保育士の仕事をする前にまずは保育士体験を!

投稿者プロフィール

保育士 nakonakoさん

20代後半 女性経験:6年3ヶ月 群馬県

現職 / 派遣社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
3.00
仕事内容
3.50
やりがい
3.00
働きやすさ
1.50
給料・年収
1.50
休日・待遇
2.00
成長・将来性
4.00
メッセージ

保育士という仕事は、「昨日できなかったことが、今日できた!」や「自分の関わりによって、子どもたちに変化が見られた」等自分の頑張りが子どもの成長を支えるやりがいのある仕事です。

しかし、保育現場は持ち帰り仕事や残業や休日出勤で代休なし等、体力勝負で子どもたちのためという気持ちや気合いでなんとか成り立つ、福利厚生がしっかりしていない場所が多いのが現状です。

保育士は子どもの命を預かる仕事です。

「子どもが好きだから保育士になりたい」「子どもと遊んでお金もらえるなんて楽」等の甘い考えでは、成り立たちません。

また、保育園の開園時間は保護者が子どもを預けて、仕事に行くため遅刻はできません。

電車等の遅延も保護者や園全体に迷惑がかかります。

保育士というのは、責任感が一番大事です。

どんなことにも責任感を持ち、真摯に向き合うことができる人が向いています。

また、女社会で、上下関係や保護者との関わりと、子どもだけでなく、大人との関わりも多いです。

なので、どんな人に対しても人としての最低限のコミニュケーション(目を見て話を聞く、挨拶をする)を図ることが出来ない人は難しいです。

ここまで、少し厳しい視点で保育士という仕事について、書いてきましたが、「人の成長に携わる」ということは中々できる経験ではありません。

子どもの「できた!」という嬉しそうな笑顔や、保護者からの「◯◯先生のと遊んだことを娘が毎日話してくれます」等の子どもや保護者と成長の喜びを共有することがやりがいであり、この仕事で味わえる一番幸せな瞬間です。

保育士に興味がある方は、ボランティアやアルバイト等で一度保育士の仕事を体験してみることをおすすめします。

体験することで保育士の仕事の責任の重さや、やりがいを感じることができます。

この体験を通して、向き不向きではなく、この責任感を乗り越えて頑張れるか、頑張れないかを感じて判断しましょう。

そうでなければ、頑張れないのに保育士を選んでしまった方がつらい思い(子どもを嫌いになる、心が病む)をするからです。

保育士に限らず、自分に合った仕事は必ずあります。自分に合う仕事を見つけて、自分の人生を楽しみましょう。

仕事内容

<勤務地>
群馬県

<規模>
園児約120名
職員:約25名

<仕事内容>
保育士をしています。

朝は0.1歳合同保育をし、活動が始まり次第0歳児保育室に移動し、主活動、給食、お昼寝、午後の活動、夕方も合同保育という流れです。

職場での役割は、0歳児クラス担任です。

なるには

私にとって、人の成長に関わることが喜びであり、幸せだと感じ、小学校と幼稚園の免許と保育士の資格を取れる大学に進学しました。

大学で実習に行った際に、自分が用意して行った部分実習での子どもの反応や、声かけ一つでクラスのまとまりが変わる姿にやりがいを感じ保育士をしたいと思いました。

そして、その実習園に声を掛けて頂き、採用され、卒業後就職しました。

保育士は、学校に通い、単位を取得すればなることができるので、通えればだいたい誰でもなれます。

私の場合は、大学で3つの資格を取ったので、授業量が多く大変でした。

やりがい

運動会や発表会で繰り返し練習していた劇が形になったとき。

子どもたち一人ひとりの頑張る姿に感動し、この仕事をやっていてよかったと思いました。

また、保護者から「家で子どもが保育園の話を嬉しそうに話す」や「保育園に行くのを楽しみにしている」等聞くと、子どもにとって保育園が安心できる場や楽しみの場になってくれているなとやりがいを感じます。

つらいこと

つらかったのは、保育士不足で、誰も助けてくれない中、一人でクラス運営するのが大変でした。

新学期はとにかく大変なのに、経験がない学年で、誰も補助に入ってもらえず、一人でクラスをまとめていくのは、ほんとに大変でした。

向いてる人

向いている人は先を見通して考えられる人です。

発表会や運動会は2ヶ月以上前から目標に間に合うように、指導していくため、今じゃなく先を見通せる力が大切です。

向いていないのは、責任感がない人です。

責任感がなくて、保育士になりたい場合、気持ちを切り替えて責任感を持つ努力をしましょう。

志望理由

わたしがこの仕事を選んだ理由は、「人の成長を見守る仕事がしたい」と思ったからです。

高校時代野球部のマネージャーをしていた際に、レギュラーでなかった部員が、毎日一番遅くまで練習して、朝も一番に練習し、最後の夏の大会でレギュラー入りし活躍する姿を見て、人の成長に携わることに心を動かされたからです。

実際に働いてみて感じたことは、保育士の仕事の大変さです。

人の成長に関わる以上、自分の頑張りで子どもたちの成長が変わります。

保育士の仕事は子どもと関わる意外にも日誌、連絡、おたより、製作等仕事量がとにかく多いです。

仕事量をこなしながらも、子どもや保護者笑顔で関わり、全力で体を動かすことも多く、体力と気力と精神力が鍛えられました。

働く前には、全く想像つかない忙しさが働いてみて感じた素直な感想です。

働きやすさ

職場の雰囲気は温厚ですが、人が足りないくらい忙しい方が多いです。

環境は伸び伸びとしていて、自由度が高いです。

女性がほとんどなので、働きやすいです。

歳上を敬ったり、笑顔で元気に挨拶したりと基本的な社会人のマナーがなっていれば、誰でも働きやすい環境です。

給料・年収

年齢:27歳
勤続年数:3ヶ月(昨年末に結婚を機に退職し、引っ越したため)
年収:240万
給料:22万
待遇:正規職員ではなく、派遣の保育士のため残業、土日勤務なし、休憩60分、お盆休み有り、正月休み有り

休日・待遇

正規職員では、どの園も土曜日出勤や平日シフト制で時間が不規則だったため、派遣の保育士を選びました。

土日休みでプライベートを充実させることができます。

時給換算なので、働く日によって給料に変動はありますが、残業なしなので働きやすいです。

福利厚生は特にありません。

就職・転職

就職先は説明会や見学だけではなく、一日体験をさせてもらってから決めることをおすすめします。

職場の人間関係や雰囲気、園の保育の仕方は園ごとに異なるので、話を聞くより体験をおすすめします。

面接では、保育士を選んだきっかけや、何故この園を選んだか、どういう保育をしたいかが必ず聞かれます。

私は転職経験が2回あります。

1回目は、保育士2年目で、働いていた園が休みがなく17連勤とかもあり、有給消化もできない中、テスト等で評価を受ける毎日に疲れ、自由な時間が欲しくなり転職を決め、別の保育園へ転職しました。

2回目は保育士6年目で、表向きは、結婚を機に退職をしました。

本当は勤めていた保育園の保育士の保育が、youtubeを子どもに見せて半日過ごし、連絡帳は良いように偽装し、それに罪悪感を感じました。

子どものためになっていないことに気づかないことや、少しでも発達がゆっくりだと、発達を促すかかわりをするのではなく、病院に行って診断を受けさせようとする姿に保育感の違いを感じて転職しました。

恋愛・結婚

女社会なので、職場内恋愛はほとんどありません。出会いも少なく、出会いがないと嘆いてる人が多いです。

結婚相手は学生時代の同級生や合コンや友達の紹介で出会った人とする人が多いです。

シフト制で不規則な勤務形態なので、結婚を機に退職する人や正社員からパートへ働き方を変える人が多いです。

成長・将来性

この仕事を通して、子どもの発達や子どもの興味をどう惹きつけるか等学びました。

何よりも言葉の重みを感じます。

言葉は諸刃の剣で、人を傷つけてしまうことがあります。

子どものけんかの仲立ちをしているときに、特に感じます。

現在は保育園不足で、役所が子どもが通う保育園を選んでいますが、少子化になっていけば、親が通いたい保育園を選ぶ時代に変わると思います。

それに伴い、保育の質が低く、人の集まらない保育園は潰れていくと思います。

\お役に立ちましたらクリックお願いします!/