レーサーライセンス試験の難易度・合格率

カーレーサーのライセンス取得方法

国内Aライセンスと国内Bライセンスの取得方法

レーサーのライセンスにはいくつかのカテゴリーがあります。

国内Bライセンス

まず、レーサーを目指す人が最初にとらなければいけない「国内Bライセンス」は、試験を受けて取得するものではありません。

自動車運転免許証を持っていさえすれば、JAF(日本自動車連盟)に入会して規定の講習を受けることですぐに取得可能です。

国内Aライセンス

次に取得するのは「国内Aライセンス」で、このライセンスを取得すれば国内で開催されるほとんどのレースに出場できます。

Aライセンスの取得には筆記試験と実技試験があり、受験資格は、国内Bライセンスで出場できる競技会に1回以上出場して完走した経験があることです。

多くの場合、午前中に国内Bライセンスの競技会が行われ、午後に国内Aライセンスの昇格試験を受験できるような日程が組まれています。

Aライセンスの筆記試験は、テストとはいっても教材の持ち込みが可能なものです。

実技試験はローリングスタート(フォーメーションラップのあとに静止することなく、そのまま加速してスタートする方式)による模擬レースが行われます。

試験では速さを求められるのではなく、レーサーとしてのマナーと各種ルールが守られているかどうかが審査されます。

国内Aライセンスの合格率は90%前後といわれており、いずれのライセンスも自動車が好きな人が趣味で取ることもあるため、そこまで難しい資格ではありません。

国際ラインセスの取得方法

国内Aライセンスを取得してレースの実績をつんでいくと、国際ライセンスを取得可能です。

国際ライセンスにはA〜Cのランクがあり、上位ライセンスへの昇格は競技会への出場回数や実績で判断されます。

国際Cライセンスは、申請日より1年以内に日本のJAF公認レースに出場して2回以上完走するか、JAF公認のラリーおよびスピード行事の日本選手権で6回以上完走していれば取得できます。

国際Bライセンスは、申請日より2年以内に日本の全日本選手権や地方選手権レース、もしくは国際各式レースで5回以上完走していれば取得できます。

国際Bライセンスを取得すれば、フォミュラー・ニッポンやル・マン24時間レース、ダカールラリーなどのレースにも出場可能です。

そのため、Cライセンスに比べて条件が厳しくなっています。

国際Aライセンスは、申請日より2年以内に国際Bライセンスを必要とするレース5戦で5位以内に入賞するか、同じく選手権の最終成績で5位以内の成績を残すことが条件です。

国際Aライセンスをとれば、GP2(以前のFIA国際F3000選手権)やインディカーシリーズなどに出場できます。

レーサーになるには

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オートレーサーの試験の難易度と合格率

オートレーサーのライセンスを取得するには、養成所に入らなければいけません。

原則として2年に1回、養成所の入所試験が行われており、それに合格することでオートレーサーへの道が開けます。

オートレーサー養成所の入所試験を受けるには、年齢が16歳以上で体重60kg以内という条件があります。

試験の合格率は低く、2020年5月に合格発表が行われた第35期の結果を見ても、応募者337名(女子38名を含む)で合格枠は20名という難関でした。