映画宣伝の会社にはどんなところがある?

映画宣伝を行う会社の分類

映画宣伝を行う会社はさまざまです。

国内には数十社に及ぶたくさんの映画配給会社が存在し、それぞれの会社の規模によってさまざまな作品の配給を行い、映画宣伝部という部署で自社作品の宣伝を担当しています。

映画配給会社は、下記に挙げられるようなさまざまな規模に分かれています。

メジャー系邦画配給会社

東宝、松竹、東映、日活、角川映画など

メジャー系洋画配給会社

UIP、20世紀フォックス、ワーナー・ブラザーズ、ソニーピクチャーズ、パラマウンピクチャーズジャパン、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンなど

インディペンデント系配給会社

ギャガ、東宝東和、ヘラルドなど

ミニシアター系配給会社

フランス映画社、シネカノン、アップリンク、ユーロスペースなど

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宣伝業務を委託するケース

配給作品数が多く、配給会社の宣伝部内で手が回らなかった場合に、映画宣伝を専門に扱う宣伝会社に宣伝業務を委託する場合もあります。

また、宣伝や広報をフリーで行う人も多くいます。

この人たちは、配給会社や宣伝会社に所属しながらマスコミや配給会社の中で人脈と仕事の信頼を培い、独立してフリーになるというパターンが一般的です。

1作品ごとや年契約など、配給会社とその都度契約して宣伝業務に携わります。

基本的には、大きな会社であるほど仕事は分業化されていて、扱う映画も多いため専門の会社(予告編製作会社や宣伝会社等)に委託する場合が多くなります。

一方、ミニシアター系の小さい配給会社では、宣伝部という名のつく部署がなく、買い付けから宣伝まですべて1人で担っている場合も珍しくありません。

アメリカの映画配給会社で働くには

「ハリウッド映画」の本場アメリカでは、非常に規模の大きな会社がいくつもあります。

アメリカの大きな映画配給会社は、以下の6社をあわせて「6大スタジオ」といわれています。

・ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
・ウォルト・ディズニー・カンパニー
・ワーナー・ブラザーズ
・ユニバーサル・ピクチャーズ
・20世紀フォックス
・パラマウント・ピクチャーズ

ハリウッド映画のほとんどは、この6社のいずれかから配給されているといっても過言ではありません。

アメリカの映画配給会社で働くにはさまざまなルートが考えられますが、留学して映画系の学校で専門知識を身につけてそのまま就職を目指すのが一般的です。

また、語学学校に通いながらインターンとして映画配給会社で仕事をし、そこから社員を目指すという人もいます。

実際にアメリカの映画配給会社へ勤めることは、文化の違いや言葉の壁などもあり、日本で働くこと以上に厳しいといえるでしょう。

しかし日本の配給会社でも、海外作品を担当する際には外国人の担当者やスタッフともコミュニケーションを図る必要があるため、語学力を身につけている人は多いです。

一度日本で映画宣伝を経験し、実力をつけてから本場アメリカにわたるという人も少なくありません。