になる制度です。
卒業後の返還義務もないため、特待生として選ばれれば経済的な負担は大きく減るものと考えられます。
その他には、奨学金や教育ローンなど、支払いサポートを利用することもできます。
利子の有無や具体的な制度についてはものによって異なるため、各学校の定める規定をよく確認してください。
また、夜間部のある学校ではアルバイト紹介制度を用意しており、日中に学校が紹介する企業や施設で働きながら、夜間を利用して学べるような学校もあります。
ブライダル専門学校では、入学から卒業までには一般に数百万円単位の大きなお金が必要となります。
事前に必要な金額を調べておき、準備しておきましょう。
さまざまな学費サポート制度を活用することができれば、通常よりも安く学ぶことも可能になります。
ブライダル専門学校の就職先、就職率、卒業後
ブライダル専門学校の就職先
ブライダル専門学校の就職先は、ブライダル業界の各企業が中心です。
全体として多いのは、さまざまな職種の人が活躍できる結婚式場やホテル、ブライダルプロデュース会社への就職となっています。
具体的には、結婚式場、ホテル、フォトスタジオ、ブライダルプロデュース会社、フラワーショップ、ドレスショップ、ジュエリーショップなどが挙げられます。
また、結婚式場でも全国にいくつもの式場を展開する大手企業から、特色ある1つの式場のみを運営する企業までさまざまです。
ブライダルに関連する職業・仕事はたくさんあり、どのようなものを目指すかによって就職先も変わってくるといえます。
ブライダル専門学校にはブライダル業界とのネットワークもあり、毎年多数の求人がブライダル企業から寄せられるため、学校の手厚いサポートを受けて就職活動をすることができます。
ブライダル専門学校の就職率
ブライダル専門学校では、入学直後から就職を意識した授業や実習、ガイダンスが行われており、学校の手厚い就職サポートを受けることができます。
そのため、就職率は比較的よく、90%台後半から100%に近い数字となっている学校もあります。
ブライダル業界とのネットワークもあり、毎年多数の求人がブライダル企業から寄せられることも、ブライダル専門学校の特徴です。
在学中に確かな知識やスキルを身につけ、希望の就職先へ見事に就職を果たしている人は大勢います。
就職サポートについて
ブライダル専門学校での就職サポート内容は学校によっても異なりますが、ブライダル関連企業の話が聞ける就職ガイダンス、会社見学、現場実習、求人情報の提供、個別進路指導などがよく行われているようです。
また、就職対策講座として、業界研究やビジネスマナー講座、自己分析、エントリーシートの書き方の指導、模擬面接なども受けられます。
クラス担任のほかに就職指導専任の講師がつく学校もあり、安心して就職活動に向かうことができるでしょう。
ブライダル専門学校からは、結婚式場やホテルなど、ブライダル業界へ多数の先輩たちが就職しています。
就職率も高い数字を誇っている学校が多いですが、一番大切なのはもちろん本人の「こうなりたい」という意欲や熱意です。
就職に関する詳しい情報は、各学校のホームページなどでも公開されていますので、気になる人はチェックしてみてください。
ブライダル専門学校の入試、志望動機、面接
ブライダル専門学校の入試
ブライダル専門学校の選考方法は、一般入試、推薦入試、AO入試の3種類が一般的です。
一般入試は、学歴などの条件を満たせば誰でも応募することができます。
推薦入試としては、高校の学校長や担任の推薦によるもの、あるいは専門学校側が指定する高校に在学中の人が応募できるものなどの方法があります。
AO入試は、ブライダル業界へ進みたいという熱意や意欲を重視した選考方式で、専門学校の求める人物像に該当するかどうかという観点で合否が決定されます。
また、学校によっては特待生制度を導入しており、特待生に選ばれると学費の一部が免除されることがあります。
試験科目は、書類審査と面接の2種類が行われることが一般的です。
ブライダル専門学校の志望動機の考え方
ブライダル専門学校の志望動機を考える際には、ブライダルの仕事に就きたいと思ったきっかけからスタートして、どんな風に働いていきたいのか、何を目指していきたいのかをまとめるとよいでしょう。
すでに志望職種が固まっている場合には、目指す職種の仕事内容をきちんと理解しておき、なぜその仕事がしたいのかまで話せるようになっておくとよいでしょう。
「ブライダル専門学校で学ぶことで、このように成長したい」という気持ちを自分の言葉にしていきましょう。
また、たくさんのブライダル専門学校があるなかで、その学校で勉強がしたいと思う理由も志望動機に入れ込むとよいでしょう。
実習が充実している、たくさんの資格に挑戦できる、在校生の話を聞いて魅力を感じたなど、ポイントはたくさんあるはずです。
ブライダル専門学校の面接
ブライダル専門学校の入試では、面接の内容が合否を大きく左右するケースも多いとされています。
その背景には、サービス業でもブライダルの仕事では人柄が重視されやすく、さらに学業の成績よりも、ブライダルの仕事に対する熱意や意欲が大事だと考えられるということが挙げられます。
志望動機や自己PRはきちんと考えておき、「これからこうなりたい」という思いを伝えられるようにしましょう。
また、ブライダル業界は華やかに見られがちですが、人のために裏で動き回らなくてはならないことも多く、気苦労も多い仕事です。
ただの憧れだけではないということを面接で示すためにも、仕事の厳しさや大変なことも理解しておくことが大事です。
ブライダル専門学校の入試は、学校ごとに選考方法や試験科目が異なります。
詳しくは各学校の募集要項で確認して、事前にしっかりと準備をしてください。
ブライダル専門学校のオープンキャンパス
ブライダル専門学校のオープンキャンパスとは
ブライダル専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明会や体験授業、学校見学、進路相談などが行われるのが一般的です。
学校のあらゆる情報を入手することができるのはもちろん、とくに人気がある体験授業では、プロの講師からブライダル業界の仕事についての説明を聞くことができたり、専門学校で行われる授業の一部を紹介してもらったりすることもできます。
オープンキャンパスの場を利用して、入試の不明点や、入学後の生活で不安に感じる点などを解消するとよいでしょう。
オープンキャンパスは学校ごとに日程が決められていますので、最新の情報を事前にホームページなどで確認してください。
ブライダル専門学校のオープンキャンパスの内容
ブライダル専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明会や体験授業、学校見学、進路相談などが行われるのが一般的です。
各科の説明を受けたり、入試制度や学費について、さらには経済サポート制度など、学校のあらゆる情報を入手することができます。
体験授業はとくに人気があり、プロの講師から、実際に専門学校で行われる授業のさわりを教わることができたり、ブライダル業界の仕事について詳しく話を聞くことができたりします。
また、学校の講師や在校生とのコミュニケーションの機会が設けられることもあり、直接話を聞くことで、学校の雰囲気や様子を深く知るきっかけとなるでしょう。
ブライダル専門学校のオープンキャンパスの参加のメリット
オープンキャンパスに参加する一番のメリットは、パンフレットやホームページなどだけでは見えない専門学校の情報を、自分の目や耳で集めることができることだといえます。
不安点や疑問点をその場で質問することもできるため、安心して入試の準備に向かうことができるでしょう。
なおオープンキャンパス時には、遠距離から来校する人のために、交通費補助制度や学生寮の無料体験入寮ができるような学校もあります。
また、オープンキャンパスに参加することで、AO入試の出願資格を満たす場合もあります。
ブライダル専門学校のオープンキャンパスに参加する際の注意点
オープンキャンパスは学校ごとに日程が決められていますので、最新の情報を事前にホームページなどで確認してください。
基本的には誰でも自由に参加することが可能ですが、体験授業などがある場合、事前申し込みが必要となることがあります。
服装は自由であることがほとんどなので、必ずしもスーツや制服を着用する必要はありませんが、あまり奇抜なものではなく、相手に失礼のない格好で臨むほうがよいでしょう。
なお、オープンキャンパスは友人や保護者などと一緒に参加することもできますが、一人でも心配なく参加することができます。
ブライダル業界へ就職し、希望の仕事をするという夢を叶えるためには、進路選びがとても重要になります。
進学先を決めていくうえで、オープンキャンパスへの参加は、きっと有意義なものとなるでしょう。
ぜひ積極的に足を運んでみてください。
夜間のブライダル専門学校
夜間のブライダル専門学校とは
夜間のブライダル専門学校とは、ブライダル業界に進むための勉強ができる専門学校のうち、夕方から夜にかけて授業が行われる「夜間部」を置く学校のことをいいます。
多くのブライダル専門学校が昼間部となっているため、夜間部のある学校は決して多いわけではありません。
夜間部は18時頃から21時頃にかけて授業が行われ、授業数は1日に2コマあるいは3コマとなっています。
夜間部でも、ブライダル業界で活躍するための基礎知識や応用までを総合的に学ぶことができますが、昼間部に比べると限られた時間内で集中的に勉強するカリキュラムとなっています。
夜間部では、日中に仕事をしながらブライダル業界への転職を目指す社会人も多く通っています。
また、ブライダル専門学校が提供する「アルバイト紹介制度」を利用して、ブライダルやサービス関連のアルバイトをしながら通学する人もいます。
カリキュラムや就職先に違いは?
ブライダル専門学校の夜間部でも、昼間部と同じようにブライダル業界で活躍するための基礎知識や応用までを総合的に学ぶことができます。
ただし、昼間部よりも1日の授業のコマ数が少ないことが一般的であるため、限られた時間内で集中的に勉強できるようなカリキュラムとなっています。
就職についても、昼間部と同じように学校の各種サポートを受けることができますし、在学中にさまざまなブライダル関連の資格取得も目指していくことが可能です。
夜間部だからといって、就職を目指すうえで特別不利になるようなことはありません。
ただし、実習については授業のない土日を使って行われることがあります。
また、平日の昼間に学校が提携するブライダル関連企業で働きながら、学んでいるような人もいます。
夜間のブライダル専門学校にはどんな人が通っている?
夜間部で学んでいるのは、時間の都合上、昼間部に通うことが難しい人が多いようです。
たとえばアルバイトをして学費を稼ぎながら専門学校に通っていたり、現在は別の仕事をしているけれどブライダル業界への転職を目指しているなどのケースがあります。
専門学校が提供する「アルバイト紹介制度」を利用して、働きながら通学する人もいます。
また、夜間部は昼間部よりも学費が安いことが特徴であるため、経済的な理由からあえて夜間部を選択している人もいるようです。
ブライダル専門学校の昼間部に通うことが難しい人も、夜間部を検討してみると自分に合っていると感じるかもしれません。
ただし、夜間部は昼間部に比べて学校の数がだいぶ少ないため、その点を頭に入れておきながら学校選びをしてください。
1年制のブライダル専門学校
1年制のブライダル専門学校とは
1年制の場合、ブライダル業界の仕事に就くために必要なことを総合的に勉強するカリキュラムではなく、ブライダルヘアやメイクアップ、あるいはウエディングプランナーなど、ピンポイントで各職種に必要なスキルを磨くためのカリキュラムとなっている傾向があるようです。
ある程度ブライダル関連の仕事の知識・技術を持っていたリ、限られたことだけ重点的に学びたいといった人は1年制に進学しているようです。
まったくブライダルの勉強をしたことのない人が基礎から応用までを段階的に学び、卒業後に即戦力として活躍できるための知識・技術を身につけるには、2年制に進学したほうがよいかもしれません。
また、1年制の場合、卒業しても「専門士」という称号は得られないことには注意が必要です。
1年制の学校は少ない
ブライダル専門学校の多くが、カリキュラムとして「昼間部・2年制」を採用しています。
1年制の学校もあるにはあるのですが、かなり数が限られてくるのが実情です。
その背景には、まったくブライダルの勉強をしたことのない人が基礎から応用までを段階的に学び、卒業後に即戦力として活躍できるための知識・技術を身につけるには、それくらいの時間がかかることがうかがえます。
2年制との違い
ブライダル専門学校からブライダル業界への就職の際には、在学中の実習で何を学んだかが問われることも多いようです。
2年制の学校では、ブライダルの現場での実習時間が多く設けられていることが特徴で、そのなかで実践力をしっかりと身につけることができます。
そのため、たとえば高校卒業したばかりの人が就職を見据えてブライダル専門学校に進学する場合には、やはり2年制の学校を選んでおいたほうがよいかもしれません。
知っておきたいこと
無事に1年制のブライダル専門学校を卒業した場合でも、学歴について「専門士」という称号は得ることができません。
専門士を得るには、「修業年限が2年以上等の要件を満たしたもので、文部科学大臣が指定した課程の修了者であること」といった決まりがあるからです。
ブライダル業界で就職や転職をするうえで学歴が重視されることはあまり多くないとされていますが、この点については事前に理解しておいたほうがよいでしょう。
ブライダル専門学校のほとんどが2年制となっているため、あえて1年制を選択する人はあまり多くないと思われます。
ただし、人によっては1年制の学校でも十分にスキルアップできる可能性があるので、カリキュラムを見ながら、自分に適した学校選びをしてください。
ブライダル専門学校の口コミ・体験談
ブライダル専門学校 ブライダル科卒業生の体験談・口コミ
ブライダル専門学校を目指した理由
私は、人を楽しませたり、喜ばせたりすることが大好きです。
何か人を幸せな気持ちにできるお仕事はないかと考えた結果がブライダルのお仕事でした。
結婚式のお仕事は、結婚するお二人の幸せや、ご来場の皆様を楽しませたり感動させたりできるお仕事だと思い、私もやってみたいと思い目指すことに決めました。
ブライダル専門学校で学んだこと・役に立っていること
私が通っていたブライダル科では、テーブルマナーなど、楽しませること以外にもたくさんの将来ためになることを学びます。
社会に出た時に恥ずかしくないように、さまざまな礼儀作法が学べます。まさに今でも体に染み付いており、周りから褒められます。
ブライダル専門学校の雰囲気
ブライダル科は、楽しいことなどが好きな人が多かったです。
私生活でも友達の誕生日などには企画を考えたり、喜ばせようという計画を立てたりする人もいました。
男女の比率的には女性の方が多かったですが、プランナーを目指す男性もいました。
ブライダル専門学校で楽しかったところ
授業の中で、実際に結婚式のシュミレーションをしたり、友達や先生と企画を考えたりしたことがとても楽しかったです。
こうゆうふうにしたらなど意見を出し合うことによって、さまざま意見や考え方を交換できるのでいい刺激にもなりました。
ブライダル専門学校でつらかったところ・大変だったところ
つらかったこと大変だったことは、頑張っても頑張ってもうまくいかなかったことです。
ブライダル科では、テーブルマナーの授業があり、その中でお料理を運ぶ時のお皿の持ち方の練習などがありました。
周りはどんどんできていくのに、私だけできるのが遅くて凄く悩みました。
ブライダル専門学校の卒業後の就職先・進路
卒業後の就職先は、志望していたブライダルのプランナーです。
このお仕事は、結婚式をする2人をサポートしたり、一緒に結婚式をどのようにするかを決めるサポートをする役目です。
1番近くで、お二人の幸せを見ることができるのでとても、やりがいを感じています。
周囲も、ブライダル関係に就職した人が多いです。
ブライダル専門学校卒業後の所感・メッセージ
母校は、私にとって誇れる場所です。
夢を叶えることができたのは、母校のお陰であり、先生や仲間たちと共に悩んだり楽しんだり、学んだからです。
今私がこうしてプランナーとして頑張れるのは母校という糧があるからです。
進路に悩んでいる高校生のみなさん、進路は将来に繋がります!
だから、たくさん悩むのは当然です。
自分の得意分野、自分の性格を活かせるお仕事がきっとあるはずです。
まずは自分と向き合うことが大切です。
応援しています!
ブライダル専門学校 ブライダル学科卒業生の体験談・口コミ
ブライダル専門学校を目指した理由
接客をするのが好きなので、もっと人と関わりたい、そして自分と関わったことで楽しい時間が過ごせたと思ってもらえるスキルを身につけたかったからです。
ブライダルについて学ぶには、専門学校でより細かく実践的に学びたいと思いました。
ブライダル専門学校で学んだこと・役に立っていること
基本的な接客マナーや仕草、時にはテーブルマナーを実践で身につけたりもしました。
他にも手話や介助の方法など、幅広い知識を身につけることで多くのお客さまと関われるようになりました。
丁寧な話し方が身についているので、普段から第一印象をよく見てもらえることが多いと思います。
ブライダル専門学校の雰囲気
ブライダル学科ではメイクの仕方なども学ぶので、全体的に華やかな学生が多いと思います。
接客が好きで入学している人が多いので、明るく思いやりのある学生がほとんどです。
ブライダル学科は女性が大多数で男性は少なかったですが、だからといって居づらいということもなく、授業中には男性目線の意見もとても助かりました。
ブライダル専門学校で楽しかったところ
ブライダル学科では実際にウェディングドレスを着たり、チャペルの見学をしたりしました。
自分だったらこんな結婚式にしたい!と夢を膨らませながら、授業を受けるのはとても幸せでした。
同じ夢を持った仲間と切磋琢磨しながら制作をするのも、とても達成感があり感動で涙が止まらないこともありました。
ブライダル専門学校でつらかったところ・大変だったところ
まだ分からないことがたくさんある頃から実習があり、実習先に向かう電車で泣きたくなることもありました。
ですが、実習が始まるとそこでは実習生ではなくお客さまをお迎えする1人のスタッフなので、常に笑顔でいなければならず大変でした。
それでも続けられたのは励まし合える仲間と、先生方のフォローがあったから、何よりお客さまからの「ありがとう」という言葉が自分の自信となったからだと思います。
ブライダル専門学校の卒業後の就職先・進路
卒業後は、ホテルへ就職しました。
ブライダル学科でもホテル業界の知識はたくさん身につけられるので、ホテルへ就職した学生が多くいました。
ホテルへ就職しても、ホテル内のブライダル課でブライダルコーディネーターになった仲間もたくさんいますし、専門式場やプロデュース会社で活躍してる仲間も大勢います。
ブライダル専門学校卒業後の所感・メッセージ
専門学校だから専門の知識しか身につけられないと高校生の頃は思っていましたが、今考えると専門的な知識よりも大事なことがたくさん学べました。
それはお客さまと接するうえでのマナーやおもてなしの心、そして実習で培った諦めず実践するということです。
もちろん、ブライダル業界で働くことは華やかな一面だけではありません。
お客さまの結婚式の裏では、汗を流しながら指示を出すプランナーやスタッフの姿があります。
それが自分が思い描いていたブライダル業界とは違うと落ち込むこともあるかもしれません。
ですが、それを事前に学べるのが専門学校。
だからこそブライダル業界に入っても続けることができるのです。
自分は専門学校に入って本当に良かったと今ではそう感じます。
この記事のまとめ
ブライダル専門学校には、将来ブライダルの道で活躍したいと考える学生が大勢集まっています。
同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながら、目指す進路に向かって過ごしていける日々はきっと充実したものとなるでしょう。
全国にはいくつものブライダル専門学校があるため、比較検討しながら自分に合う専門学校を見つけてください。
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