管理栄養士はどこで働きたいかを見極めるべし

食や、栄養に興味を持ち、この業界に飛び込もうとしている学生や社会人のみなさん。

管理栄養士は、とてもやりがいのある仕事です。

毎日の食事をサポートすることで、沢山の人たちに健康を届けられる素晴らしい資格だと思います。

その分、責任感も必要で、比較的プレッシャーがかかることもしばしばあるかもしれません。

管理栄養士を仕事にしたいと思った動機や、なぜこの道に進みたいのかをしっかりと明確にして、日々の勉強に真面目に取り組んでください。

あなたが今勉強している栄養学は、人の生活の基本となる、生きていく上でとても重要な知識です。

福島県教育委員会、郡山市中学校給食センターにて、中学校7校の給食の管理、献立作成、それに伴う事務作業を主に行っていました。

朝は８時から食材の検収、その後調理員さんが作ってくれる給食への指示管理、出来上がった給食の検食を行い、ドライバーさんが各学校へ配送するといった流れです。

お昼は作った給食を食べて休憩。

午後は、来月以降の献立作成、食材の選定作業、学校との連絡帳簿の記入等を行っていました。

アレルギー対応表などの別作業がなかなか大変で、残業することもありました。

栄養士専門学校を卒業して、まず特別養護老人ホームに就職しました。そこでは、主に調理の仕事しかできなかったため、管理栄養士の資格を受験しました。合格後、管理栄養士として働ける職場を探し、転職しました。

働きながら勉強するのは、本当に大変でしたが、なりたいという気持ちがあれば、合格できると思います。

もともと給食が大好きで、自分で給食を作ってみたいと思い、この仕事に就きました。

中学校の給食には、色々なルールがあり、その中で自分で献立作成することは、思っていた以上に大変でした。

やりたいことがなかなかできない煩わしさはありましたが、決められた中で、できる範囲で新しい事をしようと、子供が喜ぶ食品を、食品メーカーさんから取り寄せて、デザートとして提供した事もありました。

また、実際に中学校に行き、生徒たちに食育指導の授業をさせていただいた時は、誰かの役に立てているなという実感が湧いて、とてもやりがいを感じました。

管理栄養士は、まずたべることが大好きで、食べ物の栄養に興味があり、それを人に伝えたい、教えたい、または、人の健康に貢献したいなどの意思が強い人が向いていると思います。

栄養学を真面目に学ぶことはもちろんですが、人の話をしっかり聞けるということも、栄養アドバイスをする立場から、大切だと思います。