入国審査官になるためにはどんな大学・学部に行けばいい?
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入国審査官になるための学校の種類
入国審査官になるためには、特別に「○○の学科がある学校に行かなければならない」ということはありません。
入国審査官は「国家公務員」であり、国家公務員一般職試験に合格することが入国審査官になるための条件の1つとなりますので、国家公務員試験に挑めない学校というものがないように、何らかの学校でなければならないということはないのです。
ただし、特定の学科(特定の学問を集中的に勉強できる学科など)であれば多少は有利になる(学校での勉強がそのまま試験対策になる)という条件はありますので、入国審査官になることを目指して進学するのであればその点を意識して進路を決めることをおすすめします。
とはいえ、意識していなかったからといって入国審査官をあきらめなければならないということはありませんので、国家公務員試験に合格するための勉強に集中してください。
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入国審査官になるための大学
入国審査官になるためには、特定の学科や学部、コースを選択できなければならないということはありません。
基本的にどんな大学であっても入国審査官を目指すことは可能です。
ただし、以下の学部およびコースを選択していると、多少は有利になるかもしれません。
前者2つは、国家公務員試験で出題される科目を勉強できる学科になりますので、普段の講義で学んだ内容が試験内容に出る可能性が高いため、多少は有利になります。
外国語系の学部に関しては、入国審査官という仕事が「外国人とコミュニケーションをする仕事である」という特性上、採用後に必要な語学力や国際感覚を養うことができるという点もアドバンテージがあります。
入国審査官になるためのスクール
「入国審査官になるための特別なスクール」というのは珍しいですが、「国家公務員になるためのスクール」であれば比較的ポピュラーです。
入国審査官になるためには「1.国家公務員一般職試験に合格する→2.各地の入国管理局の面接に合格する」という過程がありますが、難易度が高いのは「国家公務員試験に合格する」ほうでしょう。
直近の国家公務員試験の競争倍率を調べてみると、約4.5倍であることから考えると、厳しい競争を潜り抜けるための勉強が必要不可欠であることがわかります。
そのための知識・教養を身につけるためには、公務員試験に特化したスクールの力を利用するのが1つの選択肢として有力なのです。
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入国審査官になるための通信講座
同じく「入国審査官になるための通信講座」というよりは「公務員試験に合格するための通信講座」が有力な選択肢となるでしょう。
通信講座には、以下のメリットがあります。
- 時間を選ばない
- 場所を選ばない
- 復習がしやすい
- 金銭的な負担が少ない
- 自分のペースで勉強できるのでプレッシャーが少ない
勉強を自分のペースで、身体的および心理的な負担を最小限にこなすことができるので、個人の勉強ペースにもよりますが万全のパフォーマンスで勉強を進めることができるというメリットが大きいです。
必ずしも必要というわけではありませんが、公務員試験は競争倍率が厳しいため、スクールや通信講座、または大学が提供する「公務員試験対策教室(講座)」のようなものを利用することをおすすめします。
独学で入国審査官になれる?
独学で入国審査官になることは不可能ではありません。
入国審査官は「公務員試験に合格する」「面接に合格する」という過程を経てなれるため、これらの対策を独学でこなすことができるのであれば大学やスクールを利用して勉強する必要は絶対的ではないといえます。
ただし、そう簡単なことではありません。
国家公務員試験の競争倍率は極めて厳しく、法律や行政、経済に関する知識を、いかに十分に保有しているかが問われます。
狭き門を通過できるだけの専門知識を有するための勉強は、ときに「効率的な勉強方法」も問われます。
なぜなら、公務員試験の受験資格には実質的に「年齢制限」があるからであり、年1回の試験を何度も受けられるわけではないのです。
そんな厳しい条件の中で、同じく国家公務員になりたいライバルとの競争に打ち勝てるだけの勉強をこなさなければなりませんので、独学でも可能とはいえスクールや通信講座などを利用したほうが多少なり有利であると思われます。
入国審査官になるための留学は必要?
入国審査官になるために「留学」をする必要性は絶対的ではありませんが、入国審査官という仕事の関係上、留学経験が仕事に多少なりとも影響するでしょう。
入国審査官という仕事はそもそも、日本に入国を希望する人の「日本に入国しても良いかどうかの是非を問う」という仕事であり、その判断は「入国に関する法律」と「その人の政治的信条」などによって行います。
日本に入国を希望する人には、さまざまな「国柄」「政治的背景」「宗教的背景」「経済的背景」があり、日本人には理解しがたい事情を抱えている入国希望者も少なくありません。
そのため、入国審査官には「国際感覚の豊かさ」も求められ、これは日本国内での勉強だけでなく、実際に外国で生活し、現地の人々と接することで養える感覚も重要なポイントになります。
実際、入国審査官として働く中で外務省出向・在外公館勤務を言い渡されることもあり、それによって国際感覚を養うという機会もあるほどです。
留学の経験は、入国審査官として働くうえで役立つ経験となるでしょう。
入国審査官の学校選びのポイントは?
入国審査官になるための学校選びで注意しなければならないことは、入国審査官になるためには特定の学部・学科・コースを選択することが絶対的な条件ではないということです。
例えば「医師になるためには、医学を学べる学校を卒業しなければならない」という制約があることと比べるとわかりやすいでしょう。
1つ重要なことは「国家公務員試験に合格すること」であり、そのためにどれだけ多くの対策を積み重ねていくべきかということです。