レーサーに向いている人・適性・必要な能力

レーサーに向いている性格・適性

コミュニケーション力が必要

レースに勝つにはドライビングテクニックだけでなく、チームワークも大事な要素です。

レーシングチームにはメカニック担当スタッフやデザイナー、設計者、広報担当者などさまざまなスタッフがおり、レーサーは普段からチームメイトとともに動きます。

ともにレースでの勝利を目指すチームスタッフたちとコミュニケーションを取りながら、協力し合って働ける人でなければ、プロのレーサーとしてやっていけません。

また、F1などの国際舞台で戦っていくのであれば、メカニックの細かな部分までエンジニアと英語でやりとりすることもあります。

日常会話はもちろん、専門用語も含めて英語でコミュニケーションをとれる能力も求められます。

地道なテスト走行をこなせる忍耐力

レーサーは本番を前にテスト走行を何度も繰り返す必要があり、本番のレース以外でも集中力や忍耐力が求められます。

集中力を欠いていては大事故につながるリスクもありますし、テスト走行だからといって気をゆるめてしまってはレースで十分な成果はあげられません。

一つひとつのテスト走行に課題を設定し、それを解決するためにはどうするべきかを考えなら本番のレースに向けて地道な準備を行っていきます。

何日も繰り返し同じ課題に取り組むこともありますから、その繰り返しの作業にも耐えられる忍耐力がレーサーには求められます。

レーサーになるには

レーサーに必要なスキル・能力

高速で走行するための動体視力

常に時速200~300キロで走行するレーサーには、視力のよさが必要です。

視力といってもレーサーに求められるのは通常の視力ではなく、動くものをとらえる動体視力です。

レーサーの場合、通常の視力はあまり問題になりません。

近視であってもコンタクトレンズを入れているレーサーもいますし、最近ではレーシック手術を受けるレーサーも増えています。

レーサーに必要なのは、時速200~300キロで走行しても周囲の風景や物体、コースの状況が的確に捉えられる能力です。

運動能力よりも人並外れた集中力

レーサーに求められるのは、短距離走が速いとか、いろいろなスポーツがこなせるといった運動能力よりも、人並みはずれた集中力です。

レースにおいては、高速で走りながら路面の状態やタイヤグリップの変化、エンジンの状態などを身体全体で感じとり、その情報をマシンの操作に的確に反映させていかなければなりません。

さらに、他のレーサーたちと駆け引きをし、ピットのチームスタッフたちともコミュニケーションを取りながら長時間のレースを行う能力が必要です。

それを可能にするには、動体視力とともに人並みはずれた集中力が非常に重要です。

レーサーに向いていないのはどんな人?

超高速走行にも動じず、高い集中力と動体視力をそなえていれば、訓練すればするほどドライビングテクニックは上がってきます。

レーサーにとってドライビングテクニックは最初から求められるものというよりも、訓練によって向上させるものです。

しかし、高速で走行しても動じない性格と動体視力、集中力の高さが欠如している人はプロのレーサーには向いていません。

動体視力や集中力もトレーニングによって鍛えられる面がありますが、プロのレーサーを目指すのであれば早い段階から意識してトレーニングしておく必要があります。

また、レーサーは会社員のように定額の給料が安定して得られるわけではありませんから、経済的に安定志向の強い人には向いていないでしょう。