保育士は大変だけど、毎日心から笑える仕事

投稿者プロフィール

都内保育園の保育士 けいさん

20代後半(就労時) 女性経験:5年1ヶ月 東京都

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
4.00
仕事内容
3.50
やりがい
4.50
働きやすさ
3.50
給料・年収
2.00
休日・待遇
4.00
成長・将来性
4.00
メッセージ

保育士を目指すということは、あなたも子どもが好きでしょうか。

私は子どもが好きだという想いだけで、5年間、大変なこともつらいことも乗り越えることができました。

好きという気持ちは、とても重要だと思います。

保育士というと、低賃金で重労働というイメージが強いかもしれません。

ですが、ここ数年で保育業界はどんどん改善してきているように思います。

福利厚生や、国からの補助金、市区町村からも支援金が優遇されるようになりました。

これから先、もっと改善されるのではないでしょうか。

たしかに保育士は大変な仕事ですが、これ以上に毎日笑える仕事はありませんよ。

仕事内容

私は東京都新宿区の保育園に勤めていました。

0歳児〜5歳児まで園児数200人の少し大きい園で、1歳児〜4歳児まで担任を経験しました。

1〜2年目は先輩に教えてもらいながら担任をしていましたが、3年目からは後輩の指導もすることに。

行事も、最初は「七夕会」のような小さな担当だったのが、3年目になると「運動会」のような大イベントの運営を任されました。

なるには

4年制大学に通い、保育士資格取得コースを受講しました。

資格取得となると、通常よりも多く単位をとる必要があり、実際の保育園や施設に行く実習も多いので大変でした。

きつくて途中で取得を諦める友人もいたので、生半可な気持ちで資格をとることはおすすめしません。

短期大学や専門学校、独学で取得することも可能です。

保育士になってしまえば子どもにとってはみんな「先生」なので、どこで取得したかはあまり関係ありません。

やりがい

保育士にとってのやりがいは「子どもたちと楽しい1日を過ごすことができたかどうか」で決まります。

まだ言葉がうまく出ない1歳児の担任だった頃、保護者の方に「朝、〇〇先生のことを見つけると嬉しそうに保育室に入るんです。〇〇先生のことが大好きみたい。」と言われた時、とても嬉しかったです。

言葉にしなくても、子どもは楽しさや嬉しさをまっすぐに表現してくれます。やりがいを感じる瞬間です。

つらいこと

私が保育士になって1番大変だったのは、1年目の頃でした。

毎日朝から晩まで動きっぱなしで、とにかく体力勝負。

子どものウイルスは強いですから、風邪や胃腸炎がうつって休むことも多かったです。

覚えることも多いですし、子どもの命を預かっている責任も重いです。とにかく1年目はたくさん泣いていましたね。

向いてる人

保育士は、子どもが好きで、外で遊ぶことが好きな人に向いていると思います。

子どもといえど、体力は大人以上に有り余っています。外遊びに積極的に誘い、一緒に遊べる保育士は魅力的です。

一方で、自分から提案や意見を言えない人は、あまり向いていません。

子どもたちを引っ張っていけるように、自分の意見を言う練習をしていくといいと思います。

志望理由

私が保育士を目指したのは、学生時代に体操の先生のアルバイトをしていたからです。

体操教室は子どもの入れ替わりが激しく、せっかく仲良くなっても辞めてしまう寂しさがつきものでした。

保育園は約6年間通う場所なので、成長をしっかり見届けることができ、日々感動の連続です。

働きやすさ

職場の雰囲気は、そんなに悪くありません。

たまに気の合わない先輩同士がぶつかっているのは見かけますが、大人としての気遣いや思いやりさえ忘れなければ、働きやすい環境は作っていけると思います。

主に女性が活躍している職場ですが、男性保育士がいきいきとしている保育園は、雰囲気の良い園が多いですよ。

給料・年収

年齢21歳(勤続5年)で、給与は手取り20万円でした。

そのうち基本給が18万円、国からの手当てなどが入って20万円です。

ちなみに家賃補助なし、交通費は支給あり。

賞与4.5ヶ月分だったので、年収にすると保育士にしては高待遇だったと思います。

保育園によって、賞与や手当てにかなり差があるので、福利厚生はしっかりと見ておくことをおすすめします。

休日・待遇

完全週休2日。土曜日出勤が月1回ありますが、土曜出勤する週は平日に1日振替休日がありました。

年に3回、休日出勤もありました。

そこの振替休日はありませんが、6連勤以上にはならないように調整してシフトを組んでいました。

夏休みは3日ですが、自分の有給とつなげて1週間は休むことができましたよ。

社会保険に加入しており、福利厚生はしっかりとしていたので安心でした。

就職・転職

就職先は、保育園を実際に見学し、子どもたちや先生たちの雰囲気を見て選ぶことをおすすめします。

元気に挨拶ができる子どもたちで、先生が笑顔に溢れている園は、実際に働いても素敵な園だと思います。

私は現在ライター業に転職しました。理由は、保育園で毎月書いていた「園だより」が好評だったからです。

恋愛・結婚

保育士は、保育士同士で結婚する人も少なくありません。

あまり出会いのない職種だと思うので、友人の紹介も多いです。

結婚後、妊娠出産後も、仕事は続けやすいと思います。

結婚後も長く仕事を続けるのであれば、実際にママである先生が多い職場を選ぶといいと思いますよ。

成長・将来性

子どもは毎日成長していくので、保育士も毎日成長する必要があります。

試行錯誤の連続ですが、保育士としてのスキル以外にも人間的に成長できると感じます。

保育は正解がないからこそ、面白く深い職業です。

近年、保育士不足が問題になっていますが、共働き家庭の増加により保育士のニーズはとても高まっています。

これから国の支援により、さらに保育士へのサポートが厚くなると考えています。

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