入国審査官の1日のスケジュール・生活スタイル

入国審査官の業務スケジュール

入国審査官は「国家公務員」ではありますが、その業務スケジュールは「勤務先によって大きく変動する」という特徴があります。

例えば大規模な国際空港の場合、24時間飛行機が発着するため、入国審査官も夜勤や早朝勤務が必要になるのです。

勤務先も全国の空港や港、管理局の事務職や外務省に出向しての在外公館勤務などさまざまであり、勤務先によって勤務スタイルが大きく変化するため、勤務スタイルの変化に伴う生活スタイルの変化に耐えられる体力や精神力が必要になります。

ただし、勤務時間は1週間あたりで38時間45分、休暇も4週間につき8日と定められているので安心です。

なお、現在、政府は観光立国としての様々な施策を推進しています。

その一環として、外国人観光客増加に対応できる体制を整え、入国審査官の働く環境も改善しよとしています。

ある空港で働く入国審査官の1日

空港や港で働く入国審査官の業務スケジュールは、勤務先で決めたシフト表に従って進められます。

10:00 起床

この日は夜勤を含めた勤務形態となっているため、12時の出勤に合わせて起床します。

入国審査官の業務開始が遅れればその分だけ入国審査にも差し支えてしまうため、空港業務のスムーズな進行のためには遅刻は許されません。

12:00 出勤

規定の時間までに出勤し、仕事の準備を進めます。

職場の同僚と打ち合わせを行い、注意事項や確認事項をチェックして情報共有を行います。

12:30 審査業務の開始

必要な確認事項等のチェックを済ませたら、審査ブースにおいて出入国審査業務を開始します。

さまざまな外国人を相手にする業務になりますので、円滑なコミュニケーションを進められる能力が問われることになります。

17:00 デスクワーク

入国審査官の仕事は、空港・港内では完結しません。

必要に応じて管理局などに必要事項を報告するための報告書の作成を行います。

22:00 前半業務の片付け

この日は夜勤を含みますので、ここまでの業務で半分の仕事がようやく終わりです。

フライトスケジュールの終了に伴い、片付け作業や引継ぎ作業を行います。

0:00 仮眠

必要な作業を終えたら、翌朝の業務再開まで仮眠をとります。

5時間程度しか眠ることができませんが、睡眠不足では早朝業務に支障をきたす可能性がありますので、入国審査官それぞれに「質の良い睡眠」のコツを調べて実践しているようです。

5:30 審査業務の再開

空港の稼働に伴い、入国審査官としての仕事も再開することになります。

飛行機の発着は基本的に予定に従って進められるため、入国審査官の仕事も基本的に予定にのっとって進められることになります。

11:00 業務終了・退勤

この日のシフトでは、11時になってようやく退勤となります。

仮眠があるとはいえ拘束時間は24時間以上、なかなかハードで縛りの多いスケジュールであるといえますが、入国審査官という責任の重い仕事をこなすためには、こうした厳しい業務スケジュールもしっかりとこなさなければならないのです。

入国審査官の生活

残業は覚悟しなければならない

入国審査官の仕事量は、対応しなければならない渡航者の数に比例します。

「日本から海外に渡航した人の帰路」「海外からの渡航者」が増えるほどに、入国審査官の仕事量も増える傾向にあるのです。

観光地としての日本の価値が認識されるにつれ、日本に旅行に来る外国人も増える傾向にありますので、渡航者の審査を行う入国審査官の仕事も増え、残業をしなければならないケースも多くなるでしょう。

勤務環境は改善される可能性がある

とはいえ、日本政府としては、入国審査にかかるストレスを少しでも軽減したいと考えています。

具体的には「入国審査官を増やす」「入国審査ブースを増やす」といった方法で、少しでも効率よく入国審査を進めたいと考えているのです。

この傾向は、入国審査に携わる入国審査官にとっては1人1人の負担を軽減することに繋がりますので、勤務環境が改善される傾向にあることを期待できます。

入国審査官の勤務時間・休日・仕事は激務?