審判に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

審判に向いている性格・適性

冷静で細部にこだわるタイプが、審判には向いています。

どの競技でもルールはかなり細かなところまで定められており、ルールによっては実際に起こりうるプレーと照らして考えないと理解しにくいものもあります。

審判はそういったルールを一つずつ理解したうえで、実際のプレーのなかでどのように運用していくかを考えなければいけません。

もちろんそのルールに則って、ゲームをきっちりとコントロールできる冷静さも求められます。

また、審判は試合前に登録メンバーの名前や背番号が出場メンバーのそれと一致しているかといったことも、チェックしなければなりません。

ユニフォーム一つとっても、商標の位置や大きさ、色、つけ方まで、ルールで細かく決められています。

ユニフォームから試合で使う道具まで、細かくチェックすることも審判の仕事の一つですから、細部にこだわるタイプの人に向いている仕事です。

審判は複雑なルールを理解して運用できる明晰さと冷静さに加えて、細かな部分まで目が行き届く面も併せ持っている必要があります。

審判になるには

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審判に必要なスキル・能力

そのスポーツの経験や知識

審判はまず、そのスポーツが大好きな人でなければ務まりません。

選手としてもその競技の経験者であれば、なお適任です。

もちろん経験者でなくても審判になれますが、経験者の方が細かなところまで目が届きやすく、つぎのプレーの展開も予測しやすいですから有利な面があります。

その競技に馴染みがあり、知識も豊富にあることは審判になるための重要な条件の一つです。

また、サッカーやラグビーなどのように選手と同じようにフィールドを走り回らなければいけない競技の場合は、体力や運動能力もかなりのレベルが求められます。

強大な権力に見合った能力

審判は自分の判断で試合の進行を止めることもできるわけですから、その試合においては強大な力が与えられています。

基本的に審判の判定は絶対的なものですから、監督やコーチ、選手は、審判の判定に従わなければなりませんし、彼らが反抗的な態度を取れば退場させることもできます。

審判にはそれだけ大きな権限が与えられている以上、ルールを完璧に把握していることはもちろん、それを的確に運用する能力が備わっていなければいけません。

さらに、ゲームをコントロールし、選手に気持ちよくプレーさせるという強い責任感も、審判に求められる大きな資質の一つです。

プロスポーツにおいてはとくに誤審は許されませんから、試合中は高い集中力を持続することが求められます。

審判に向いていないのはどんな人?

プロ野球やJリーグのトップレベルの審判などを除いて、多くの競技では審判はアルバイトやボランティアに近いカタチで務められています。

プロ野球やJリーグの審判でも、高額な報酬を安定して得られる人は限られていますから、何よりもそのスポーツを愛している人でなければ務まりません。

ですから、まずはその競技に特別な愛着がない人は審判に向いていないといえます。

そのうえで、ルールを細部まで理解してきっちりと運用できる能力や責任感も求められる仕事です。

一つのジャッジがその試合の勝敗を大きく左右することもあるだけに、審判は大きなプレッシャーを背負って仕事をすることになります。

単に職業として安定した報酬を得たいと考える人には割に合わず、向いていない仕事といえます。