「ソムリエ」の名がつく職業・資格(12選)
もちろん、それがソムリエの代表格といえますが、最近はソムリエブームから発展し、さまざまな分野における専門知識や技能を有する人のことを「○○ソムリエ」と名付け、続々と登場しています。
なかにはまだあまり知名度が高くないものもありますが、少しずつ資格取得者も増えており、これから私たちの生活にもっと根付くかもしれません。
ここでは、「ソムリエ」と名がつく職業・資格にはどのようなものがあるのか、概要を紹介していきます。
ソムリエ(ワイン)
ソムリエ(ワイン)は、ホテルやレストランなどに勤務し、料理やお客さまの好みなどを考慮しながら最適なワインを提案する仕事です。
ワインに関する知識を豊富に持っており、商品の仕入れから保管、また品質管理にまで広く携わります。
ソムリエはまた、接客のプロであることも求められ、お客さまの食事シーンをより素晴らしいものへと演出する重要な役割を担います。
ソムリエの仕事紹介ページ
野菜ソムリエ
野菜ソムリエは、野菜や果物の知識を持ち、そのおいしいレシピや食べ方を人に伝える野菜と果物のスペシャリストです。
一般的に、「日本野菜ソムリエ協会」が認定する資格試験に合格し、この分野の活動をする人のことをいいます。
料理教室の講師、食品メーカーでの開発担当、あるいはメディア出演、農家と連携した地域活性化など多様な活躍ができる職業であり、注目度が高まっています。
野菜ソムリエの仕事紹介ページ
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日本酒ソムリエ
日本酒ソムリエとは、料理やお客さまの好みに合った日本酒を選定し、提供するプロフェッショナルのことをいい、「唎酒師(ききざけし)」と呼ばれることもあります。
日本酒の種類や造り方、歴史などに関する豊富な知識を持ち、人々に日本酒の楽しみ方とおいしさを伝える役割を担います。
飲食店での活躍のほか、日本酒販売や商品開発の現場でも活躍できる仕事です。
焼酎ソムリエ
焼酎ソムリエとは、料理や食事のシーン、お客さまの好みに合った焼酎を選定し、提供するプロフェッショナルのことをいいます。
「焼酎唎酒師(ききざけし)」と呼ばれることもあります。
種類も飲用方法もバラエティーに富んだ焼酎の豊富な知識を持ち、お客さまに最適な一杯を提案します。
飲食店での活躍のほか、焼酎販売や商品開発の現場でも活躍できる仕事です。
茶ムリエ
茶ムリエとは、別名を「日本茶インストラクター」といい、さまざまな種類がある日本茶についての効能、飲み方、収穫地などの知識や教養を持ち、それらを生かして活動する人のことをいいます。
日本に古くから伝わるお茶の魅力やおいしさを一般の人々にわかりやすく伝える役割を担っており、お茶屋さんで働く人を中心に資格取得者が増えています。
コーヒーソムリエ
コーヒーソムリエとは、コーヒーに関する深い知識と淹れ方の技術を持ち、一般の人々にコーヒーのおいしさを伝え、コーヒーのある生活の楽しみ方を提案できる人のことをいいます。
「コーヒーマイスター」や「コーヒーコーディネーター」をはじめとするいくつかの民間資格があり、それらを有する人のことを通称コーヒーソムリエと呼ぶことが多くなっています。
紅茶ソムリエ
紅茶ソムリエは、紅茶に関する深い知識や種類、淹れ方の技術を持ち、紅茶の魅力やおいしさを人々に伝えるプロフェッショナルのことをいいます。
「紅茶コーディネーター」や「紅茶アドバイザー」など複数の民間資格があり、これらを取得して活躍する人のことを紅茶ソムリエと呼ぶのが一般的です。
レストランやカフェ・喫茶店で働く人の資格取得が多いようです。
オリーブオイルソムリエ
オリーブオイルソムリエとは、オリーブオイルの特徴や魅力を把握し、その品質を鑑定して、一般の人々にアドバイスできるプロフェッショナルのことをいいます。
一般的に、日本オリーブオイルソムリエ協会が認定するオリーブオイルソムリエ資格取得者のことをこう呼び、飲食店や料理教室などで生かす人がいるほか、自身の食生活の向上にも役立てることができます。
ハーブソムリエ
ハーブソムリエとは、多様な種類があるハーブの効果効能等に関するあらゆる知識を持ち、それを生かした暮らしの提案をする人のことをいいます。
ハーブのブレンドの方法から、おいしいハーブティーの入れ方などまで、多様な方面からハーブの魅力を人々に伝えます。
ストレスの多い現代社会、また世の中の健康意識の高まりとともに、注目度が高まっている職業の一つです。
だしソムリエ
だしソムリエとは、和洋さまざまな料理に使う「だし」についての豊富な知識を持ち、適切にアドバイスできるプロフェッショナルのことをいいます。
かつお節や昆布、煮干しなどの日本料理に使うだしはもちろん、フランス料理に使うストックや肉のだし、中華料理の鶏だしなど、あらゆるジャンルのだしについての知識を身に付けることで、飲食店や食品メーカーなど、多様な場でその知識を生かすことができます。
シガーソムリエ
シガーソムリエとは、シガー(葉巻)に関する知識を持ち、その楽しみ方を人々に伝えられる人のことをいい、「葉巻ソムリエ」と呼ばれることもあります。
世界各国にはさまざまな種類のシガーがあり、それぞれ味も香りも異なります。
活躍の場は主にバーやシガー専門店となっており、豊富な知識を生かしてお客さまの気分や好みにあった一本を提案することが、この仕事の主な役割です。
温泉ソムリエ
温泉ソムリエとは、全国各地に点在する温泉に関する効果効能の知識を持ち、人々に正しい入浴法のアドバイスができる人のことをいいます。
一般的に、温泉ソムリエ協会が認定する温泉ソムリエ資格を取得した人をこう呼びます。
観光業や宿泊施設で働く人が業務に生かしているほか、温泉関連の雑誌による記事執筆などメディアで活躍する人もいます。
この記事のまとめ
このように、最近はさまざまな分野で「ソムリエ」と名がつく資格が登場しています。
現在のところ、これらの資格は職業として生かしている人もいますが、趣味の延長線上で取得する人も多いのが実情です。
興味を持った方は、今後の状況の変化にも注目してみるとよいでしょう。
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