秘書のやりがい・楽しさ・魅力
秘書のやりがい・楽しさ
上司からの感謝の言葉
秘書はいつも裏方として働く存在ですが、仕事で一番やりがいを感じられるのは、上司から直接「ありがとう」と感謝の言葉を伝えられたときです。
地道で目立たない仕事も多いものの、しっかりと頑張りを認めてもらえたことから達成感が生まれ、それが自信となり、これからも頑張ろうという活力が湧きます。
外部から評価されたとき
上司だけでなく、自分が関わった外部の人からお褒めの言葉をもらえたときもやりがいを感じます。
トップの人たちの発言や行動は、その企業や団体のイメージを大きく左右します。
秘書も取引先の重役やお客さまと直接接することがあり、もし秘書が良い対応をして好感を持たれれば、企業に対するイメージがアップする可能性もあります。
普段から責任感を持った行動が求められるためなかなか気が抜けませんが、自分の行動そのものが自分の所属する場の評価に繋がると思えば、自然とやる気も出てきます。
難しい仕事をこなせたとき
秘書の仕事では、頭を悩ませる難しい状況に直面することがあります。
たとえばスケジュール調整一つとっても、同じ時間帯に複数の予定が入ってくれば、どの予定を優先させるべきかを考えなければなりません。
どれも重要な予定であった場合には相手に日程変更を依頼したり、こちら側のスケジュールを一から考え直したりといったことも頻繁に出てきます。
また、資料作成に関しても、自分ではなく上司が使うものですから、「どのようにすれば喜ばれるか?」「どんな情報が必要なのか?」を判断し、的確に表現するなど非常に頭を使います。
言われたことをそのままやるのではなく、自分で気を利かせなければならない場面も多々ありますが、難しい仕事を無事にこなすことができたときには、大きなやりがいを感じられます。
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秘書の魅力
重役のそばで働ける
企業経営や重要な役職に直接関わる人たちの近くで常に働ける仕事はそうありません。
また、秘書は少数精鋭の場合が多いため、秘書一人ひとりが高い意識を持って働いていることも魅力的に感じられます。
さらに、社内のさまざまな部署の人たちと顔を合わせる機会が多く、人脈が広がるのも魅力のひとつです。
ビジネスに役立つスキルが身につく
秘書の仕事は、マナーやコミュニケーション能力、交渉力、判断力、事務処理能力などが欠かせず、スキルもどんどん高まります。
これらは他の仕事をする場合でも役立つスキルであるため、もし他の仕事に挑戦することになっても順応しやすいといえます。
どんな仕事にも応用できる基本スキルが身につく仕事であることは、秘書の大きな魅力の一つです。
人生経験が役立つ
秘書は毎日仕事をする中ではイレギュラーな事態もたくさん出てきますので、人生経験を重ねた人のほうが、それらに上手く対応できることもあります。
いつまでも日々仕事をしながら学び、反省し、次に生かすことの繰り返しです。
秘書は自分の「人となり」が大きく出る仕事なので、高い意識を持って日常を過ごし、見聞を広げたり人間性を高めたりすることが大切です。
求められることが多く厳しさもありますが、自分の人生経験がそのまま仕事に生かせるのは大きな魅力だといえます。