葬儀屋に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
どのような職業でもそうですが、葬儀屋を志すにあたって気になるのは、自分が葬儀屋に向いているのかということでしょう。
本記事では、葬儀屋に向いている性格や必要なスキル、反対に向いていないのはどんな人かを紹介します。
葬儀屋に向いている性格・適性
真摯な気持ちで仕事ができる
冠婚葬祭ビジネスは、人の人生に関わる仕事です。
特に死と直面する葬儀屋は適当な気持ちで仕事に臨むことは決して許されません。
悲しみを抱いている遺族に寄り添って、真心を込めて自分の仕事をできる人が向いています。
判断力がある
葬儀屋の仕事は、必ずしも予定通りにすすむものではありません。
葬儀会社は365日24時間体制としているところも多く、人の死によって仕事がはじまるため予定をたてられないのが現実です。
そのためどんなときでも常に臨機応変に対応する必要があります。
また葬儀の現場ではさまざまなハプニングが起こることもあるため、マニュアル通りに仕事を進めるだけでなく、どんな場合も冷静に判断し、なおかつその判断に責任が取れる人が求められます。
体力がある
葬儀屋は不規則な勤務で拘束時間も長くなりがちです。
仕事上、葬儀屋の都合に配慮されたタイミングでの依頼はないため、日によっては長時間労働になることもありますし、休みが取れず出勤が続く時期もあります。
また、遺体を運んだり、棺を持ち上げたり、資材を運んだりと、力仕事もこなさなければなりません。
炎天下の中で参列者を誘導することもあれば、悪天候の日に葬儀を取り仕切る日もあり、葬儀屋として働くには、体力が必要不可欠となります。
チームワークが取れる
葬儀屋の仕事はチームプレーで行われます。
1人ですべての作業を行うわけではなく、進行を決める担当から、司会をする担当、会場を準備する担当など、それぞれに役割があります。
スムーズに葬儀をすすめられるよう、仲間と協力して仕事をすることが大切です。
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葬儀屋に必要なスキル・能力
葬儀屋には、常に勉強を欠かさないことが大切です。
人の死に関わる仕事であることや、年配の人と接することが多いことから、まずはビジネスマナーが必須です。
また、葬儀は宗派などによって内容が変わるため、日頃から宗教や宗派に関する勉強をしておくことも大切です。
近年では葬儀に対する考え方が多様化し、遺族からさまざまな要望が出ることもあるため、それに対応できるスキルも身につけておかなくてはなりません。
葬儀屋はミスが許されない仕事であるだけに、勉強熱心で常に知識をアップデートしようという意識を持っている人が重宝されます。
葬儀屋に向いていないのはどんな人?
葬儀屋は悲しみに暮れる遺族を前に、常に冷静に仕事を進めなくてはなりません。
さまざまな遺族と接するなかで、もちろん感情を揺さぶられることも多くありますが、それでも常に淡々と仕事をして葬儀を執り行うことが葬儀屋には求められます。
人の死を間近にすることや、感情移入しすぎて精神的に苦痛を感じてしまう人は、葬儀屋として長く働くことは難しいでしょう。
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葬儀屋の適性のまとめ
葬儀屋に向いているのは、悲しみを抱いている遺族に寄り添って、真心を込めて自分の仕事をできる人です。
葬儀の現場ではさまざまなハプニングが起こることもあるため、どんな場合も冷静に判断し、なおかつその判断に責任が取れる人も葬儀屋に向いています。
また、チームプレーができる人、勉強熱心な人も向いているといえます。