映画宣伝の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
映画宣伝の働き方
一般的な映画配給会社で働く場合、勤務時間は9:00~19:00くらい、1日の実働は7.5時間~8時間程度です。
他業界の企業に勤める場合とさほど変わりはありませんが、エンターテインメント業界は10時始業というところや、「フレックスタイム制」を採用しているところも多くあります。
これは映画に関わる仕事は非常に多忙で流動的に働くことが多いためで、会社が定めるコアタイムに出勤していれば、それ以外の時間帯は比較的に自由に働くことができます。
休日は基本的には土日休みですが、自社が配給した作品の公開初日やイベント等がある場合には、休日出勤をすることも珍しくありません。
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試写会がある日の1日
パブリシティ担当の1日
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映画宣伝の勤務時間
映画宣伝の勤務時間は、厳密に決められていません。
マスコミからの問い合わせは、早朝・深夜問わずきますので、それにタイムリーに対応しなければならないからです。
また製作中のロケや、取材対応などで早朝勤務や深夜勤務になることも多いため、映画宣伝の仕事はフレックスタイム制をとっているところが一般的です。
毎日決まった時間に出勤する必要もないため、仕事が入っていないときはお昼から出社したり、逆に早めに帰ってゆったり休息をとったり、リフレッシュすることも可能です。
現場や打ち合わせ先に直行直帰などもあり、仕事後そのまま買い物をしたり、映画を観て帰ったりもできます。
映画宣伝の休日
不規則な勤務になりがち
会社としては勤務時間が定められているところは多く、土日祝日は基本休みとされています。
ただし、映画のスタッフや、芸能事務所のマネージャー、マスコミは土日祝日が休日ではないため、取材や映画のイベントなどが土日に入ってくることも少なくありません。
映画宣伝の仕事の鉄則として「電話にはすばやく出る」「出られない場合は、必ず迅速に折り返す」というものがあります。
そのため、たとえ土日祝日でも仕事に対応しなくてはならないことは多く、実際の休日は不規則なものになりがちです。
映画公開後は大型連休
担当の映画が本格的に始動すると休みもままならなくなるぶん、その映画が公開し、宣伝がひと段落すると大型連休を取ることもできます。
周囲の人々も映画宣伝がどれだけ忙しく、休みなく働いているかを知っているので、休みには寛容なことが多く、宣伝部内でもお互いに仕事をサポートしつつ、休日を回しています。
映画宣伝の残業時間
マスコミや、芸能事務所など、宣伝に協力してもらうために不可欠な相手とスムーズに交渉やコミュニケーションをはかることが宣伝の仕事です。
なるべく勤務時間内に仕事を終わらせるような業務の効率化と、ワークライフバランスを考える傾向が強まってきているものの、やむを得ない状況は出てきます。
勤務時間内に終わる日は実質ほとんどなく、残業する日が常態化している職場も多いため、自身でのタイムマネージメントと、体調管理がとても大切です。
映画宣伝は忙しい? 激務?
さまざまな物事を進めていく上で、あらゆる人々の協力が不可欠なため、最大限相手の人の行動パターンに合わせなくてはなりません。
たとえば、ワイドショーの露出を狙ったイベントを行った日は、翌日OAの番組担当者から映画について、イベント内容についての問い合わせがひっきりなしにあります。
翌日OAの生放送にあわせて編集作業をしている番組担当者が困らないように、できるだけその場で対応する必要があり、ときには早朝や深夜でも仕事をしなくてはならないこともあります。
一般的なサラリーマンのように勤務時間が厳密に決まっているわけではないため、毎日同じように働きたい、決まった時間内で仕事がしたいという人には向いていないでしょう。
映画宣伝の休日の過ごし方
映画宣伝の休み
映画だけでなく、イベントごとや趣味などのエンターテインメントはすべて仕事に役立つので、気分転換することは重要です。
ロケ先が遠方だった場合は、そのまま宿泊して旅行気分を楽しむ人もいますし、連休をとって海外旅行に行ったり、映画館を回ったりなど、さまざまな楽しみ方をしています。
フレックスタイム制を活用
映画宣伝は出勤時間が自由であることを逆手にとって楽しむ人もいます。
宣伝の仕事に不可欠な携帯電話とパソコンで、逆にいうと、これさえあればほとんどの仕事はどこでも進めることが可能です。
仕事の電話は携帯電話にかかってくることが多いため、必ず自分のデスクについていなければならないということはなく、カフェや自宅など好きな場所で仕事をすることができます。
また打ち合わせやミーティングのない日は早めに帰って家で仕事をすることもでき、多忙ながらも慣れてくれば自分の時間は捻出しやすいのがこの仕事の魅力でもあります。