ラグビー選手のセカンドキャリア・引退後の生活
ラグビー選手の引退理由
プロ契約の選手と社員契約の選手では、引退の理由も異なる面があります。
プロ契約の選手は他の競技のプロ選手と同様に、年齢による衰えなどによってプレーでチームに貢献することができなくなれば、引退を決断します。
新たなチームを探すこともできますが、新天地が見つからなければ、現役を退かなければならない状況となることも少なくありません。
社員選手の場合も、プレーでチームに貢献できなくなったときが引退のタイミングとなることもありますが、社業に専念するためにラグビー部の活動から身を引く場合もあります。
純粋に選手としての能力の問題だけでなく、引退時に会社の都合も関係してくるのが社員選手の特徴です。
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ラグビー選手の引退年齢
ラグビー選手の引退年齢は、他の球技のプロ選手よりもやや若い傾向にあります。
ラグビーは筋力、走力、持久力といった肉体的な能力が高いレベルで総合的に必要なスポーツであるため、年齢による衰えがプレーに影響を及ぼす面が多いのが一因です。
実際、トップリーグでプレーする選手で40代の選手は珍しく、ほとんどの選手が30代までに引退しています。
40代でも第一線で活躍する選手が多くいるプロ野球界などと比べると、ラグビー選手の選手寿命は短いといえます。
ラグビー選手のセカンドキャリア
正社員の選手は会社に残ることができる
引退後のセカンドキャリアについても、もちろんプロ選手と社員選手で大きく異なります。
プロ選手の場合は現役を退けば会社に残ることはありませんから、新たな道を模索しなければいけません。
一方で、社員選手は正社員であれば会社に残って仕事を続けることができます。
指導者や他の分野に転職する選手もいる
プロ契約でプレーしていた選手は、基本的に引退後はチームを離れることになります。
もちろん他のプロスポーツなどと同様で指導者の道に進む人もいますが、野球やサッカーといったメジャースポーツのように多くの人が指導者として生きていけるわけではありません。
現役時代に突出した実績を残したスター選手であれば、トップリーグのチームの監督やコーチになることもあります。
しかしセカンドキャリアを指導者として送れるのは一握りの選手だけです。
引退後にアマチュアチームの指導者となる人がいる一方、ラグビーとは別の職業に転職する人も少なくありません。
その場合は年齢が若ければ就職をする人が多いですが、自ら事業を立ち上げるという選択をする人もいます。
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ラグビー選手が引退前に準備しておくことは
引退後も会社に残ろうと考えている正社員の選手は、引退後のことも頭に入れて仕事に取り組む必要があります。
一方で、引退後は会社を離れることになるプロ契約の選手などは、セカンドキャリアについて社員選手以上によく考えておかなければいけません。
若くして引退する選手はラグビーとは関係のない会社に就職することも多く、飲食店や整体院、スポーツジムなどの事業を立ち上げる人もいます。
セカンドキャリアを頭に入れて、現役中から貯金をしたり勉強をしたりするなど、できることは準備しておくのがいいでしょう。