介護福祉士の「やりがい」の経験談・口コミ
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普段は発語されることがなく、声掛けしても無反応な利用者様がいらっしゃいました。
夜勤時補水の為お茶の介助をすると、笑顔で「あ〜、ありがと〜」と言ってくださったことがあります。
普段見ることのない姿にとても感動したことを覚えています。
このように話せない・反応がないと思っていても、しっかりと関わりを持てば小さな反応や変化に気付くことができます。
その気付きができることが介護福祉士という職種の魅力であると考えます。
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●認知症の方のお世話がメイン
認知症の症状は、人それぞれ。暴言も暴力も徘徊も何でもアリ。
でもそれは、本人の不安の裏返しの行動であり、それなりの理由がある。
新しいこと、今さっき言ったことを覚えられなくて、本人も周りの人も四苦八苦。
だけど、本人は、覚えよう、思い出そうと頑張っている。
●介護するって…やっぱり大変
お世話するって、口で言うのは簡単。介護職は体力的にも精神的にもガッツリ削られる。
一生懸命お世話してるのに、叩かれたり暴言吐かれたりするし。
利用者さんは、トイレに紙を突っ込みまくって使えなくしても、自分がそうしたのを全く覚えていない。
小さい子供以上に手が掛かる。
●利用者の笑顔や言葉が支え
だけど、相手が笑顔になってくれたり、ありがとうと言ってもらえると、とても嬉しいもの。利用者さんである高齢者の方々は、たとえ認知症であっても、相手のことをよーく見ている。
ビックリするほど、よく観察してる。
その上で、「大丈夫、大丈夫」「あんたが一番ええ」とか言ってもらえたら、とても嬉しい。
自分がこの仕事向いてないんじゃないかと悩んでいても、こういった一言で報われる。
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高齢になって、足腰が弱り家事がなかなかできなくなっている利用者様を支える仕事は、感謝され、やりがいがあります。
訪問先の95歳の方、94歳の方がおられますが、人生経験豊富な利用者様から学ぶことも多いです。
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私が特別養護老人ホームに入社して半年頃に、ある利用者様の担当につきました。
他の利用者様との交流が少なくご家族も心配されている様子でした。
私はレクリエーションをきっかけとして積極的に交流をしていただけるよう促しました。
その後気の合うお友達ができたようで笑顔を見れる機会も増え、ご家族も喜ばれていました。
充実した日々を過ごせるよう支援できたことに達成感ややりがいを感じました。
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がんの末期の方で、自宅で最後を迎えるのに不安が出てこられ、当施設でのお看取りをご希望され、来られることになりました。
しばらくはお元気でしたが、徐々に病状も悪化され、リクライニングの車椅子でなければ移動も困難になってきました。
その中で、ご本人様が最後に一度家に帰りたいと仰られました。
ご本人様の思いを叶えるため、ご家族様のご協力の下、数時間ではありましたがご自宅に帰ることができました。
しばらく、ご自宅で周囲を見渡したり車椅子で移動したりされてから「もう戻ります。」と仰られ、施設に戻りました。
「帰れてよかった」と言われたその数日後、施設内でお看取りをさせていただきました。
お見送りをさせていただいた際に、ご家族様から「あの時、帰りましょうと言ってくれなければかえることができなかった。家に帰る事ができてよかったです。ありがとうございます。」といってくださりました。
ご本人様の望み、ご家族様の思いを叶えられた瞬間でした。
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命を預かる仕事なので責任感が必要ですが、患者さまから「ありがとう」と笑顔で言われた時はとてもやりがいを感じこの仕事をしてよかったと思いました。
仕事を覚えていくうちに出来る事が増えていくのでどんどん自分で周りを見ながら動けるのでもし何かあった時にできた時は達成感を感じました。
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人と人との仕事なので、信頼関係が築けたときにやりがいを感じます。
認知症が進んでいて、身体を触られると暴れる入居者さんが、私だけは触っても暴れなかったことは、信頼してくれているのだなと嬉しく感じました。
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一番のやりがいは利用者様から「ありがとう」と感謝されることです。
その方が何を求めているのか、今どうして欲しいのかニーズを読み取ることが介護士は大切なのですが、感謝の言葉を頂いた時は達成感をとても感じます。