占い師の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介

占い師になるための特別な試験はありません。資格を取得することで占いに役立てられることはあります。

本記事では、占い師の業務内容からその役割、仕事の流れなどを紹介します。

占い師の仕事とは

占い師の仕事内容は、占いに訪れた相談者の話を聞き、問題点を探り、未来を占い、相談者の抱えている悩みを解決に導くことです。

問題に対する専門的な知識が必要になることもあれば、開運法や行動指針など状況を改善するアドバイスをすることもあります。

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占い師の業務の内容

占い師が占う環境には、主に4種類があります。

相談内容はさまざまで、複雑な事情がある場合や深い悩みが大半です。

占いそのものの結果も大切ですが、そういった事情を抱える人に寄り添う姿勢や言葉遣いが大切です。

占い師が占う環境
  • 対面
  • 電話
  • ネット
  • メール

占う場による種類分け

対面以外にもさまざまな方法がある

占い師が仕事をする際、かつては対面で占いを行うのが一般的でした

しかし、通信技術の発達によって占い方も多様化し、最近では電話やメール、チャットなどの方法で相談者と接触することが増加しています。

もちろん、手相は対面でなければよく見ることができないでしょうし、占い師によっては「相談者の顔を見なければ正確な占いができない」という考え方の人もいて、今も対面での占いにこだわり続けている人もいます。

対面占いの場合

相談者は事前に質問内容を整理している場合が多いため、占い師の仕事は「占い」そのものと「問題に対するアドバイス」が中心です。

電話占いの場合

電話占いが人気

電話占いの場合は、占い師は相談者の顔を見ずに電話で話をしながら占います。

顔を見せないで話せるということ、思い立ったらすぐに相談できるということから、電話占いの場合は相談内容が漠然としていることも多く、占いの結果を伝えるよりは「相談者の求める答えを探り、願望成就の手助けをする」といった要素が強くなります。

また、相談者の状態によっては、カウンセリング的な要素が求められることもあります。

相談者は「1分〇〇円」「10分〇〇円」といった形で占いの料金を支払います。

電話の占い師になるには

電話の占い師としての活動をしたい場合、まずは電話占いのサービスを提供する会社に占い師として登録するのが一般的です。

電話の占い師も、タロット・霊感・算命学・西洋占星術など、一人ひとり得意分野や専門分野を持っています。

会社によっては、登録のために面接や技術審査などのオーディションが行われることがあるようです。

どの程度のスキルや経験が求められるかは、会社によって異なると考えておいたほうがよいでしょう。

公式サイトなどに占い師の情報が掲載され、相談者からの指名を受けて占いをすることが多いです。

なお、電話の占い師は、対面の占い師としての活動と両立している人も多くいます。

占い師として人気が出れば、会社に登録せず、個人名だけで電話占いをすることもできるでしょう。

電話の占い師の収入

電話の占い師は、完全出来高制で収入を得ることがほとんどです。

したがって、できるだけ多くのお客さまからの指名を得て、長時間占いをすることによって、収入を増やすことができます。

占い師がもらえるお金は、1分あたり20円から100円程度が相場となっているようです。

ベテランの人気占い師になれば時給にして1,500円以上を得ることもできますが、1回の占いは15分程度の短時間で終わることも多々あり、一気に多くのお金を得るのは簡単ではありません

また、占いの会社では新しい占い師もどんどん登録されるため、電話の占いだけで生活を成り立たせるのは大変なことだといえるでしょう。

ネット占いの場合

ネット占い(Webカメラ・マイクを使った占い)は、位置づけとしては電話と対面の中間になり、この場合、占い師の仕事は相談者の悩みに答えを出し、良い方向に導くことが主な仕事です。

メール占いの場合

メール占いの場合は、相談者が内容を絞っていることが多いため、相談内容に対してのみの答えとなります。

占い方による種類分け

占いにはさまざまな種類があり、多くの占い師にそれぞれが得意としている占いがあります。

姓名判断占い

姓名判断占いは、人の姓名で使用する文字の画数から5つの格数を割り出し、画数や見た目のバランスなどを調べた上で、その人の性格や将来性を判断する占いです。

日本で古くから信じられてきた占いです。

手相占い

手のひらに現れる線や、手のひらの肉づきを見ながら運勢を判断する占いです。

もとは古代インドが発祥で、外見的な特徴から性格や将来性を判断する「相」と呼ばれる占いの一種です。

六星占術

六星占術は、宇宙と人間との関わりを調べながらその人の運命を占うものです。

中国古来の占いをもとに、占い師の細木数子さんが提唱した占いです。

タロットカード

2枚の「大アルカナ」と56枚の「小アルカナ」という全78枚のカードを使い、2相談者が引いたカードからその人の性格や将来性を判断します。

78枚のカードにはそれぞれ意味があり、それを引いたことは単なる偶然ではなくいまの相談者の悩みや将来を表しているという考え方です。

占い師の役割

占い師の多様な役割

占い師の役割は相談者の抱える悩みを解決することです。

近年は電話占いやネット占いの普及により、ただの話し相手や愚痴聞き相手といった役割を求める人もおり、占い師には「占い」だけでなく「カウンセリング」や「話を聞くこと」が求められるようになりました。

相談者の求めるもの

相談者にとっての「よい占い師」とは、よきアドバイザーとして相談者の気持ちを肯定し、行動を後押ししてくれる存在です。

占い師は、相談者の話を聞きながら、ときに最善の策を占い、相談者の望む未来に近づくためにはどうすればいいのかをアドバイスします。

冷静さと客観性

占い師に必要なものは冷静さと客観的な視点です。

相談者の心を開き、親しみを持ってもらうことは大切ですが、占い師自身が相談者に過度の肩入れをすることは望ましくありません。

占い師も人間ですから、思い入れが強くなると判断力が鈍ることがあり、正しい答えが導き出せません。

常に中立的立場、冷静な判断力を崩さないことが求められます。

時には厳しい指摘も

占い師は相談者にとってよいことばかりをいっていてはいけません。

相談者にとって耳の痛い内容や不利益を被る可能性のある事柄が占い結果として現れたときにもはっきりと伝えることが大切です。

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占い師の勤務先の種類

占い師の働き方は人によって異なります。

相談者と直接話をする対面式のショップで占いをしている人もいれば、お互いに顔を見ずに電話やメールで相談を受ける形で自宅や事務所で占いをしている人もいます。

いずれの場合でも、一般的な会社員のように「就職」という考え方ではなく、個人事業主として仕事をする人が多く、勤務場所や時間、休日もそれぞれのスタイルで働いています。

実力や人気さえあれば、自分の身ひとつでさまざまな場所で占いをすることが可能で、普段は自宅で占いをし、イベントの際には依頼を受けてブースを出展するような働き方をする人もいます。

占い師の仕事の流れ

占いの流れ

占い師のもとに訪れる相談者は、深い悩みを抱えた人ばかりです。

中には精神的に追い詰められている人もいて、そういう人にはデリケートな対応が必要です。

そのため占い師は、言葉尻や口調・表情・身振りなどすべてを使って相談者の警戒を解き、ときにはカウンセリングも交えながら話を聞き出します

そして、自分の得意とする占いで、相手の悩みに対し適切なアドバイスを与えます。

占いには姓名判断や六星占術、手相やタロットカードなどさまざまな種類があり、占いの方法は占い師によって異なります。

主な相談内容

占い師のもとに来る相談の多くは恋愛問題です。

とくに最近は不倫や略奪愛・失恋・復縁の相談が多いといわれます。

ただ、対面占いの場合は恋愛問題以外にも相談内容は幅広く、以下のように内容もさまざまです。

対面占いに寄せられる相談
  • 金銭問題
  • 事業の問題
  • 仕事の相談
  • 子供の名付け
  • 土地の購入や家の新築・家相
  • 家族の病気

占い師の仕事内容のまとめ

占い師の仕事内容は、占いに訪れた相談者の話を聞き、問題点を探り、未来を占い、相談者の抱えている悩みを解決に導くことです。

占い師には特別な資格は不要ですが、人の話を聞く能力が求められます。

相談者にとっての「よい占い師」とは、よきアドバイザーとして相談者の気持ちを肯定し、行動を後押ししてくれる存在です。

常に中立的な立場で、冷静な判断力をもち、相談者にとって耳の痛い内容や不利益を被る可能性のある事柄が占い結果として現れたときにもはっきりと伝えることが大切です。

占い師のもとに来る相談の多くは恋愛問題で、そのほかにも金銭や事業が絡む問題や家族のことなどさまざまな相談が寄せられます。