鍵師のつらいこと、大変なこと、苦労

忙しさの波が激しい

鍵師は、基本的にお客さまから依頼を受けて現場へ出向き、作業を進めます。

しかし、鍵のトラブルというのはいつ起こるかわからないため、お客さまのニーズに確実に応えるためには、常時待機しておく必要があります。

鍵屋によっては365日、24時間対応しているところもあるほどです。

もちろん、企業に勤める場合は交代制で働きますし、独立開業するのなら自分で営業時間を定めることができます。

しかし、休みは不定休になることが多く、日によって案件量もだいぶ波があります。思い通りにいかないという点は、この仕事のつらいところだといえます。

さまざまな案件に対応する難しさ

「鍵のトラブル」といっても、さまざまな事例があります。

さらに、鍵は膨大な種類のものがあり、それぞれ必要な技術や知識も変わってくるため、一人の鍵師がすべてに対応できるとは限りません。

鍵師の収入は、基本的に「1件あたりいくら」という形で、案件に対応するたびに入ってくることになります。

そのため、せっかくお客さまから依頼を受けても、もし対応できないものがあれば、売上につなげることができません。

鍵は常に進化しているため、職人として、常に技術を向上させていく熱心さが求められます。

独立した後の苦労も大きい

鍵師は、比較的独立開業しやすい仕事ですが、リピートが難しい商売であり、常に新しいお客さまを探す必要があります。

しかしながら、「仕事がほしいから」といって利益率の低い仕事まで何でもかんでも受けていると、薄利多売になって赤字に追い込まれ、すぐに廃業というケースも見受けられます。

近年、鍵屋の数は増えており、黙っていればお客さまが見つかるというケースはめったにありません。

安定して稼ぎ続けるためには、きちんと経営計画を立てて、必要な営業や宣伝活動をしていく必要があります。

鍵屋は、たしかに職人の要素が大きな仕事ですが、同時に、お客さまを獲得して信頼してもらうサービス業としての一面もあることを理解していなくてはなりません。