クラブDJの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

クラブDJの業務スケジュール

クラブDJには、さまざまな仕事のスタイルがあります。

フリーランスで活動しながらクラブイベントに参加することをメインにしているDJもいれば、飲食店などの店舗と専属契約をして定時で働いているDJもいます。

いずれの場合もDJの仕事は夜行うことが多いので、昼の間に新譜をチェックしたり使用する曲を選んだり主催者と打ち合わせをしたり、という作業をしておきます。

ここでは、週末のイベントでピークタイムといったメインDJと、他の仕事を掛け持ちながら、金曜日に店舗でDJをする場合との二つのパターンにわけ、1日の流れを紹介します。

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クラブで働くフリーランスDJの1日

11:00 起床
仕事は夜間が中心のため、起床は遅めです。
仕事のオファーメールなどを確認します。
12:00 食事
昼間は比較的ゆったりと過ごすことができます。
13:00 選曲
今日のイベントでの使用曲を決めます。
選曲はある程度事前に決めておく人もいれば、その場の雰囲気やインスピレーションで決める人もいます。
15:00 レコード店巡り
レコード店で新譜やDJに使用できそうな曲を選びます。
ここで買った曲を当日に使用する場合もあります。
18:00 打ち合わせ
次のイベントなどの打ち合わせや、イベント会場のスタッフと顔合わせをします。
クラブや飲食店は夜間からオープンすることが多いため、打ち合わせはこの時間が多くなります。
20:00 帰宅
一旦帰宅して食事をとります。
イベントで使う音源をレコードバックに詰め、出発します。
22:00 会場準備
会場入りすると、主催者やオーガナイザー、知り合いに挨拶まわりをします。
DJブースで機材やレコードの準備をして出番を待ちます。
24:00  DJスタート
その日のお客さんのノリや雰囲気、前後のDJとジャンルの掛合い、全体の流れを考慮して選曲していきます。
26:00 プレイ終了
来てくれた知り合いや、他のDJたちにも挨拶まわりをします。
ここから新しいつながりや仕事のきっかけができることもあるので、コミュニケーションは大切です。
28:00 イベント終了
イベントごとに支払いがある場合は、スタッフから報酬を手渡しで受け取ります。

店舗での専属(兼業)DJの1日

9:00 起床
仕事関係のメールチェックをします。
10:00 出勤
昼間のアルバイトへ出勤します。
DJは趣味と実用を兼ねて、レコード店や楽器店などで勤めることも多くあります。
16:00 勤務終了
帰宅した後、DJの準備を整えて会場へ出発します。
18:00 店舗に出勤
店主に挨拶を済ませ、DJブースで機材やレコードをチェックします。
19:00 プレイスタート
お客さんの入りを見ながら選曲していきます。
早い時間帯は、あまり激しくない曲を選曲し落ち着いた雰囲気を演出します。
21:00
お客さんの入りが増えてくるとある程度ノリの良い曲を選曲していき、店内の雰囲気を盛り上げていきます。
23:00
だんだん客数も減り、落ち着いて飲みたい方などが見受けられるようになったら、雰囲気を変えるような音楽に変えていきます。
24:00 閉店
DJブース内の片付けをし、店主などに挨拶を済ませ帰宅します。

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クラブDJの勤務時間・休日

クラブDJの勤務時間

クラブDJの勤務スタイルは不規則です。

飲食店やクラブなどの専属のDJの場合は、その店舗の営業時間が勤務時間であり、店舗の休業日が休日になります。

フリーランスのDJの場合は決まった勤務時間や休日ありません。

どのようなイベントに参加するかを決めるのは自分自身なので、それによって平日に働くことになったり土日に働くことになったりするでしょう。

イベントであれば自分のプレイ時間以外は拘束されませんし、イベントは夜に行われたりすることが一般的なので日中は自由に過ごすことができます。

ただし朝型までのイベントも珍しくないため、必然的に夜型の生活スタイルとなってしまいます。

クラブDJの休日

一般的にいうと、やはり飲食店でのパーティやクラブイベントは、オーディエンスを多く集めることができる平日の夜や土日祝日に行われることが一般的です。

このためDJの多くが、深夜や土日祝日に働き、それ以外のときに休みを取っています。

地方のイベントに参加するDJの場合は、週末ごとに遠方に出かけることになるため非常に忙しい生活を送ることになります。

なかには「DJを始めてから週末に休んだことがない」という人もいます。

DJをめざすのであれば、世間の人たちが休むときこそが稼ぎどきとなることを覚悟しておくことが必要でしょう。

クラブDJの残業時間

クラブDJには残業はほとんどありません。

イベントや店舗の営業時間があらかじめ決められているため、時間がきてお客さまがいなくなると、自分も仕事が終わりです。

クラブDJは忙しい? 激務?

DJの仕事だけで生活するのは一握りの人だけで、DJの仕事だけで激務となる人はほぼいません。

しかし、クラブDJのほとんどは仕事を掛け持ちしているため、そのやりくりが難しい人も大勢いるようです。

平日はアルバイトなど別の仕事をし、夜はDJをするといったかなりハードな日々を過ごしている人も少なくありません。

DJの仕事は夜間あることが大半のため、どうしても深夜までの仕事となり生活が不規則になる、また夜型になってしまうという人もいます。

クラブDJの休日の過ごし方

休日も仕事から離れない

クラブDJは、休日だからといってのんびり過ごせるとは限りません。

DJの仕事は、たくさんの音楽を知っていることや音源を持っていることが何よりも大切なので、イベントがない日にこのような仕込みを行わなければいけないのです。

レコードショップに足を運んで中古のレコードを手に入れたり、CDの新譜を視聴したり、インターネット上で音源を購入したりという作業に精を出すことになります。

近年ではPCでDJをする人も多く、休日などの空き時間で曲を自分好みの尺やリズムに調整したりしているようです。

この世界で思いきり楽しみたい!という人にとっては、音楽にどっぷりと浸かった充実した生活を送ることができるでしょう。

他のイベントに足を運ぶ

DJは人脈を広げることも大切な仕事のひとつです。

1度でも自分のイベントに来てもらっていれば、こちらも顔を出すのが礼儀とされており、知り合いのDJやミュージシャンのイベントに積極的に顔を出し、そこで新たな知り合いを作って営業につなげていきます。

一般的に想像されているよりも、DJは義理人情を重んじる業界といわれていて、休日といっても完全に仕事と離れるのは難しいのが現状です。