執事のつらいこと・大変なこと・苦労

執事のつらいこと・大変なこと

一切の手抜きが許されない

執事というと、お客さまの指示通りに仕事をすればいいだけの仕事と考える人もいるかもしれません。

また、家庭内での家事は楽だと考える人もいるでしょう。

しかし、同じ家事だとしてもお客さまに喜んでいただくためには、手抜きは許されません。

お客さまによって細かいところまで気を遣ったり、些細な変化にも気が付いたりしなくてはならないのが執事の仕事です。

また、お客さまからの要望には無理難題や力仕事も多いため、精神的・肉体的にもハードな仕事でもあります。

無理難題にも臨機応変に対応

執事は、傍から見ると少々「わがまま」と思うようなお客さまの要望にも、必ず応えなくてはなりません。

「料理には、この産地のこの食材を使ってほしい」「1時間後までに○○を用意してほしい」など、執事は主人からさまざまな要望をぶつけられることがあります。

ここでいちいちイライラとしてしまったり、すぐに「無理です」と諦めてしまったりするような人は、執事には向いていないのです。

執事の仕事のすべてはお客さまの満足のためにあります。

それを頭で理解するだけでなく、きちんと納得したうえで行動し続けなくてはなりません。

どうしても仕事内容が幅広くなるため、あらゆる方面に対する知識やネットワークが必要になりますし、柔軟性や臨機応変な対応が求められることは、この仕事の大変な部分です。

執事の悩み

たとえば一般的な仕事であれば、目標の80%や90%の成果を上げれば「よくやった」と褒めてもらえることも多いでしょう。

しかしながら、執事の仕事では最低でも100点満点、できることなら100%プラスアルファの感動をお客さまに与えなければ、成功したとはいえないのです。

もちろん、どのような仕事でも常に100%を目指す必要があります。

しかしながら執事の大変なところは、あくまでも評価は相手基準に合わせて行われるという点です。

人はそれぞれ、さまざまな価値観や嗜好を持っていますから、何を正解とするかも異なります。

また、その場の状況やお客さまの気分によって、執事に求める対応も変わってくるものです。

大げさにいえば、昨日して喜んでくれたことを今日同じようにやったら怒られた、ということも発生します。

このようなことを踏まえたうえで、いつでも完璧を目指さなくてはならないと思うと、相当大変な仕事だということがわかるでしょう。

執事を辞める理由で多いものは?

執事を辞める理由で多いものは、お客さまから信頼を得られなかったというものです。

執事の仕事はお客さまとの相性もあるため、どれだけ真摯に仕事を行っていたとしても、気に入ってもらえなければすぐに解雇されてしまう可能性もあります。

一方、一度信頼を勝ち取ることさえできれば長きにわたって仕事をすることも可能です。

一生同じお客さまに仕えて仕事をすることも珍しくありませんし、親子二代や親族一同にわたって世話をすることもあります。