データ分析と創造性が融合するSEOの世界
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.00
- 仕事内容
- 4.00
- やりがい
- 4.50
- 働きやすさ
- 3.50
- 給料・年収
- 3.00
- 休日・待遇
- 3.50
- 成長・将来性
- 4.00
メッセージ-
SEOの仕事は数字とにらめっこする地味な作業だと思われがちですが、実はユーザー心理を読み解く洞察力と、クリエイティブな発想が求められる奥深い世界です。
毎日同じことの繰り返しじゃなくて、検索エンジンのアルゴリズム変更に対応したり、競合分析から新しい戦略を考えたりと、常に頭を使う刺激的な仕事です。
最初は専門用語の多さに圧倒されるかもしれませんが、焦らず少しずつ知識を吸収していけば大丈夫。
私も入社当初はGoogleのコアアップデートとか言われても「??」って感じでしたが(笑)、今では自分から情報をキャッチして対策を考えられるようになりました。
デジタルマーケティングのスキルは今後どんな業界でも重宝されると思います。
特にSEOは費用対効果の高い施策として企業からの需要も高く、将来性のある分野。
興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてください!
仕事内容-
勤務地は東京都新宿区で、社員数は約100名くらいの中規模会社です。
私はWebマーケティング事業部に所属し、主にポータルサイトのSEO対策を担当しています。
1日の流れとしては、朝はまずアクセス解析ツールでサイトのパフォーマンスをチェック。
キーワードごとの順位変動や流入数の増減をモニタリングして、問題があれば原因を探ります。
午前中はデータ分析がメインで、午後はそれを基にしたコンテンツ改善や新規コンテンツの企画・制作指示などを行います。
週に1回はチームミーティングがあって、KPI達成状況の共有や次の施策について議論します。また、月末にはレポーティング作業があり、上司や関連部署向けに成果をまとめます。
他にも、社内のSEOに関しての相談を受け付ける窓口を設けて、組織全体のナレッジ向上にも貢献しています。
これが結構楽しくて、同僚の悩みを解決できたときはすごく嬉しいです。
やりがい-
この仕事の最大の魅力は、自分の施策が明確な数字として結果に表れることでしょうか。
特に、長期間かけて取り組んだキーワードで順位が上がったときの喜びはたまりません!
去年の夏、競合がひしめく難関キーワードで取り組んだ施策が実を結び、3ヶ月かけて10位圏外から3位まで上げることができたんです。
それによって月間のCVが1.5倍になって、営業部から「問い合わせ増えてすごい助かる!」ってLINEもらえたときは本当に嬉しかったなぁ。
地道な作業の積み重ねが実を結んだ瞬間でした。
また、ユーザーの行動や心理を分析して「こういうコンテンツが必要だ」と企画したページが予想以上に反響を呼んだときも達成感がすごいです。
数ヶ月前に企画を立ち上げて、実際の利用者の声を集めたコンテンツを作ったんですが、直帰率が大幅に下がって滞在時間も伸びました。
データだけじゃわからないユーザーのリアルな悩みに刺さったんだと思います。
こういう「仮説→検証→成功」のサイクルが回ると、マーケターとしての自信にもつながりますね。
つらいこと-
正直きついなと感じるのは、Googleのアルゴリズムアップデートで順位が急落したときですね。
先日も大型アップデートがあって、朝出社したら主要キーワードが軒並み圏外に吹き飛んでて「あぁ…」ってなりました。
それまでの施策が全部無駄になったような気持ちになりますが、冷静に分析して対応するしかないんですよね。
また、SEOは成果が出るまでに時間がかかるのに、クライアントや上司からは「なぜ結果が出ないのか」とプレッシャーをかけられることも。
「もう少し待ってください」と言いつつ内心ヒヤヒヤすることもあります。
他にもつらいのは、競合サイトの動向チェックが欠かせないことです。
ライバルが新しい施策を打ってきたらすぐに分析して対抗策を考える必要があり、常に気を張っている状態が続くと精神的に疲れることも。
それから、デジタルマーケティングは進化のスピードが早いので、常に勉強し続けないと置いていかれます。
平日は仕事で疲れてるのに、週末も業界ニュースやセミナー情報をチェックする習慣が必要で、オンオフの切り替えが難しいときもあります。
これは覚悟しておいた方がいいかもしれません。
向いてる人-
SEOマーケターに向いているのは、分析好きで根気強い人だと思います。
データをじっくり見て「なぜ?」と考えるのが苦にならない人は適性があるでしょうね。
また、トレンドの変化が早い分野なので、常に学び続ける姿勢も大事です。
逆に向いていないのは、すぐに結果を求める性急な人かも。
SEOは即効性のある施策ではなく、3ヶ月〜半年くらいの時間軸で効果を測定することも少なくありません。
「今日やって明日結果が出る」を求める人には物足りないと思います。
あとは完璧主義すぎる人も苦労するかも。SEOは「正解」がない世界で、Google側も明確なルールを公開していません。
手探りで仮説と検証を繰り返す曖昧さに耐えられる柔軟性が必要です。
なりたい人は、まずGoogle公式のSEOガイドラインを読むところから始めるといいですね。
あとはWordPressでブログを立ち上げて、実際に自分でSEO対策してみるのも勉強になります。
独学でも十分スタートできる分野ですよ。
給料・年収-
現在29歳で、入社して3年半ほど経ちます。給与は月収37万円くらいで、手取りだと29〜30万円といったところ。
年収は賞与(夏冬各1.5ヶ月分くらい)を含めて500万円ほどです。
入社時は月収30万円からのスタートでしたが、毎年の評価で少しずつ上がってきました。
業界的には平均かちょっと下くらいかな?正直もう少し欲しい気もしますが、仕事の裁量が大きくて、リモートワークも週2日OKなど、働き方の自由度を考えると総合的には悪くないと思ってます。
会社の待遇としては、残業代は全額支給、社会保険完備、交通費全額支給があり、また資格取得支援制度があるので、Googleアナリティクスやリスティング広告の資格取得の際に補助が出ました。
あと、マーケティング関連の勉強会参加費も月1回まで会社負担なのは嬉しいポイントです。
成長・将来性-
うちの会社は比較的若いメンバーが多くて、失敗を恐れずにチャレンジできる環境だと感じています。
上司も「まずやってみて、ダメなら軌道修正すればいい」というスタンスなので、色々な施策を試せるのが成長に繋がっていると思います。
SEOの将来性については、検索エンジン自体の進化はあっても、企業がユーザーとの接点を作る重要な手段であることに変わりはないので、需要はなくならないでしょう。
ただ、従来型のテクニカルSEOだけでなく、AI活用やユーザー体験の最適化など、より総合的なスキルが求められるようになると思います。
実際、ここ1年くらいでもChatGPTなどのAIツールが登場して業界の風景が変わりつつあります。
キーワード選定や初期コンテンツ作成の効率は格段に上がりましたが、差別化するためには「人間ならではの視点」がより重要になってきていると実感します。
SEO担当者としては、単なる検索順位を追うだけでなく、コンテンツマーケティングやUXデザイン、データアナリストとしての側面も強化していくことが、今後のキャリアには必須だと考えています。