地方公務員は幅広い知識が身につくジェネラリストを目指す人にはおすすめの仕事

投稿者プロフィール

地方公務員(行政事務) よねさん

30代前半(就労時) 女性経験:6年0ヶ月

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
3.50
仕事内容
3.50
やりがい
3.50
働きやすさ
3.50
給料・年収
3.00
休日・待遇
3.00
成長・将来性
3.50
メッセージ

地方公務員として6年働きました。

その間に、医療事務・産業系の補助金を担当しましたが、いずれも深い知識が身につきそうなタイミングで、人事異動があり、全く新しい分野の業務を担当します。

このスパンが退職まで続くのが地方公務員の人事異動なので、特定の分野に縛られずに、色々な分野を幅広く経験したい方には、地方公務員はおすすめです。

一方で、何年もかけて特定の分野を掘り下げたり、大きく事業を進めたいようなスペシャリストタイプの方は、もどかしく感じるかもしれません。

仕事内容

勤務地は、いわゆる役所です。人事異動で働くフロアが変わります。

勤務先規模は、私の場合は、千名以上でした。

仕事内容の詳細は、主に、申請内容の手続きの案内、確認、受理手続きです。

これは医療事務でも補助金でも大きく変わりませんでした。

職場での役割は、窓口における住民対応です。

場合によっては、実際の対応は委託業者にお願いし、私は困難案件の際に、対応を代わるような役割のときもありました。

仕事の流れは、住民からの相談、受付対応(手続きの案内)→申請受理→手続き→受理完了の連絡の繰り返しでした。

なるには

就職活動としては、とにかく広く浅く勉強することです。

採用枠に寄りますが、大卒程度であれば、憲法・民法・経済法などの分野を広く浅く学び、ひたすら過去問を解く。

高卒程度であれば、数的推理、判断推理、国語、数学などの基礎的な知識をひたすら問題を解きまくると、7~8割程度の正答率まで上がるので、そうすれば採用されると思います。

やりがい

仕事のやりがいや魅力は、やはり直接住民の悩みを解決することに携われることです。

私が働いた6年間では、主に窓口における住民対応が中心でしたが、目の前の住民一人ひとりに合わせた対応により、無事に申請までたどり着けるときに達成感を感じましたし、丁寧に感謝されたときは、より満足感がありました。

特に、高齢の方で、ゆっくりゆっくりとその方のペースに合わせて時間をかけて、申請完了までこぎつけたときは、私はすごく仕事のやりがいを感じました。

向いてる人

特定の何かを成し遂げたいというよりは、手段にこだわりはあまりなく、人のために何か役立つことをしたいという人は、地方公務員が向いているかもしれません。

また、激しい出世争いは無く、基本的に年功序列の世界なので、処分を受けるようなことをしない限りは、毎年昇給し、ある程度の職位にはなれるので、安定志向の人は良いかもしれません。

給料・年収

年齢は、22歳から28歳まで、勤続年数は、6年間、月収は、手取り25万円前後、年収は400万円前後。

待遇は、年休はそのときの上司によって、取りやすい時とよっぽどの理由が無いと取れない時と両極端でした。

あと、もしかしたら今は違うかもしれませんが、当時は30時間の残業制限があったので、31時間以上の残業は申請せずに、いわゆるサービス残業をしていました。

成長・将来性

将来性という意味では、役所が倒産することは無いので、安定感が抜群の将来は約束されています。

一方で、やる気があってバリバリ働きたい、改善活動、新しい提案活動のような取組は、あまり求められていない可能性が高く、より良い将来のために動き続けたいような熱い人にとっては、将来性が薄く感じるかもしれません。

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