ワインに関する資格の種類一覧

ひと昔前は、ワインといえば「特別な日に飲むもの」「一部の愛好家だけが楽しむ敷居が高いもの」といったイメージを持たれがちでしたが、最近ではワインを気軽に楽しめる店なども増え、一般の人の暮らしの中にも随分と普及し始めてきたようです。 こうした変化のなか、ワインの知識やサービスの技術を証明する資格も複数誕生しています。 それらは、ワインのプロフェッショナルであることを示すものから、ワインに興味を持つ一般の人が気軽に取得できるものまで、難易度も種類もまちまちです。 ここでは、そんなワインに関する資格のうち、最も代表的なものを紹介していきます。

ソムリエ(日本ソムリエ協会)

飲食店で活躍するサービスマン。料理やお客さまの好みに合うワインを選び、提供する

日本ソムリエ協会が認定するソムリエは、ワインおよびアルコール飲料サービスをするうえで、必要となる基本的な知識・技術を身に付けていることを示す資格認定制度です。

受験資格は、一般の人の場合、以下の職務を通算3年以上経験し、第一次試験日においても従事している方となっています。

◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務

シニアソムリエ

シニアソムリエは、日本ソムリエ協会が認定するワインの資格制度であり、「ソムリエ」の上級資格となります。

受験のためには協会認定のソムリエやワインアドバイザーであることのほか、ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後3年目を迎え、さらにワインおよびアルコール飲料を提供する飲食サービス業を通算10年以上経験し、第一次試験日においても従事している必要があります。

マスターソムリエ

マスターソムリエとは、日本ソムリエ協会が認定する称号のひとつです。

「シニアソムリエ」の資格を有し、ソムリエ歴20年以上かつ協会の役員としてその功績が顕著な人が協会から推薦を受け、選考委員会で認定される名誉称号となっています。

ワインに関する非常に深く高度な知識・技術があることが証明されます。

ワインアドバイザー

ワインアドバイザーは、日本ソムリエ協会が認定を行う、主に酒類の販売・製造に就いている人を対象とした資格制度です。

2016年以降、同協会によって呼称が変更され、ワインアドバイザーはソムリエに呼称を統合されています。

シニアワインアドバイザー

シニアワインアドバイザーは、日本ソムリエ協会が認定する資格制度であり、「ワインアドバイザー」の上級資格となります。

2016年以降、同協会によって呼称が変更され、シニアワインアドバイザーはシニアソムリエに呼称を統合されています。

ワインエキスパート

ワインエキスパートは、ワイン愛好家のために作られた日本ソムリエ協会が認定する資格制度です。

ソムリエとほぼ同内容の資格となっていますが、ワインエキスパートは受験に際して職種や経験は不問となっており、ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識、テイスティング能力を有する人であれば受験が可能です。

趣味の資格として、ソムリエと同等程度のワインの知識を有することが証明されます。

シニアワインエキスパート

シニアワインエキスパートは、ワイン愛好家のために作られた日本ソムリエ協会が認定する資格制度であり、「ワインエキスパート」の上級資格となります。

受験資格として、同協会認定のワインエキスパート、かつワインエキスパート資格認定後5年目を迎えること、さらに年齢30歳以上であることが掲げられています。

ワインエキスパートよりも、ワインに関するより深い知識があることが証明されます。

ソムリエ(全日本ソムリエ連盟)

全日本ソムリエ連盟が認定するソムリエは、ワインおよびアルコール飲料サービスをするうえで、必要となるテイスティング力やサービス力などを身に付けていることを示す資格認定制度です。

日本ソムリエ協会の「ソムリエ」資格よりも若干認知度は低いといわれていますが、全日本ソムリエ連盟の資格の場合、実務経験がなくても指定の講習を受けることで取得が可能です。

プロフェッショナルソムリエ

プロフェッショナルソムリエは、全日本ソムリエ連盟が認定する資格制度であり、同協会の「ソムリエ」の上級資格となります。

ソムリエやワインコーディネーター資格を取得した上で指定の講習を受け、さらに試験に合格することで取得が可能です。

ソムリエとしてより高度な知識、技術を持つことが証明されます。

ワインコーディネーター

ワインコーディネーターは、全日本ソムリエ連盟が認定する資格制度であり、ワインの魅力や楽しみ方を消費者に伝えることができるだけの知識・技術を有することを証明するもの資格です。

資格を取得するには、協会が指定する講習会でワインの原料・醸造の基礎知識やテイスティング、ワインの歴史等を学んだのち、資格試験を受けて合格する必要があります。

ワイン検定

ワイン検定は、日本ソムリエ協会が主催する検定試験です。

ワインに関する多種多様な資格の中ではベーシックな内容となっており、飲食業に従事していない一般の人であっても、20歳以上でワインに興味を持つ人や、ワインのある生活を楽しみたい人であれば、誰でも受験が可能です。

協会が主催する講習会で要点を学んだのち、同じ日に行われる検定試験に合格することで認定されます。

ワインに関する資格を認定する団体としては、大きく分けて「日本ソムリエ協会」と「全日本ソムリエ連盟」の2つが有名です。 両者とも多種多様な資格制度を認定していますが、それぞれ受験資格や難易度が異なることには注意が必要です。 ワインを愛する人が増えるに従い、プロとしてのスキルを示す資格のみならず、誰でも気軽に受験できる資格も徐々に増えつつあるようです。