執事の年収はいくら? 日本・海外の給料についてくわしく解説
執事の平均年収・給料
執事の給料は、その人の執事としての能力や経験、またお客さまからの信頼度によって大きく異なります。
使用人として働く人は大勢いますが、なかでも執事は、主に家事を担当するハウスキーパーよりも求められる能力が高く、また業務内容も多岐にわたるため、得られる収入は比較的高額となります。
執事の手取りの平均月収・年収・ボーナスは
似た職業であるコンシェルジュをもとに算出すると、平均年収は400万円前後となると考えられます。
ボーナスを考えない場合、月額総支給額は33万円ほどとなり、月の手取り額は26~27万円ほどになると見込まれます。
現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業と同程度と考えられるでしょう。
ただし、この仕事は経験によって培ってきたものが活かされる面がとても大きいことが特徴であり、ベテラン執事になればなるほど、高額な収入を得られる傾向もあるといわれます。
執事の初任給はどれくらい?
諸外国の場合
ある調査によれば、アメリカで働く執事の年収は日本円にして約350万円~880万円と発表されています。
また、2013~2014年にかけて英国王室が「家事手伝い」の求人を行った際には、週に40時間の1年契約で報酬は約245万円でした。
食事と住居が提供されるため、給料は安く抑えられているようですが、初任給としては十分な金額であるといえます。
日本国内の場合
また、執事サービスを提供しているある企業の求人広告によると、月給は正社員で16万円~48万円となっています。
さらに、準社員の時給は950円~1,600円となっています。
これまでの経験や職種、勤務形態にもよりますが、一般的な会社員と同等程度の初任給が見込めると考えてよいでしょう。
執事の福利厚生の特徴は?
執事サービスを提供している企業に所属する場合、交通費の支給や賞与・昇給制度・社会保険当を利用できるようです。
お客さまが直接雇用主となる場合は、契約の仕方によって待遇は変わってくるでしょう。
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執事の給料・年収の特徴
収入には大きな幅がある
執事の給料は、本人の実力だけでなく、お客さまからの信頼も大きく関わってきます。
また、お客さま自身の収入や家族、邸宅の規模、雇っているスタッフの人数や働く地域などさまざまな要素が関係します。
給与の形態も月給制であったり時給制であったりとさまざまで、そのため一概に平均を出すのが難しいのが実情です。
派遣されるか、直接雇用か
執事には、執事サービスを提供する企業から派遣され、それぞれの雇用先で執事として働く人もいれば、お客さまと直接契約を結び働く人もいます。
こうした雇用形態によっても手取り額が変わり、直接契約をしている人の方が収入は高くなることが多いようです。
仕事の大変さに見合った給料
執事の仕事内容は多岐に渡ります。
ときには財産や調度品の管理、また税務や子どもの進学に関することなど、大きな仕事を任されることも少なくありません。
長く勤務してお客さまから信頼を得られるほど大変な仕事を任されることも増えますが、それに伴い給与や待遇がアップしていくのが一般的です。
執事が収入を上げるためには?
日本国内にも執事サービスを提供する企業がありますが、そのような会社に採用されて執事として働く場合も、能力や経験などによって給料に大きな差があります。
実力が認められた場合、時給にしてなんと3万円程度をもらう人もいるようです。
さらに勤務実績が良かったり、お客さまから認められるようになると、ボーナスが支給されることもあります。
執事は、お客さまのニーズにお応えするためにさまざまな業務を素早く、的確にこなさなければならず、また時間的にも柔軟性を求められるなど、大変な面も多々ある仕事です。
しかしながら、お客さまから大きな信頼を寄せられるようになれば、その分だけ収入や待遇面でも十分な見返りがある仕事だといえるでしょう。