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仕事体験談

自分が扱う商品が好きになれるかどうかがとても大切

回答者 : なつみさん(女性/29歳)

職業名 : 食品製造小売業 販売現在の状態 : 経験者経験年数 : 5年

仕事内容
京都に本社を構える老舗日本茶専門店に営業職として新卒で入社しました。

入社後1ヶ月間の研修を経て本社配属になり、本店での販売業務を5年経験しました。

社員数は正規・非正規あわせて約300人、勤務地は京都の他に大阪、東京などがありました。

仕事内容は本店での接客販売業務をメインに、会社が主催する各種イベントで講師なども務めました。

学生時代には企画や広報の仕事に興味がありましたが、説明会に訪れたときお店の雰囲気や販売員さんの雰囲気がとても良かったことで興味が湧きました。

また、一つのことに対して知識を深めること、その知識を魅力的に伝える仕事がしたいと思い志望、就職しました。
仕事のやりがい
接客の仕事の醍醐味は直接お客さまから「ありがとう」と言っていただけることです。

製造や事務の現場も経験しましたが直接消費者と話したり感謝される場面はほとんどなく、モチベーションの維持が難しいなと感じることが多かったのに対し、接客業では自分の気遣いやおもてなし次第でお客さまの喜ぶお顔をみることができます。

顔なじみのお客さまが「あなたがいるから」と引っ越して遠くなったにも関わらず遠方から買いに来てくださるなど嬉しいことが沢山ありました。
覚悟しておいた方がいいこと
人と接する仕事なので、理不尽なことを要求されたり、こちらに非がないクレームを付けられる、大きな声で怒鳴られるということもしばしばあります。

若いうちは特にそのような場面に接することも多いと思いますが自分だけで解決しようとせず、職場の先輩などをうまく頼ってください。

また販売員はシフト制なので土日休みがなかなかとれません。

友人や恋人との時間は作りにくいと思います。
給料・待遇
大卒入社で初任給が20万円と最初はごく一般的な水準でしたが、一生懸命働いても人事評価が高くても昇給がほとんどなく、28歳で辞めるときも額面は残業代込みで23万円程度でした。

なんとなく残業代を申請しにくい雰囲気が現場にありサービス残業することが多かったです。

ボーナスは年2回で大体給料の1.5ヶ月分が支給されました。
この職業の恋愛・結婚事情
女性が多い会社でしたが、全体的に結婚は遅めで30歳を過ぎてから結婚、35歳頃に産休育休をとられる方が多かったです。

とくに百貨店の売り場に配属されると出会いが少なく、恋人も結婚もできないという話を良く聞きました。

百貨店の別の売り場の方と仲良くなって付き合う方もたまにいらっしゃいました。

本社勤務の場合は社内恋愛(不倫も)が意外と多かったです。

結婚後も仕事を続ける方が多かったですが、妊娠を機に退職したりパート勤務に切り替える方も多くいらっしゃいました。
この職業を目指す人へのメッセージ
食品を扱う仕事は嗜好品(人によって好みが様々)を扱う仕事でもあるので、まず自分がその食品、商品が好きになれるかどうかがとても大切だと思います。

好きだからこそ自分なりにその食品の魅力を考えたり伝えたりすることが上手くなり、結果お客さまにも喜ばれ、売上もあがる…理想かもしれませんがあなた次第で皆にとって幸せが広がる仕事ができるかもしれません。

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