漫画家になるための学校はある?(大学・専門学校)
漫画家になりたいと考えた時、学校をどう選ぶかは非常に気になるポイントです。
本記事では、漫画家になるための学校の種類や学費、選び方などを紹介します。
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漫画家になるための学校の種類
漫画家になるために必ずしも専門的な学校などで学ぶ必要はありませんが、進学を考える場合は以下の方法が考えられます。
- 漫画コースのある専門学校に入る
- 美術系の大学に入る
こうした学校を出れば必ず漫画家になれるというわけではありません。
しかし、漫画を描くために必要な基礎技術や知識を学んだり、道具の使い方などを身につけたりするには、学校でプロに指導してもらうのが確実です。
もちろん漫画専門ではない学校に行って、部活やサークルで漫画を描くという方法も考えられますが、それはあくまでも趣味の範囲での活動です。
プロを目指したいと思っている人には、物足りないかもしれません。
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漫画家になるための大学
美術系の大学ではデッサン等の基本から指導されるため、画力をアップさせたい人には最適です。
漫画のことだけを学ぶわけではありませんが、さまざまな美術に触れ感性を養いながら、作品作りを進めていくことができるでしょう。
美術系の大学に進学した場合、学費は学校によって大きく異なり、年間100万円から200万円程度かかることが多いようです。
漫画家になるための専門学校
専門学校の場合は、大学よりも漫画に特化したカリキュラムが組まれ、以下のように具体的なスキルを学ぶことができます。
- 具体的な漫画の描き方
- ストーリーの構成の仕方
- キャラクターデザインの方法
など
また現役の漫画家を講師に招くなど、特色ある授業をしているところもあります。
専門学校によっては出版界等にコネクションがあり、実際にプロの編集者からアドバイスをもらったり、アシスタントの求人を紹介してくれたりすることもあるようです。
学費は年間数十万円から100万円程度で、2年制をとっているところが一般的です。
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漫画家になるための通信講座
学校に通いプロに指導してもらいたくても、スケジュールや費用の問題で難しい場合、通信講座を利用し、スキルを身につけるのもひとつの方法です。
テキストやDVDを使う通信講座であれば、自分の生活リズムに合わせて好きなときに学ぶことができますし、通学制の学校よりも比較的安価で学べることも特徴です。
また課題を提出し、添削してくれる講座を選ぶことで双方向の教育が受けられるほか、スクーリングがあったり、個別の対面指導を受けられたりすることもあるようです。
通信講座もカリキュラムや費用はさまざまですから、講師のプロフィールや講座内容などをよく確認して、合ったものを選ぶようにしましょう。
独学で漫画家になれる?
漫画家は独学でもなれる
漫画家になるために学歴は関係なく、美術系の大学や漫画を学べる専門学校に行ったからといってデビューできるわけではありません。
実際に中学・高校・大学などの在学中からデビューする人も多くいますし、漫画に関する勉強を全くしたことがない独学でもデビューした漫画家は大勢います。
学校の勉強は必要か?
漫画家を目指す際に「学校の勉強は必要なのか?」という疑問を持つ人もいるでしょう。
漫画家は、自分の頭の中でアイデアを膨らませ、ペンを動かしてストーリーや絵を描いていきますが、セリフを考えるには言葉(語彙)を知ることも必要ですし、学校生活のなかから漫画のヒントが生まれることもあります。
漫画家にとって学校で勉強することは損にはなりません。
娯楽系漫画の場合
娯楽系の漫画の場合、学校で習った内容の中からアイデアを膨らませることが多くあります。
たとえば『聖闘士星矢』はギリシャ神話を題材にしていますし、『ONE PIECE』も、実際の海賊の歴史などが元になっています。
恋愛系の漫画を描きたい場合も、舞台となるのは学校が多く、学生時代の経験からヒントを得られることもありそうです。
学習漫画の場合
学習漫画は、読者が勉強をしたり知識を深めたりするためのものです。
こうした本の漫画を適切に描いていくには、漫画家もその分野に関する知識を持っている必要がありますから、学校で得た知識は大いに役立つでしょう。
企業広告の漫画の場合
企業広告の漫画を担当する場合、その企業や商品のコンセプトを理解して漫画を添えるという性質上、理解力が重要なポイントです。
その企業の意図や背景、商品やサービスをどのようにとらえて表現するかは、学校で習ったことがヒントとなることが少なくありません。
漫画家の学校選びのポイントは?
学校選びで重要にすべきポイントは、以下のようなものがあります。
- 教育の内容
- デビューへのチャンス
- 業界へのコネクション
1.教育の内容
絵について学べる学校は多々ありますが、中には「課題だけ提出すればあとは自由に描いて」と放任される学校もあるようです。
もともと一定のスキルがある人であれば問題ないかもしれませんが、基礎から学びたい人にとっては物足りないでしょう。
とくにデジタルの制作ソフトについては、独学で学ぶのは難しいため、学校で教えてもらったほうが早く確実に使いこなせるようになります。
各学校の授業の進め方などは事前によく調べて自分に合ったところを探しましょう。
2.デビューへのチャンス
学校によっては、出版社への持ち込みの場を取り持ってくれたり、学内オーディションでデビューの可能性があったりするところもあるようです。
バックアップが手厚い学校の場合、学生のスキルや知識が保証されているため、出版社も協力してくれることが多いようです。
3.業界へのコネクション
アシスタント先を紹介してもらったり、デビュー後も人脈をつくってコンスタントに仕事をお願いしたりなど、つながりで成り立っているのが漫画業界です。
そのため学校がどれだけ太いパイプを持っているかは重要なポイントになります。
OBに漫画家デビューしている人が多い学校で学べば、自分のデビューの確率も上がるかもしれません。
漫画家になるための学校選びのまとめ
漫画を描くために必要な基礎技術や知識を学んだり、道具の使い方などを身につけたりするには、学校でプロに指導してもらうのが確実です。
美術系の大学ではさまざまな美術作品や歴史に触れながらデッサン等の基本から指導されるため、画力をアップさせたい人には最適です。
専門学校の場合は、大学よりも漫画に特化したカリキュラムが組まれ、漫画を描くことに直結するスキルを学ぶことができます。
また、スケジュールや費用の問題で難しい場合、通信講座を利用し、スキルを身につけるのもひとつの方法です。
各学校の授業の進め方やデビューへつながる場があるかどうか、業界へのコネクションの有無などを調べ、自分に合った学校を選びましょう。
もちろん、学校に通わず独学でデビューした漫画家もたくさんいます。
出版社とコネクションのある専門学校
漫画業界はつながりで成り立っているので、出版社とのコネクションがある学校に入るとデビューの可能性がグッと上がります。
ヒューマンアカデミーなら、出版社とのつながりが深く、現役編集者の特別講義もありますし、アシスタントの求人も集まってきます。
編集者と関われる機会が多いので、デビューにつながる可能性が他の学校と比べて高く、過去に481作品がデビューを果たしているのです。
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