翻訳者(翻訳家)の1日のスケジュール・生活スタイル

翻訳者の1日のスケジュール

翻訳者は、高い語学力や人生経験、ビジネス経験を生かせる仕事として、語学系の職業のなかでも人気があります。

しかし、実際はコツコツとした作業をデスクに向かって積み重ねていく仕事がほとんどで、決して派手な仕事とはいえません。

同じ翻訳者でも、一般企業や翻訳会社、制作会社などに所属する社内翻訳者か、フリーランスかによって、働き方は大きく異なります。

フリーランスの翻訳者は、時間に際限がなく業務にあたることができます。

そのため、集中力の高い翻訳者や締め切り前においては、仕事とプライベートの時間をはっきり切り分けることなく、1日中業務に没頭してしまう人もいるようです。

フリーランスの翻訳者のスケジュール

ここからは、フリーランスとして活躍している翻訳者の1日を紹介していきます。

05:00 起床
家族が起きてくる前の早朝の時間を使って、昨晩翻訳した部分をクリーンな頭でもう一度見直します。
07:30 家族の朝食準備、送り出し
家族を送り出すまでは主婦業を優先します。
09:00 メールチェック
業務の頭に切り替えます。

メールをチェックし、海外から依頼を受けているデイリー案件を1時間半で仕上げます。

海外がクライアントの場合、時差関係で夜中に重要なメールが届いていることもあり、メールチェックは毎朝ドキドキです。

12:00 ランチを取りながらスカイプでミーティング
来月から始まるプロジェクトの資料翻訳を受けているため、それに関連した打合せをスカイプで行います。

最近はテレワークを進める企業が増えているため、打ち合せに企業に出向く機会は減っています。

14:00 休憩
仕事の効率を上げるためにも休憩は必ずとるようにしています。

この日は駅前のドラッグストアに買い出しに行く家事を休憩にかねて。

17:00 ブラッシュアップ
今進めているジャンルの翻訳が今後も続きそうなので、専門用語のリサーチと予習を海外のWebサイトや専門書を使って勉強しておきます。
19:00 夕食と家事
家族が帰ってくる時間から逆算して、夕食の支度とその合間に仕事を少し進めます。

納品できるレベルになるまで、文書の精度を高める読み直しも、この時間に行うことが多いです。

22:00 メールチェック
最後にメールをチェックして、急ぎの連絡がないかを確認し、やり残した作業をきりのいいところまで進めます。

翻訳会社で働く翻訳者のスケジュール

次に、翻訳会社に勤める正社員として活躍する翻訳者の1日を紹介します。

08:30 出勤
今日は週に一度の査読会(勉強会)があるため、早めに出社し割り当ての部分の翻訳に最終チェックで目を通しておきます。
09:00 査読会
同僚の訳を参考にしたり後輩にアドバイスをしたりして、次回の課題を割り振ります。
09:30 メールチェック
メールをチェックし、昨日提出した分の翻訳ドキュメントの戻しに目を通します。

おおむね方向性やニュアンスのさじ加減はいいようだったので、そのまま進めることにします。

12:00 ランチを取りながら海外のニュースサイトに目を通す
生きた言い回しや情報を仕入れるためにも、必ず取り扱う言語のネイティブに一日に一度は触れるようにします。
14:00 新規の案件について打合せ
クライアントを交えて、新規の案件についての打合せをチームで行います。

次回のプロジェクトでは統括担当に抜擢され、気合が入ります。

16:00 図書館へ
資料探しのため、最寄りの図書館にタクシーを飛ばして向かいます。

予約確保ができたので、閉館までに間に合えば今夜と明日に使うことができます。

18:00 退社
ノー残業デーのため、途中で翻訳作業を取りやめて退社します。

のってくるとはかどるので中断してしまうのはとても残念です。

22:00 資料で勉強
今日図書館で借りてきた資料に目を通し、気になる表現や言い回しは専用のノートにストックしておきます。

このような地道な積み重ねが欠かせません。